お知らせ

平和への道程

2025.07.06

alt

おはようございます。
中日新聞(6.29)紙面では戦争、平和活動、政治、サッカーワールドカップ開催国賛否等々現在世界で起こっている様々な問題に関して、論評が相次ぎました。
社説ではトランプ大統領の「諍い(あらがい)」を食らう怪獣と題し、対立や不和を逆手に取り、過去の為政者が時間をかけ作り上げた平和への道を、いとも簡単に破壊していることが指摘されています。移民政策、イラン爆撃、関税政策等、すべてが「ドア・イン・ザ・フェース」といった商取引の論理(最初に受け入れがたい過激な要求《戦争》を相手に突きつけ、後でより穏健な要求《停戦》をのませやすくする)を用いているように見えます。
国内の移民問題に関しても、ICE(移民・税関捜査局)の局員がほぼ覆面と帽子で顔を覆い、手榴弾とライフルで武装し強引に不法移民を連れ去っています。子どもたちの前でもお構いなしで、誘拐に近い無茶な方法に「ノーキング」と批判が渦巻きます。そのような折に来年はサッカーのワールドカップ、2028年には多民族が集結し行われるオリンピックがアメリカ(ロサンゼルス)、メキシコ、カナダの共同開催で行われる予定となっています。国際サッカー連盟FIFA、オリンピック委員会IOCはどのような見解を持つのでしょうか?(視座-目加田 説子-中央大学教授)
一方沖縄ではZ世代の若者が、修学旅行生らに沖縄戦の戦跡や米軍基地を案内し、活発な議論を促す「平和教育ファシリテーター」となり平和教育のプログラムをコーディネイトする会社「さびら」を設立し、戦争を伝える若者を増やそうと頑張っています。
どちらが尊敬できるかと問われれば、間違いなく後者であることは明らかです。SNSに煽られ、私利私欲を爆発させる政権がいつまで続くのか分かりませんが、世界、地球が破滅する前に善良な市民が気づき、政権が交代することを強く願います。対話、平和はとても時間がかかり、うまくいかないことも多々あります。しかし本当の人間らしさを認め高めていくことを怠れば、間違った先導者に国、地球は滅ぼされてしまいます。今こそ転機だと思います。

カテゴリ:政治・国際状況

記事検索

RSSフィード

- CafeLog -