秋のシャボン玉!
2024.12.02
シャボン玉活動は子どもたちが大好きな活動のひとつです。まだ暑かった9月だったでしょうか?その時は自らの口で吹いて作ったこともありましたね(2歳児クラス)。今日のシャボン玉は広い園庭、でも障害物や起伏もある場所でたくさん作ってもらったシャボン玉を観たり、捕まえたり、追いかけたりする活動です。元々は春の季語(春は暖かくなって昔から子どもたちが外の春風で遊ぶことから)であり、春の気持ちよい風で遊ぶものだったそうですが、少し冷たくなった秋風に負けないように追いかけ遊びをするのも良いと思います。
「上を向きながら走ったりするとあぶないのでは?」保護者の皆様も心配されると思いますが、まだ走力がそれほどない今の時期だからこそ大きな怪我に繋がらないとも言えます。今のうちにぶつかる痛みや怖さを知り、また、どこに何があるのかを頭に描きながら体をコントロールする初歩的な力も身につけてほしいと願います(後ろを振り返りながら揚げる凧なども、以前2歳児さんが巧みに行っていた姿がありました。)。
このような環境の中で「自分の身を自分で守る(ぶつからないような身のこなしと記憶を元にした身体使い)」、「相手の身体も大切にする」を近い将来身につけていくためにも、この「シャボン玉を園庭で追いかける!」は発達を促す素晴らしい活動だと思います。
シャボン玉とさんざん遊んだ子どもたちは、満足したら一人二人と他の活動に興味が移っていきます。一つの活動を遊び切ったからこその情景だと感じます。
カテゴリ:発達
いよいよ師走 技術革新のメリットとデメリット
2024.12.02
広がるメタバース アバター ユーチューブの世界
おはようございます。
いよいよ慌ただしくあっという間に過ぎ去ってしまう12月を迎えます。今年1年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?【師走の意味 師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」が転じたもの。他にも年が終わるという意味の「年果つ(としはつ)」が転じたという説や、四季が果てることを表す「四極(しはつ)」が転じたという説もある。】
忙しくて自己を見失いかねない日々、様々に翻弄される生活の中でも、子どもたちは懸命に目の前の1日を楽しみ、前向きに生きようとしています。その姿に触れていると「人を育てる」といった生活は、人間の一生の中で実にうまくプログラミングされていると感心させられます。特に「子どもを育てる」といった行動は、哺乳類、特に霊長類において、時間、労力は他の生き物よりもはるかに丁寧で不思議であるとも言えます。
ゴリラの授乳期間は人間よりも長く約3年間、その間母親が妊娠することはなく、片時も子どものそばを離れることなく一頭の子育てに集中します。離乳後は父親の元に連れていかれ一切を父親が面倒を見ます。父の元戸惑いを見せる子どももやがて慣れ、遊びやコミュニケーションを学び社会性を身につけていきます。大人になる頃には父子は固い絆で結ばれています。
人間の子育ては多産であるため、多くの協力者を必要とします。家族ばかりではなく子育て仲間、地域、子育てを終えた世代、様々な人々との接点があってこそ子どもたちの心は安定し、楽しく遊ぶ中で大切なことを学んでいきます。しかし高度成長期から始まった核家族化は、これらの原則を崩し始めます。しかもIT技術の進歩により情報取得が個別化され、その事が招くコミュニケーションの間接化(DX)?とでもいうべき状況や悪用されることで孤立化が発生する状況も生まれています。人間のためと考えられた技術革新が、「生きづらさ」を生んでいるとも言えます。メタバース環境でアバターを通じコミュニケーションを行うことは、良い面も多々ありますが、マイナス面や元々対面で得られたコミュニケーションのすべてを置き換えられるものでもないと考えます。「人に頼り、お願いすること」は遠慮することではありません。日々の生活で「何でもない無駄話」こそ貴重なコミュニケーションのスタートラインだと思っています。
【メタバース 今の世の中が、子どもたち、高齢者、すべての人々にとって「生きづらい世の中」になっているとすれば、その根元を探り、「原点」へと立ち戻らなければならない時でもあると思います。メタバースとは「デジタル技術を活用してインターネット上に構築された3Dの仮想空間」のことです。具体的には仮想空間上に、自身の分身となるアバターを作成し、さまざまなイベントやサービスを楽しめます。】
おはようございます。
いよいよ慌ただしくあっという間に過ぎ去ってしまう12月を迎えます。今年1年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?【師走の意味 師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」が転じたもの。他にも年が終わるという意味の「年果つ(としはつ)」が転じたという説や、四季が果てることを表す「四極(しはつ)」が転じたという説もある。】
忙しくて自己を見失いかねない日々、様々に翻弄される生活の中でも、子どもたちは懸命に目の前の1日を楽しみ、前向きに生きようとしています。その姿に触れていると「人を育てる」といった生活は、人間の一生の中で実にうまくプログラミングされていると感心させられます。特に「子どもを育てる」といった行動は、哺乳類、特に霊長類において、時間、労力は他の生き物よりもはるかに丁寧で不思議であるとも言えます。
ゴリラの授乳期間は人間よりも長く約3年間、その間母親が妊娠することはなく、片時も子どものそばを離れることなく一頭の子育てに集中します。離乳後は父親の元に連れていかれ一切を父親が面倒を見ます。父の元戸惑いを見せる子どももやがて慣れ、遊びやコミュニケーションを学び社会性を身につけていきます。大人になる頃には父子は固い絆で結ばれています。
人間の子育ては多産であるため、多くの協力者を必要とします。家族ばかりではなく子育て仲間、地域、子育てを終えた世代、様々な人々との接点があってこそ子どもたちの心は安定し、楽しく遊ぶ中で大切なことを学んでいきます。しかし高度成長期から始まった核家族化は、これらの原則を崩し始めます。しかもIT技術の進歩により情報取得が個別化され、その事が招くコミュニケーションの間接化(DX)?とでもいうべき状況や悪用されることで孤立化が発生する状況も生まれています。人間のためと考えられた技術革新が、「生きづらさ」を生んでいるとも言えます。メタバース環境でアバターを通じコミュニケーションを行うことは、良い面も多々ありますが、マイナス面や元々対面で得られたコミュニケーションのすべてを置き換えられるものでもないと考えます。「人に頼り、お願いすること」は遠慮することではありません。日々の生活で「何でもない無駄話」こそ貴重なコミュニケーションのスタートラインだと思っています。
【メタバース 今の世の中が、子どもたち、高齢者、すべての人々にとって「生きづらい世の中」になっているとすれば、その根元を探り、「原点」へと立ち戻らなければならない時でもあると思います。メタバースとは「デジタル技術を活用してインターネット上に構築された3Dの仮想空間」のことです。具体的には仮想空間上に、自身の分身となるアバターを作成し、さまざまなイベントやサービスを楽しめます。】
カテゴリ:文明社会
レバノン(ヒズボラ) イスラエル 一時停戦
2024.12.02
バイデン大統領の仲介で、拡大が心配されている戦禍が一時的に停戦となっています。しかしイスラエルとヒズボラ(イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派武装組織)の対立は根深く、長年交戦等を繰り返すことで多くの市民が犠牲になっているのが現実です。イスラエルは第二次世界大戦でホロコーストを体験し、ドイツはイスラエルに対ししょく罪の意識を国是とする立場をとっています。しかし現在イスラエルがガザに行っている行為は、ドイツ国内においてもジェノサイトではないかとの批判もあります。人間は心の中に信仰を持っているはずですが、本来信仰心によって救われるべき市民が犠牲となり、宗教が元となった殺戮が行われるといった矛盾に対して、人々を魅了し導いてきた「神」はいったいどのようにお答えになるのでしょうか?
【イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘を巡り、米国のバイデン大統領は26日、イスラエル政府とレバノン政府が60日間の一時停戦に合意したと明らかにした。停戦は現地時間の27日午前4時(日本時間午前11時)に発効すると定められた。停戦合意は、昨年10月に両者の交戦が始まって以来初めて。本格的な停戦や情勢安定化につながるかが焦点となる。ヒズボラはイランの支援を受け、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスに連帯を示す。イスラエルとヒズボラは、ハマスがイスラエルを越境攻撃した昨年10月から、連動する形で交戦。イスラエル軍は今年9月、レバノン南部への地上侵攻も開始した。米国は停戦へ向けた交渉を仲介してきた。】
カテゴリ:戦争
孫からのメッセージ8
2024.12.02
イチゴ キク ベゴニア やっとるねー!
ピカピカのすべり台 成功体験の積み重ねに ご満悦!
日曜日母親に孫を送ってもらい、1日を私たちの自宅で過ごしました。すんなりとバイバイをしてあそびに入っていきました。しかし午睡にうまく入れず、時間と共に機嫌が悪くなる、あれこれ要求はしてもコロコロ興味が移っていくなど、悪い循環にはまってしまった様です。このサイクルになると我々でも手に負えません。じっと本人の言動に合わせながら心が静かになり、疲れや気持ち良さが上回る時を待つしかありません。この写真はそんな午睡(夕刻)前の一コマです。
遊びは大好きなので、お散歩、ままごと等々ふんだんに時間を取ります。いつもの公園ではいつものように大きなおにーちゃんおねーちゃんを追いかけまわし、何やら語り掛けています。これだけ心と体を動かしても、午睡はやはりタイミングがとても大切なようで、私もその機会をつかみ損ねることは度々です。専門家?でもそのような実態です。さぞかし皆様もご苦労が多いことかとお察しいたします。どうぞ季節の変わり目ですので、お子様に対する悩み事を少しでも和らげて、この季節を乗り越えていただきますように願います!
世のお母さま、お父さま、祖父母さま、子どもたちからは疲れを上回る元気だけをもらうことを心に留めお身体をご自愛ください。たくさんのお世話で成長できるのも、大きな喜びをもらえるのもこの時期にしか味わえないことでもあります。
カテゴリ:子育て