お知らせ

やんばるの自然

2025.11.22

神秘なヤンバルの生き物たち
altヤンバルキノボリトカゲ
altハナサキガエル? ナミエガエル?
altヒメハブ(この種は毒性は弱いそうです)

おはようございます。
先日「やんばるの森(HPあり)」と私の恩師に会いに沖縄へ行ってきました。1日目は「国頭村(くにがみそん)森林公園キャンプ場」のバンガローに宿泊し、夜は生き物探索ツアーに参加しました。写真のように爬虫類、昆虫、珍しいところでは「リュウキュウコノハズク(フクロウ)」の親子の情に出会い、昼間はオオシマゼミの何とも言えない不思議な鳴声にも出会うことが出来ました。生き物好きとしてはたまらない希少動物との出会いでした。ウチナー(沖縄)とヤマト(本州)の森とは、植生も住んでいる生き物も異なり、なんとも豊かな自然が残っているおもしろい場所です。また国頭へはレンタカーを借り、58号線をひたすら北上しますが、途中の「道の駅」がとても面白くて、沖縄でしかない特産品に出会います。またJAなどに立ち寄れば、シークワサーやスターフルーツ、アップルバナナなども購入可能です。マンゴーやドラゴンフルーツは残念ながら検疫で県外持出禁止植物になっていました。観光地一辺倒ではない沖縄の楽しみ方、戦跡(ひめゆり記念館・対馬丸記念館・沖縄県立博物館・がま・ニライカナイ《斎場御嶽(せーふぁうたき)・久高島》)なども日本人ならば知っておくべき悲惨な歴史と沖縄の自然信仰(神への畏敬の念を忘れない)を知るため、1度は行ってみる必要があると考えます。
恩師は元沖縄の高校教員で自然を愛し、自然体験を今なお実践している方です。私も恩納村の無人島に小学生の子どもを連れご一緒にキャンプさせていただいたことがあります。光が少なく夜はどれがどの星か分からないほどの夜空と、熱帯魚いっぱいの透明度抜群のビーチがあります。そんな先生と自然から学ぶことは数多く、何度も行きたくなる場所です。お話した内容はやはり自然、教育や福祉の話です。引きこもりや子育て支援に携わる奥様(元中学教員)も、原因は家庭にあることが多いと言われます。子どもの育ちを大人として見守ることができず「自分中心」で大人になってない親の姿、子どもにはスマフォや映像を与え相手をせず、公共のマナーや食事のマナーを逸脱しても注意、教えることがない、これでは子どもは何を「範」とし生きていけばよいのか分からなくなり混乱します。宙ぶらりんな心は行き場を失い、自分の中へ引きこもっていきます。「乳児は肌を離さず、幼児は肌を離して手を離さず、少年は手を離して目を離さず、青年は目を離して心を離さず」この言葉こそ親として子どもを育てる極意だと感じました。
それぞれの発達年齢に応じた親子のかかわりがあります。乳児期は「しっかり肌を離さず」、この質量をどれくらいかけてあげられるかで、次の発達へのつなぎの質に影響があることを心に留めておく必要があると考えます。乳幼児期は唯一無二で二度と戻ってきません!もちろん大家族ではない現代社会で一人の子ども育てあげることは大変です。保育機関、子育て支援施設は全力で支援することが必要です。子育てが後悔することがないように一緒に楽しく頑張って育てたいですね!

カテゴリ:生き方

人間 大谷翔平

2025.08.03

alt

おはようございます。
ドジャース大谷翔平選手は野球を通じ、様々な人間にとって必要な考え方の模範を示していると思います。二刀流、トミージョン手術、様々な苦難を乗り越えるための、計算された粘り強い努力を重ねています。その生き方が野球のプレー、仲間や相手選手、野球界全体の将来までを考える姿勢として現れています。
アメリカの野球では、デットボールを受けたらやり返すことが半ば黙認されているそうです。映像で見たのは対パドレス戦で乱闘寸前の雰囲気を身振り手振りを駆使し、自身が受けたデッドボールに対し、自チーム選手が過剰対応をしないように諫める大谷選手の姿でした。なんとその後にも相手ベンチに近づき知り合いの選手にジョークを飛ばし、MLBオールスターゲームでは、遺恨を残さないようにとデッドボールを投げたパドレスのスアレスと和解する機会を作っています。【米メディア「Sports Center」は、ドジャース大谷翔平投手(31)が、自らに故意死球を与えたパドレスのロベルト・スアレス投手(34)と和解する瞬間を映像で公開した。両者の間には6月19日(同20日)、9回にスアレスが3ボールから大谷の右肩下部へ死球。このシリーズでは死球や厳しい内角球が飛び交っており、大谷自身も同カード2つめの死球となった。この1球が故意死球と見なされ、両チームの間に遺恨が残る形となった。だが大谷は前日14日(同15日)、ベンチでスアレスに近づくと、わざとらしく顔をしかめて死球が当たった右肩下部を押さえておどけて見せた。握手のため右手を出していたスアレスも笑いをこらえ切れず、最終的に2人は笑顔でハグと握手を交わしていた。】

カテゴリ:生き方

差異を包み込む空気を!鷲田清一

2025.04.04

alt

おはようございます。
3月5日付け中日新聞紙面13面に「時のおもり」と銘打つ連載があります。哲学者【世界中で戦争や争いがやまなくて、毎日人が死んでいて、私は原稿を書くたび悩んでばかり。世の中は簡単に答えの出ない問題であふれている。だから、フランスで始まった草の根の対話「哲学カフェ」運動を1990年代、日本に初めて導入した哲学者】の鷲田清一氏が続けている紙面です。この日は自身が大阪で始めた哲学カフェが30年近く継続されおり、その中身について綴られています。
「意見や考えを交える中で浮き立ってくるのは、相手とじぶんとの共通点ではなくむしろ差異である」つまり「人と人は異なる」を前提として言葉を交わしていくことに意義があるとしています。その中で特に注目したことは、難しい案件は「完治」ではなく「改善」を目指していくという考え方です。物事を別の目線で見直していくことによって、新たな着想が得られる可能性を高めるために、この「哲学カフェ」があると説明されています。うまく要約できていませんので、ユーチューブなどを視聴することも、理解がしやすいと思います。

カテゴリ:生き方

生き方を問う

2025.01.14

alt
キャンプデービッド合意(1978年アメリカが仲介し合意したエジプトとイスラエルの平和条約) 

おはようございます。
昨年は世の中の「一隅を照らす」を実践した多くの人々が生を全うしました。お正月のおめでたい時だからこそ、「私たちと同じ一人の人間がなしてきたこと」に思いを馳せ、新しい年の励み、目標を明らかにし理想を掲げるべきだと思います。人間は常に反省していないと何をし始めるかわかりません。「悪に流れやすい」のが人間と心得、故人から学び、自己を省み、社会を見直し、身近な関りを軌道修正していこうと思います。
詩人の谷川俊太郎さん、私たち乳幼児教育者にとっても、絵本を通じ馴染みがあり、また教えられる言葉の数々、子どもたちの感性を揺さぶる言葉を残し、人間の成長に尽力されました。今後も多くの子どもたちが成長過程の中で関わっていくことと思います。
小澤征爾さん、世界的な指揮者であり、気さくで情熱家、自分に対し特に厳しく妥協を許さない姿勢は学ぶべき生き方です。芸術、人間を愛し世界の人々と音楽を通じてつながることを示した素晴らしい芸術家です。
ジミー・カーターさん、政治家元アメリカ合衆国大統領、様々な紛争、差別に対し現役時代はもちろん退任後も尽力し、世界の平和と人権の擁護に勤めた偉大な政治家です。派手なパフォーマンスはなくしかし粘り強くアメリカ国民ばかりでなく人類を牽引するために行った活動は大変すばらしいことです。【バイデン大統領の声明「偉大な人格と、勇気や希望、楽観主義の持ち主だった」と評した上で、「この国のすべての若者たち、そしてよき人生を生きるということはどういうことかを模索しているすべての人たちに、原則、信念、謙虚さをあわせ持ったカーター氏のことを学んでほしい」と呼びかけています。】
他にも数々の方が見えます。皆様の心や生活の中に「一灯をともした偉大な人」はどなたでしょうか?身近な人でも著名人でも、誰かの生き方を見つめ真摯に向き合ってみることで、自分自身らしい生き方も見つけられるかもしれませんね。

カテゴリ:生き方

谷川俊太郎さん逝く! 

2024.11.22

詩人 谷川俊太郎さんがなくなりました。言葉について数々の作品を通じて考え、感動し心に残る思いに触れることがたくさんありました。心から感謝しご冥福を祈りたいと思います。下記のとおり絵本の作成、翻訳も手掛け、晩年には子どもたちに戦争の恐ろしさを分かりやすく伝える作品も出版しました。

alt

alt

alt
もこもこもこ

alt

alt
へいわとせんそう

カテゴリ:生き方

記事検索

RSSフィード

- CafeLog -