お知らせ

人命を軽んじるべからず!

2025.09.07

alt

alt

おはようございます。
トランプ大統領は両国の仲介を目的に、アラスカで2国間協議を実施しましたが、プーチン大統領の術中にはまり込み時間稼ぎを計られたのではという見方をされています。そもそも力による領土の現状変更は国際法に違反し、世界をリードするはずの大国が、拒否権を発動したことにより実行力を失ってしまった状態です。また、ICC国際刑事裁判所はプーチン氏に対し逮捕状を発行していますが、逆にロシア当局から裁判所長(赤羽氏含む)等が指名手配されている現実です。世界的に公認されている機関から指名手配されている人物を、国賓級にレッドカーペット、大統領専用車で迎え、肝心な会談は終始プーチン大統領のペースで進められる結果となりました。政治の駆け引きはプーチン氏はトランプ氏よりも何倍も狡猾であることを忘れてはならないはずです。
基本ロシアの主張は、ウクライナが政権交代しロシアよりの国となることを望んでいます。一部の領土割譲で一時的に平和が訪れたとしても、過去の条約破棄(日ソ中立条約を始めハーグ・ブタペスト・ミンスク)から考えても、文書でさえ全く信用ならない国であることははっきりしていると思います。権威主義をふりかざし過去の栄光(ロシア帝国)を夢想する哀れな指導者を、国際社会は決して許してはならないのです。現実的には大きな制裁を科すことで自制を促すほかありません。国際社会に準拠するしか道は残されていないでしょう。またロシア国民は指導者の真意と現実を見極め、スターリンを彷彿させる独裁主義者を倒し、圧政から解放され国際社会との協調路線に向かわなければ、真に幸せとは言えないと考えます。

カテゴリ:戦争

戦後首相談話

2025.08.24

alt

おはようございます。
【戦後80年の「終戦の日」の15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれ、石破茂首相は式辞で「あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばなりません」と述べた。「反省」という言葉は、2013年の安倍晋三首相(当時)の式辞から使われなくなったが、石破首相の強い思いで13年ぶりに復活した。石破首相は式辞で、「今では戦争を知らない世代が大多数となった。戦争の惨禍を決して繰り返さない。進む道を二度と間違えない」と決意を述べ、「あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばなりません」と訴えた。政府高官によると、戦争を再び起こさないためには先の大戦への反省が欠かせないという首相の考えが反映されているという。首相の式辞をめぐっては、細川護熙首相が1993年にアジアの犠牲者に言及し、「哀悼の意」を表明。翌年、村山富市首相は「あの戦いは、アジアを始めとする世界の多くの人々に、筆舌に尽くしがたい悲惨な犠牲をもたらした」「深い反省とともに謹んで哀悼の意を表したい」と述べ、日本の加害責任に言及した。その後も歴代首相は「反省」を述べてきた。
しかし石破茂首相は、戦後80年の節目となる今月15日の終戦の日や、日本が降伏文書に調印した9月2日に歴史検証を踏まえた首相個人としてのメッセージを文書で出すことを見送る方向で調整に入った。朝日新聞】

様々な党内事情、風向きがあるにせよ、日本は今後の世代においても私を含め、過去の日本人が行った戦争犯罪を背負っていかなければなりません。そのことで負い目を感じるのではなく、平和を持続していくためにも、戦争の悲惨さ、二度と繰り返してはならない決意として、はっきりと国としての「反省」を表明していくべきだと考えます。戦争の引き金を引くのは、最後は一市民によって行われる可能性があることを、心に留めておくためにもはっきりと表明すべきことであると思います。人間は忘れやすい生き物です。映画、小説、アニメ、漫画等様々なメディアで分かりやすさから学べる材料はたくさんあります。世界の子どもたちが安心して暮らせる世の中、人権を保障される社会を継続していくためには、これから生きていく子どもたちを含め、戦争の非経験者こそ永続的に知る事に努める必要があります。
人間が元々「好戦的」な生き物であることを忘れてはなりません。

カテゴリ:戦争

長崎被爆80年 長崎平和宣言

2025.08.09


原爆投下後の浦上天主堂
alt
山王神社 被爆クスノキ
alt
再生後のクスノキ
alt
山王神社 片足鳥居

おはようございます。
8月になると戦争の新聞記事、映画、テレビ番組は増えます。今年は戦後80年の節目でもあることから、いっそうその機運に満ちています。戦中世代も少なくなる中、いよいよ戦争の直接体験者が不在となっていきます。一人の人間として日本人として戦争を子どもたちや青年に伝え残していく機会を大切にしていかなければなりません。

「クスノキ」作詞作曲 福山雅治(長崎県出身)
我が魂は この土に根差し 決して朽ちずに 決して倒れずに 我はこの丘 この丘で生きる 幾百年越え 時代の風に吹かれ 片足鳥居と共に 人々の営みを 歓びを かなしみを ただ見届けて
我が魂は 奪われはしない この身折られど この身焼かれども 涼風も 爆風も 五月雨も 黒い雨も ただ浴びて ただ受けて ただ空を目指し 我が魂は この土に根差し 葉音で歌う 生命の叫びを 

【被爆から80年となる今月(明日)9日の「長崎原爆の日」の平和祈念式典で、長崎市の市長が読み上げる平和宣言の骨子が発表されました。各地の紛争の即時停戦を求めたうえで、人種や国などの違いを超えた「地球市民」の視点に立った行動の重要性を訴えることにしています。「長崎平和宣言」は被爆者の代表や有識者などで作る起草委員会の議論をもとに作成され、長崎市長がまとめていて、1日、鈴木市長が骨子を発表しました。それによりますと、宣言では、核戦争への危機感を表明するとともに、世界各地で起きている紛争の即時停戦を求めることにしています。また、去年、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことに触れ、人種や国などの違いを超えた「地球市民」の視点に立った行動の重要性を訴えることにしています。そのうえで、日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求めるとともに、各国の指導者に対し、来年、開かれる予定のNPT=核拡散防止条約の再検討会議で核兵器廃絶への具体的な道筋を示すよう要請することにしています。鈴木市長は会見で「被爆者の血のにじむような努力で確立した核のタブーが、世界においても、被爆国・日本においても揺らぎ始めている。いま一度、被爆の実相についてしっかりと認識してもらい、思いを新たにしてもらいたい」と述べました。】

カテゴリ:戦争

広島被爆80年

2025.08.09

alt
死んでしまったきょうだいの火葬を待つこども

広島、長崎に原爆が投下され,2025年で80年となります。世界では相変わらず核兵器を保有する国々が存在し、保有をちらつかせて他国の領土を侵略する行為がまかり通っています。しかも世界で1,2位を誇る大国ロシアがその有様です。この現実こそ人間の愚かさであり真っ先に変えるべき人間社会の悪と危機です。
被爆体験者が次々とこの世を去ることで、核兵器、戦争の恐ろしさを生々しく伝えることもできなくなります。人間は欲にまみれた恐ろしさを持っていること、【誰もが心の中に「ナチス的」残虐性を内包していることを忘れてはならない。】と言った、映画監督ジョージ・スティーブンスの言葉(映像の世紀プレミアム 8.14日放送)が心に焼き付いています。

カテゴリ:戦争

ノーベル最年少委員長の来日

2025.08.03

alt

おはようございます。
ノベール平和賞の選考委員長ヨルゲン・フリードネス氏が来日しています。ノーベル財団の職員が受賞先の国を訪問し、受賞者(団体)と会見するのは初めてのことです。注目すべきは彼が学生時代に学んだ広島長崎の悲惨さを忘れず、考え続けてきたことにあります。様々な考えを聴けますが、ここでは抜粋して掲載いたします。詳しくは【https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241210/k10014663801000.html NHKニュースウェブ】をご覧ください。
【フリードネス委員長1「私はこれまでの仕事のほとんどの時間を、テロの犠牲者、トラウマ、証言活動に関わることに費やしてきました。その中で、追悼や記憶、証言の力が、意味のある新しい未来をどのように生み出すかを学びました。意味のある未来を見つけるには、トラウマと向き合わなければなりません。私たちは何が起きたかについて、真実を語らなければなりません。私たちは出来事に意味を与えるだけでなく、学ぶこともできます。そして、それが日本被団協と被爆者が成し遂げてきたことです。彼らは『核なき世界』に向けて進むための道徳的な羅針盤を与えてくれました」2 ノーベル委員会は、世界の安全保障が核抑止力に依存している状況で、私たちの文明が生き残ることができると信じていること自体が甘い考えだと思っています。核兵器は存在すべきではありません。すべての政治指導者、特に核保有国には一歩一歩前進する義務があります。世界の核弾頭を削減し、私たちが抱く『核なき世界』というビジョンに到達するまで必要な措置を取るべきです」3 「核保有国や、核の傘によって保護されている国々は『核のタブー』を守るために必要なすべての措置を講じることに特別な責任があります。核保有国が不確実な事態に踏み込まないよう圧力をかける責任もあります。ノルウェー、日本、そのほかの政府が取るべきは、緊張を緩和し、軍拡競争をやめ、核保有国や別の国が新たに核を持とうとすることを許さないことです。核兵器の脅威を増大させるべきではなく減らす必要があります」4 「これらの肖像画(過去のノーベル平和賞受賞者)が物語るのは、悪、戦争、それに不正義はなくなりませんが、私たちは決して諦めるべきではないということです。核軍縮に焦点を当てることで、政治指導者に圧力をかけると同時に、世界中の何百万もの人々を教育し、努力するよう促すことにもなります。日本被団協、そして、高齢である被爆者が、核廃絶に一生を捧げてきたことが伝えているのは、決して諦めないというメッセージだと信じています」】

カテゴリ:戦争

記事検索

RSSフィード

- CafeLog -