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夕暮れと秋の深まりが誘う寂しさ

2025.10.25

夏が終わり秋が足早にやってきましたね!一気に寒くなり冬の到来も早まる気配です。短期間で気温が落ちていくことは、幼い子どもには少々厳しい変化だと思います。かといって厚着になってしまうと体温調整が出来なくなり、健康を損ねてしまうことにもつながりやすいため、調整がしやすい重ね着をお勧めします。汗をかき体が冷えないように保育園では脱ぎ着をし気を付けていきたいと思っています。

さて子どもたちは秋の気配に誘われて、虫取りやお花摘み、シークワサーやドングリ(クヌギ)の実や帽子を見て触れて楽しんでいます。子どもたちにとって自然物は仲良しのお友だちのような存在です。

【ドングリコロコロどんぶりこ おいけにはまってさあたいへん ドジョウがでてきてこんにちは ぼっちゃんいっしょにあそびましょ!どんぐりころころよろこんで しばらくいっしょにあそんだが やっぱりおやまがこいしいと ないてはドジョウをこまらせた🎶】

かわいい童謡の歌詞がまさに子どもたちの心情を物語っているようで、微笑ましく聞こえてきます。乳児さんは「はっと!我に返り」一人でいることの寂しさに耐えかねる瞬間があります。でも様々な自然物、仲間、大人がその心を受け止めてくれます。

秋の夕暮れは「つるべ落とし」というようにあっという間に日が暮れていきます。ご家族を待ちわびる心は時にストップが利かなくなることもあります。暗くなった玄関でお迎えにいらっしゃる父母様、祖父母様の帰りを待ち望み寂しさに耐えていることもあります。

そんなことがないように、できるだけ明るい保育室、楽しみの多い園庭、賑やかな雰囲気に努めていきますが、どうしても玄関で待ちたいというお子様もいらっしゃいますので、どうぞご理解いただきますようにお願いいたしします。保育士は決して帰宅を急がせているのではありません。子どもたちの気持ちを尊重していることをお伝えしておきます。

子どもたちにとってはお家が一番いいに決まっています!特に乳幼児期はお家で待っているご家族が恋しくなり、寒くなりかけの季節変化は特に感情が発達してきた段階では、気持ちが落ち込むこともあるのです。そのたびに私たちは元気になれるような遊びやお話、身体を使い動くなどしていきます。

「自然」、「なかま」、「大人」、沢山の支えがあることをしっかりとお伝えし、寂しくならないように幼心を支え、お手元にお返しできるように今後も努力していきます。よろしくお願いいたします。

カテゴリ:プロフェッショナル

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