新総裁は大丈夫か?党の選択はこれで良いのか?
2025.10.13

おはようございます。
自民党の新総裁が高市早苗氏となりました。ようやく諸外国に並んだ女性党首の誕生は喜ばしいことかもしれません。政治家一家ではない議員として、信念をもって生きてこられた姿勢は素晴らしいと思うのですが、タカ派として危険視されている氏が「爪を隠し?」圧倒的な党員票によって決選を制しました。麻生氏の働きかけ、茂木氏の協力などの様を観ていると、自民党の解党的再生は「今回もならず!か」と疑いたくなります。派閥政治や長老の顔色をうかがい、しかも裏金議員は排除せず安部元首相の路線を踏襲する構えも見せていく様相を呈します。公明党の斉藤代表は靖国問題、外国人対応、裏金問題などへの考え次第では連立を組むかどうかは分からない。とまで明言しています。ただでさえの少数与党が、これでは話になりませんね。
また、自民党員全員に馬車馬のように働くことを求め、自身のワークライフバランスをも捨てる、と言い放っています。今の社会状況をはき違えているようにも捉えられる発言で、信頼を回復できるとお考えなのでしょうか?大いに疑問を感じます。代表民主制のため国民が意義を申し立てる機会はやはり選挙のみです。石破総理同様、選挙惨敗を理由に自民党内からの保身者、派閥からの圧力によって短命に終わるのではないかと危ぶみます。やはり何も変わらないと思えます。
カテゴリ:政治・国際状況
ビビり!
2025.10.05

おはようございます。
28日中日新聞社説に「もっとビビらせてくれ」が掲載されました。アメリカ大統領の発言は世界中をビビらせている?と思いきや、内容はトランプ大統領側の姿勢を皮肉ったものでした。
国連での発言はまさに「地に落ちたアメリカ」を思わせるほどの内容であり、世界の憧れ、模範としての姿はもはや昔のこととなっています。エスカレーターが急停止し、身の安全をたとえ話にしつつ、国連が世界の戦争に何も影響力がなかったこと、自身は数回の戦争を停戦させてきたことを豪語し、国連への資金供出も減らすような発言を行っています。韓国に対しては属国扱い、自国には移民の力で成り立ってきた国の誇りを捨て去るような発言、力による圧力を行い事件や反感が蔓延しつつあります。
しかしアメリカ国民、政治家の中には反対意見は多いことも事実です。トランプ氏が最も恐れているのは、自己の評価、世論の動向です。極論で国民の心をとらえている間は良いですが、いつの日か化けの皮ははがれる時が来ます。このような意味でつかわれた見出し「もっとビビらせてくれ(世論)」には、メディアの大きな影響力を期待したいものです。
カテゴリ:政治・国際状況
総裁選の行方
2025.09.27

おはようございます。
世界陸上では純粋なスポーツの友情(田中希実、山本有真 各選手)が報道されています。政治の世界はいかがなものでしょうか?どの候補も自分の味方を増やすことに必死で、総裁までの短距離走に勝利するための御託を並べているように見えます。少数与党であることは野党との協力体制は避けられず、思うように政権運営ができるとは考えられない状況です。自民党の「解党的立て直し」が実行されない限りは、誰がトップになっても国民の不信感はぬぐえないと覚悟すべきでしょう。
石破総理の様に国内政治に着手する以前に短命で終わることも十分に考えられます。本当の意味での派閥解消、金権政治の終焉、悪習慣の除去が実行されなければ、自民政治の明日はないものと考えてほしいものです。また、野党も現実的な政権政党としての責任ある発言、回答を用意し、国民が安心して任せられるような組織づくりを目指してほしいものです。
カテゴリ:政治・国際状況
解党的出直し?
2025.09.20

はようございます。
石破総理の自民党改革への覚悟は後任候補に伝わるのでしょうか?自民党の一致団結は、派閥、政治資金等責任が明確にされることもなく、毎回問題に上がりますが、内輪もめの様相を呈し、何も進まずうんざりするような状況になっています。外交問題の目途が立ったのは進歩ですが、山積みの内政問題をどのようにスピード感をもって解決していくのでしょうか?物価高騰への対応、防災への備え、地方創生への取り組み、子どもを育てやすい環境構築、人を大切にする労働環境を作り「楽しい日本」を目指す等、国民が期待していた施政方針が朝令暮改になってしまわないのか危惧します。
正直言えばわずか1年で石破総理退陣は残念に思います。党内で仲間がいないと言われていましたが、徒党を組み多数に流されるような政治体制でないことに期待もしていました。多くの政治家が同じ党員同士の出方や足並みをそろえることを優先しますが、そこが古い体質の自民政治でもあり、政治資金に限らず様々を改革していかなければ、真の意味で日本の政治は変わっていけないのではないかと思います。石破総理が言うように良識的な判断ができない政党の安易なポピュリズムに乗せられず、日本の行く末を責任をもって描き進んでいける総理、内閣、議員組織を作っていかなければなりません。代表民主主義制を敷く日本では、国のトップを議員に付託しています。やはり選挙で選ばれる人をよくよく吟味する必要と義務(国民権利の行使)の実行を確実に行うことが大切だと考えます。
カテゴリ:政治・国際状況
韓国大統領 立場を踏まえた外交
2025.09.07

おはようございます。
石破茂首相は23日、韓国の李在明大統領と首相官邸で会談しました。大統領就任前は日本に対して過激な発言(日本の軍事大国化への懸念)が目立っていましたが、国の代表となってからは、「実用外交」という考え方で、歴史認識と現在二国が共有している様々な問題を、分けて協議していくという考えに転換したようです。
隣国の韓国とは文化的にも古代より深いつながりを持っており、良い点は継続発展させ、問題点は真摯に協議していく、このような姿勢で良いと考えます。世界が不安定な状況である現在は、アジア諸国が互いの理解を深めあい、結束していく時だと思います。過去を振り返ると歴史の流れは間違いも多々あり、なしたあるいはなされた被害、加害については忘れることはできませんが、その歴史認識を踏まえながらも「未来志向で・・・」といった表現にはとても共感します。他民族であることは、異なることを認められない価値観もあります。そこはお互い踏み込み過ぎず、遠ざけておくことも必要です。適度な距離感を保つことも「知恵」にほかなりません。価値観を押し付けるあう時に「争い」は生じます。
カテゴリ:政治・国際状況