お知らせ

卒園生、転園生のみなさんへ13

2023.05.15

5月15日 朝
alt
おはようございます。今日は不安定な天気となりそうです。
【七十二候が立夏の末候に変わり、タケノコがひょっこりと顔を出す頃となりました。やや遅く感じられるかもしれませんが、実はタケノコにも種類があり、収穫期も少しずつずれてきます。最も多く出回っている中国原産の孟宗竹は春先の3月中旬から、日本原産の真竹は5~6月に旬を迎えます。ですので「竹笋生」の竹笋とは、真竹だと考えられています。竹冠に旬と書く筍は、まさに旬を感じる野菜の代表。その旬は非常に短く、食べごろは土から顔を出してからわずか10日程と言われ、上旬・中旬・下旬と月を10日間に分けるのも、筍の旬からきているそうです。タケノコとはご存知のとおり、竹の芽の部分です。すくすく育つようにと、お食い初めの縁起物の一つにもなっていますね。タケノコの成長スピードは、2~3ヶ月で20mもの高さになり、ピーク時には1日に80~100cmも伸びるといわれています。竹には60個ほどの節がありますが、この節の数は、タケノコの時から変わらず同じ。それぞれの節に成長点があり、それらが同時に成長するため、竹は驚異的な速さで伸びていくそうです。筍は、掘りたてが一番美味で、朝掘りの新鮮なものはそのままお刺身でいただけるほど。掘り採ってから時間が経つほど固くなり、えぐみも強くなるので、極力早いうちに調理や下ごしらえを行います。】
人間の成長に似ている?様な気もします。幼いころはとても成長が早く、新生児期(生後30日程度)、乳児期(およそ1年)に1週間そばにいないと、様々な表情や体の動き、感情の表現などあっという間の変化を見過ごしてしまいます。ご家族はもちろんですが、私くらいの年齢となると、この瞬間がとてもいとおしく、貴重な機会に感じられてきます。『明日ありと思う心の徒桜(あだざくら-はかなく散ってしまう桜)、夜半の嵐の吹かぬものかは【意味】明日もまだ桜は咲いていると思っているが、夜更けに嵐がきて桜の花を散らすことがないといえようか、そんなことはない。-親鸞聖人』日々を大切に生きるとは、何気ない関りと風景を一度限りの時間としてとらえ、過ごしていこうとする覚悟だと感じます。子ども自身は意識していなくとも、それぞれの成長の節々で自然の力で伸びようとする力があるはずです。そんな分節に大人の力が大きく必要なのは人間の子どもだけかもしれません。だからこそ節々の見守り方も考え(乳幼児期-肌を離すな・学童期-肌を離し、手を離すな・・・)接していく時間を大切に確保していく必要がありますね。行ってらっしゃい。

午後
こどもたちにとって水ほど魅力的な素材はありません。どの子も集中力が半端ではないです。なぜここまでひきつけられるのでしょうか?雨上がりの園庭は土の様子、湿度、風の香り、お日様、生き物もすべてが何となくいつもと異なっています。さらに心の中に「どうなっているのだろう」という、興味と意欲が湧き、自然に様々な活動を生む心の動きに誘われます。
シロツメの花を水に入れてみるなど、なかなか思いつかない発想です。たくさんの水をスクウことも今回はスコップオンリーでしたが、コップやお皿でも可能なことにいつか気づくと思います。それにはたくさんの水が必要かもしれませんね!すべてが自然が与えてくれた恩恵から始まっています。自然は様々な知恵を人間から引き出します。水は低いところに集まり、器があればその中に納まります。なんと不思議で自然の摂理にかなった素材なのでしょうか。理屈ではなく子どもたちは肌身でそのことのおもしろさに気付いています。
川や海、日常でも雨上がりであれば(もう少し体が強くなれば、合羽を着て雨の中で遊ぶ、散歩することも可能)子どもたちの興味を大きく膨らませることができます。子ども自身の頭のなかは、きっと水があれば、雨が降れば遊びたい気持ちでいっぱいになっているはずです。この環境を安全に用意できるのは恐ろしさと楽しさを知っている大人です。安全と危険は隣り合わせですので、水の量、高さ、速さにはこれからの季節十分注意することが必要ですが、水は遊び道具、体を冷やす(温める)効果等、様々な力を持っています。子どもたちに積極的に準備したい環境であることは間違いありません。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

- CafeLog -