新教皇レオ14世選出!
2025.05.17


おはようございます。
コンクラーベによって新しい教皇が選出されました。アメリカ出身のロバート枢機卿(レオ14世と名乗る)です。前教皇のフランシスコ氏は貧困者に祈りをささげるばかりではなく、世界平和のためあちこちを訪問し平和を訴えかけました。
新しい教皇はそんな遺志を受け継ぐ前教皇に近しい人として評価されていますが、保守的で同性カップルなどの問題について否定的な考えを表明した等の側面もあるようです。一方ペルーなどでの布教活動が長く、移民に寄り添う姿勢も伝えており「対話と出会いを通して互いに橋を架けましょう」、「力で抑える平和ではなく、本当の平和に導いてほしい」と訴えた新教皇の思いの発信が、自国第一主義の関税政策、移民追放、分断を進めるトランプ大統領と支持者にどのような影響を与えていくのかを注視したいと思います。
カテゴリ:宗教・文化
フランシスコ教皇の死
2025.05.05

おはようございます。5月の連休もあとわずかですね!
「平和を実現する人々は、幸いである その人たちは神の子と呼ばれる マタイ五章9節」4.21に亡くなった教皇フランシスコは日本の広島長崎にも訪問し、精力的に平和のために身を惜しまず貢献した方でした。その遺徳を偲ぶとともに、聖書の平和の意味を掘り下げてみたいと思いました。
【キリストが私達に告げる平和は、何か難しいこと、遠いこと、大変なことによって「実現する」の平和ではないと思うのです。日々のささやかな歩み、その中での一つ一つを通して実現する、そんな「平和」をイエス様は示されている。そう思うのです。以前、記したことがありますが、聖書のいう「平和」はシャロームという言葉です。これは「こんにちは」から「さようなら」まで、「ご機嫌いかが」から「ハーイ」まで、実に豊かな広がりがある言葉です。日常の挨拶から始まって家族、親族、共同体、国家まで、地上の動植物から神様まで、実に幅広い意味をカバーしているのが聖書の「平和」です。平和は、相手を信じ、相手との関わりを築く呼びかけから始まる。難しい議論からではなく、相手への信頼を込めた呼びかけから始まる。平和を実現する歩みはそこから始まることを心に記し、他の人との喜ばしい信頼関係を形作って行く私達でありたいと思います。山梨英和こども園HP 園長の言葉より抜粋https://www.yamanashi-eiwa.ac.jp/kodomoen/6762/】
我が家は浄土宗ですが熱心というほどではありません。ただ仏教、キリスト教、イスラム教、老子の道教や孔子の儒教等々については学ぶように心がけています。心に宗教心を持つことはこれからの「人生」という荒波を乗り越えていく時に、そっと近くで寄り添ってくれる道しるべでもあります。そして人間がこの世の中で様々な生き物と共生する存在であることを知らせてもくれます。フランシスコ教皇は世界各国を訪れ、貧困、病い、戦争で苦しむ人々に祈りを捧げました。宗教者が自らの居場所から積極的に飛び出し、現代社会に警告する姿は実践者である宗教者の崇高な姿だと思います。為政者はよくよく心に言い聞かせてほしいものです。
カテゴリ:宗教・文化
消える書店と新たな書店
2025.03.16


おはようございます。
3.9中日新聞の「ニュースを問う」5面に「書店の灯消さないために」という記事がありました。ネットで本が買える時代となり(私も中古本をAmazonで買います)、街角の書店が次々と閉店に追い込まれています。ネットは興味ある分野の本を、安価にしかも素早く買い求める場合に重宝します。反面偏った知識や興味に陥りやすくなるという欠点もあります(エコーチェンバー)。
一方書店では思わぬ出会いもあります。自分の興味以外の出来事を表現した本は、並べられた書棚だからこそ見ることができます。ネット情報はフェークニュースもあり情報誘導されることもしばしばあることを考えると、自分自身の公正な目線を保ち続けていくためにも、能動的な視点を持ちやすい書店での情報収集は、価値が高いと考えられるのではないでしょうか。
営利を目的とした旧スタイルの書店の数は減少していますが、「人が集まる場所」としての個人経営の小さな書店や共同経営、ボランティアによる運営等、営利を必ずしも第一としない様々な書店を開業している例もあります。また中日ビルに開店した「文喫 栄」の様に大規模で喫茶店とのコラボで入場料で本が読める新しい本屋さんも登場しています。今の世の中に必要かつマッチした新しいタイプの書店が増えていくことを期待したいです。
安城市 七坪書店(https://nanatsubobooks.com/)
【はじめまして。愛知県安城市にある小さな本屋さんです。本は読む人をあらゆる世界へ連れて行ってくれます。ある教師は歴史の謎を解明するべく過去へ行きました。あるピアニストはアドリブ主義の気軽さで未来へ行ってしまいました。ある詩人は天国と地獄を旅していました。ある子どもは魔法学校へ入学してしまいました。ちょっと疲れたな・・・・、どこかへ行きたいな・・・そういう気分のときこそ七坪書店に足を運んでみてください。小さな店のなかにいくつもの世界をギュウッと詰め込みました。コーヒーも提供していますので、ゆっくりじっくり、あなただけの一冊を探してみてください。】
カテゴリ:宗教・文化
お伊勢さん
2025.03.16

おはようございます。
週末に日帰りで伊勢神宮へ行ってきました。電車はあらかじめビスタカーの2階席を予約し、名古屋駅からおよそ1時間20分程度で伊勢市駅に到着、歩いて外宮でお参り、それほどの混雑もなく順調に正宮にたどり着き参拝を済ませ、赤福のお汁粉をほおばり暖まりました。内宮へはバスで15分くらいでしょうか(渋滞あり)?とにかく人の数が多かったです。歩けないほどではありませんでしたが、人混みが苦手な小生は疲れが倍増、おかげ横丁までに手こね寿司と伊勢うどんで元気回復したのでした。なんだか「食べに来ました!」ツアーの様相を呈し、でもこれがお伊勢参りの醍醐味なのかもしれません。神様、他者への感謝を忘れず、おいしいものを食べ旧知の友と近況をやり取りするのも、人が生きていくために必要な瞬間であることをしみじみ思うのでした。
【江戸時代、自由な長旅がまだ困難なころのこと。わずか五十日の間に数百万もの人々がこぞって伊勢に押し寄せるという出来事がありました。そんな旅人たちを、伊勢に住む人々はあたたかく迎えたそうです。それは神恩感謝の深い気持ちであらゆるものをありがたく受け入れる信仰心の表れでもありました。旅人はその“おかげ”から無事にお参り出来たので、お伊勢さんへの旅はいつしか “おかげ参り”と呼ばれるようになりました。
今でも伊勢には大勢の人が参拝に訪れます。世の中の仕組みも、人々の暮らしもすっかり変わってきましたが、おかげ横丁は伊勢人の思いを受け継ぎ、晴れやかな旅の喜びを味わっていただきたいと参拝の方々をお迎えしています。どうぞ、ゆっくりと赴くまま、心が十分に満たされるまで、おかげ横丁でお過ごしください。おかげ横丁を歩く楽しみは、かつての参宮街道の賑わいや伊勢に伝わる暮らし文化に触れること。それは日本の伝統文化の価値に気づき、今の暮らしを見つめなおす事でもあります。】
カテゴリ:宗教・文化
中日歌(俳)壇
2025.02.08
ナンキンハゼ(保育園駐車場にもあります)とメジロ

おはようございます。
個人的には孫を観る祖父母の気持ち、生活では世評を表す句に目が留まりました。
「生え初めし曽孫(ひまご)の乳歯がボーロ噛む内緒話のような音させ」
孫が行うことはすべてが愛おしくて仕方ありませんね、きっと将来悩み事もたくさん抱えることと思いますが、そんな時かけてあげたい言葉です、「きみがいるだけでいいんだよ」と。
『彫り深き顔のコンビニ店員が「アタタメマスカ」と淡々という』
評者はマニュアル通りの店員をスケッチしたにとどまっていましたが、私も同じような経験をしました。そこで「ありがとう」とニコッと笑い返すと、店員さんも笑みを浮かべてくれます。たとえお金で物を買う立場であっても、当たり前ではなく、手間をかけてもらったことに感謝する日本人もいることを伝えることで、関係性に血も通うと思います。
「廃屋へ年賀はがきをねじこめり」
空き家が増える世の中です。相続者が不明、事情があり相続できないなどによって放置されている家屋が増え、自治体は対策を迫られています。私もつい最近父の実家を業者さんを通じ、若い世代に渡すことができました。子どもの頃の思い出がたくさん詰まり、また父も生前は残してほしいと願った土地、若い家族に引き継げたことで肩の荷を下ろすことができました。「これでいいよね、とうさん、じいちゃん、おばあちゃん?」

おはようございます。
個人的には孫を観る祖父母の気持ち、生活では世評を表す句に目が留まりました。
「生え初めし曽孫(ひまご)の乳歯がボーロ噛む内緒話のような音させ」
孫が行うことはすべてが愛おしくて仕方ありませんね、きっと将来悩み事もたくさん抱えることと思いますが、そんな時かけてあげたい言葉です、「きみがいるだけでいいんだよ」と。
『彫り深き顔のコンビニ店員が「アタタメマスカ」と淡々という』
評者はマニュアル通りの店員をスケッチしたにとどまっていましたが、私も同じような経験をしました。そこで「ありがとう」とニコッと笑い返すと、店員さんも笑みを浮かべてくれます。たとえお金で物を買う立場であっても、当たり前ではなく、手間をかけてもらったことに感謝する日本人もいることを伝えることで、関係性に血も通うと思います。
「廃屋へ年賀はがきをねじこめり」
空き家が増える世の中です。相続者が不明、事情があり相続できないなどによって放置されている家屋が増え、自治体は対策を迫られています。私もつい最近父の実家を業者さんを通じ、若い世代に渡すことができました。子どもの頃の思い出がたくさん詰まり、また父も生前は残してほしいと願った土地、若い家族に引き継げたことで肩の荷を下ろすことができました。「これでいいよね、とうさん、じいちゃん、おばあちゃん?」
カテゴリ:宗教・文化