お知らせ

ペリリュー 楽園のゲルニカ

2025.12.14

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おはようございます。
「ペリリュー 楽園のゲルニカ 映画(原作は武田一義 氏の漫画)」を先週末に鑑賞しました。以前「ザ・パシフィック(テレビドラマ)」で太平洋戦争における日米の死闘を描いた10本シリーズのうち、前、中、後編の3本で描かれるほどの壮絶な闘い(史実)は空前絶後な内容です。アニメーションでどのような表現をするのか興味がありました。戦闘シーン、殺戮のシーンはアニメとはいえとても生々しく目をそむけたくもなります。後半は「お国のため」に戦地に赴き、終戦後もペリリュー島に潜伏する日本兵34名を、説得のため日本の家族に手紙を書いてもらい、ようやく投降にこぎつけるには、なんと2年の年月がかかってしましまったのです。さすがにそのシーンは涙があふれる瞬間でした。「戦争は大切な家族を守るため」と心に刻み、一部の権威者に命ぜられるままに戦地に赴き、信じられないほどの犠牲者を出しています。戦後80年が過ぎても今もなおペリリューを始め、多くの日本人の遺骨が南方の島々に眠ったままの状態です。ご本人、ご家族にとっては言葉にできないほどの無念は消え去るものではありません。
戦争は二度と起こしても関わってもならない愚行です。安保関連法案「作らない、保持しない、持ち込ませない」、これを堅持しなければ、持ち込むだけでも開戦の理由にされ、巻き込まれるリスクが生じます(不用心な国会答弁で、他国からの様々な圧力、脅威を受けている現状を考えれば、その危険は容易に想像できます。)。様々な他国との関係性があったとしても、家族の悲しさ、国民の犠牲を生むきっかけを作るべきではないと考えます。
詳しくは【「読売オンライン」 映画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』がアニメゆえに描き出せた戦場のリアル】を検索してください。「ペリリューの戦い」史実が分かりやすく説明されています。

カテゴリ:戦争

12月8日太平洋戦争開戦の日 第六十一候「閉塞成冬 (そらさむくふゆとなる)」 12/7~12/11頃

2025.12.14

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おはようございます。
【七十二候が大雪の初候に変わり、天地の気が塞がれ、本格的な冬が訪れる頃となりました。
重く広がった灰色の雲が空をふさぎ、今にも雪が降り出しそうな空模様を「雪曇り」と言いますが、特にこの時季の日本海側の空は、この言葉がぴったりと当てはまります。山はすっかり雪化粧をし、平地にも寒風が吹き、全国的に冬一色になる季節です。】
先週末鈴鹿山脈がうっすらと雪化粧しているのが見えました。毎日堤防道路を1号線に向かって走っていると、雄大な自然の風景に季節の変化を感じられます。この時期庄内川は、早朝靄(もや)がかかり幻想的な様子を見せてくれます。また鴈が群れでV字飛行の練習をしている光景も見られます。長い通勤路の楽しみの一つです。

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12月8日太平洋戦争開戦の日
84年前の今日は日本がアメリカに宣戦布告し、真珠湾を奇襲攻撃した日です。外交的努力によって戦争を回避する政治の努力はなかったわけではありませんが、結局開戦を決断し多くの犠牲者と他国に対する許されざる多大な迷惑をかけました。私も含めたとえ当事者でなかったとしても、この史実をしっかりと心に留めて今を生きていかなければなりません。
開戦前に日本は経験と学識の豊富な者を抜擢し「総力戦研究所【この機関は国家総力戦に関する基本的な調査研究と“研究生”として各官庁・陸海軍・民間などから選抜された若手エリートたちに対し、総力戦体制に向けた教育と訓練を目的としたものであった。1945年(昭和20年)4月1日付施行の勅令第115号により廃止。研究生たちは7月から8月にかけて研究所側から出される想定情況と課題に応じて軍事・外交・経済の各局面での具体的な事項(兵器増産の見通しや食糧・燃料の自給度や運送経路、同盟国との連携など)について各種データを基に分析し、日米戦争の展開を研究予測した。その結果は、「開戦後、緒戦の勝利は見込まれるが、その後の推移は長期戦必至であり、その負担に青国(日本)の国力は耐えられない。戦争終末期にはソ連の参戦もあり、敗北は避けられない。ゆえに戦争は不可能」という「日本必敗」の結論を導き出した。これは、現実の日米戦争における戦局推移とほぼ合致するものであった(原子爆弾の登場は想定外だった)。】」を創設しました。
必敗の結論も生かされることなく、結局日本は開戦を決断し、多大な犠牲と他国への多大な迷惑をかける結果を生み出しました。軍部、政治、天皇に責任があることはもとより、噓の情報で戦意を煽ったメディア、真実に目を背け戦時体制に加担した国民にも責任はあります。この事は現代社会にも同じことが言えます。アメリカ国民の選択と混乱、日本社会の現状を考えればわかることです。
開戦日、終戦日、いまだに各国で起こる戦争について、深く考え現実世界を見つめ、政治を監視していく役割こそ私たち国民の義務であると考えます。

カテゴリ:戦争

戦場での平和貢献と軍事利用

2025.11.03

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おはようございます。
戦場で地雷を踏み亡くなる、あるいは足を吹き飛ばされるといった悲惨な状況は、戦中に限らず戦後においても民間人が犠牲になっている実態がかっての紛争地には存在しています。地雷は「悪魔の兵器」と言われる人類にとって最悪の武器です。ウクライナとロシア間の戦争は、国境を隣接しているNATO加盟国にとって、いつ何時外敵の侵攻があっても良いようにと地雷の埋設が始まることに繋がってしまっています。一方日本はコストがかからず、しかも安全な方法であるドローンを使った地雷探知に協力しています。
一方では日本メーカー(NEC)が作成した海底通信ケーブルを、ロシアが潜水艦探知用として転用した疑いが分かり、日本政府は過去の取引(故安倍晋三首相が北方領土問題を含む、平和条約締結を目指したロシアとの経済協力にて輸出した物品に関わる)ではあるが、外為法違反でNECに行政指導が行われる可能性があることを示唆しています(中日10.24一面記事)。
日本が様々な方法で「戦争回避、被害除去」を目的とした貢献をしていくことは素晴らしい活動です。反面、軍事予算を拡充(GDP2%)し戦争協力、戦争の後方支援をしていくことは、他国の紛争に巻き込まれていくことに繋がると思います。最新鋭の防衛装備をし「自国は自分たちで守る」、これはとても大事なことですが、米国やヨーロッパ、アジア諸国に協力するための方法については、必ずしも戦闘機やミサイルを配備すること、つまりは抑止力のための軍拡であるとは言えないと思います。誰かが間違って発砲してもその時点で戦争は始まり、庶民が巻き込まれる可能性があることを覚悟しなければなりません。

カテゴリ:戦争

ハマス イスラエル和平なるか?

2025.10.13

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おはようございます。
【〈エルサレム=金子靖志、ワシントン=池田慶太〉イスラエルとイスラム主義組織ハマスは9日、エジプトでの協議で、米国提案のパレスチナ自治区ガザの和平計画の「第1段階」となる戦闘停止と人質解放に合意した。13日にも人質の解放が始まる見通しだ。ただ、ハマスの武装解除やガザ統治などを巡る難題が残されており、2年に及ぶ戦闘の恒久的な和平に結びつくかは依然として不透明だ。和平計画の「第1段階」合意の発表を受けて抱き合う人々(9日、イスラエル中部テルアビブで)=APトランプ米大統領は8日、SNSで「全ての人質がまもなく解放され、イスラエルは合意したラインに軍を撤退する」と述べ、歴史的な一歩だとして仲介役のカタールやエジプト、トルコに謝意を示した。8日の米テレビの番組では、人質解放が「13日にも実現する」と指摘し、遺体を含め全員が返還されるとの認識を明らかにした。人質48人のうち、20人が生存しているとみられている。トランプ氏はまた、記者団に対し、今週末以降に中東地域を訪問する意向も示した。イスラエル首相府によると、同氏は12日にイスラエルを訪問する予定だという。-読売オンライン】
強引ではあれハマスとイスラエル和平計画が形となったこと、様々な世界の紛争解決が進んでいるこては評価に値すると思います。それと「ノーベル平和賞」は別問題であり、まして国内問題を州兵派遣や省庁削減、大量解雇、移民強制退去等、人権を抑圧する政策を実行しているトランプ氏は、「取引」といった視点においては有能かもしれませんが、「人間性」において偏っているとしか思えません。「平和賞獲得希望?」を公言するようでは所詮人間性の浅さは目に見えています。

カテゴリ:戦争

人命を軽んじるべからず!

2025.09.07

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おはようございます。
トランプ大統領は両国の仲介を目的に、アラスカで2国間協議を実施しましたが、プーチン大統領の術中にはまり込み時間稼ぎを計られたのではという見方をされています。そもそも力による領土の現状変更は国際法に違反し、世界をリードするはずの大国が、拒否権を発動したことにより実行力を失ってしまった状態です。また、ICC国際刑事裁判所はプーチン氏に対し逮捕状を発行していますが、逆にロシア当局から裁判所長(赤羽氏含む)等が指名手配されている現実です。世界的に公認されている機関から指名手配されている人物を、国賓級にレッドカーペット、大統領専用車で迎え、肝心な会談は終始プーチン大統領のペースで進められる結果となりました。政治の駆け引きはプーチン氏はトランプ氏よりも何倍も狡猾であることを忘れてはならないはずです。
基本ロシアの主張は、ウクライナが政権交代しロシアよりの国となることを望んでいます。一部の領土割譲で一時的に平和が訪れたとしても、過去の条約破棄(日ソ中立条約を始めハーグ・ブタペスト・ミンスク)から考えても、文書でさえ全く信用ならない国であることははっきりしていると思います。権威主義をふりかざし過去の栄光(ロシア帝国)を夢想する哀れな指導者を、国際社会は決して許してはならないのです。現実的には大きな制裁を科すことで自制を促すほかありません。国際社会に準拠するしか道は残されていないでしょう。またロシア国民は指導者の真意と現実を見極め、スターリンを彷彿させる独裁主義者を倒し、圧政から解放され国際社会との協調路線に向かわなければ、真に幸せとは言えないと考えます。

カテゴリ:戦争

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