お知らせ

愛鳥週間5/10-16

2025.05.17

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おはようございます。
愛鳥週間が始まっています。名古屋市科学館では特別展「鳥」が6月15日まで開催されています。ぜひ観覧したいと思っています。フィールドでは弥富野鳥園、藤前干潟、蟹江インターチェンジのサギ繁殖、少し足を延ばせば三重県菰野町の三重県民の森などで野鳥と展示による説明が楽しめます。
昨今一番馴染み深く気にも留めない雀の生息数が減少しているようです。雀は平安時代から歌にも詠まれている小鳥です。どうして減っているのかは分かっていないようですが、自然のバランスが崩れていることが原因のように思います。鳥インフルエンザ等様々な要因で野鳥や家禽が標的にもなっています。いつまでも人間中心でいることは、結局は人間自身が生きていけない環境を創り出していくことではないかと危惧します。人間と出くわせば被害が出てしまう頻繁なクマの出没についても、山林や河川、大気の汚染、乱開発の影響を受けた気候変動などによって起きていることです。本来人間や文明を怖がり警戒するはずの野生動物が、所かまわず出没するにはそれなりの理由があると思います。もしそれが人間側が起こしていることであるならば、地球に生きる「いち生きもの」として反省し改善することは急務です。

カテゴリ:生き物・自然・人間

春をいとおしむ

2025.05.05

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おはようございます。【「兄妹の如く散りゆく山茶花の花びら今日は掃かずにおこう」島田修三 評-「兄妹の如く」という 譬喩(ひゆ-比喩)に注目した。山茶花の花は花弁五枚。それが一ひらずつ時間差で散ってゆく。そこに仲の良い兄妹の離散や死別が、あわれ深く重なっているようにもよめるのだ。中日歌壇4.20 「水あらば覗きこむ性燕来る」髙田正子 評-春になってからは、水が温(ぬく)んできたなあ、そろそろ水草が生えているかも、と覗き込む日々だったことだろう。ある日水をさっとよぎる影が・・・。燕だ!思わず空を仰ぐ。視点の転換が鮮やか。中日俳壇同日】
春を感じる2首(句)です。誰もがきっとこの季節に経験する機会がある自然現象だと思います。そこに「何を思うか?」もちろん人それぞれがあってよいのです。変わりゆく季節、迎える季節、真っ盛りの自然の動きに、何かを感じる日々の余裕と豊かさをもって生きたいと思います。

カテゴリ:生き物・自然・人間

有機的な関係づくりが有機農業を生む

2025.04.21

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おはようございます。
食料自給率が低く大きく輸入に頼っているのが日本の現状です(3.30中日新聞サンデー版)。このままでは食糧危機が襲ってきた時にどうすることもできません。この状況を変えるべく動いている自治体は全国で131市町村にのぼっています。愛知県では東郷町、岡崎市、知多半島など比較的農地が多いところに限られていますが、西部にも同じような条件の地域はあり、蟹江でも細々ですが、畑や田んぼは維持されているので可能性はないとは言えないはずです。
有機農業は化学肥料や農薬を使わず、身体にも環境にも良いとされています。また、地域の生態系の回復が見込まれ、様々な生き物が共に暮らす生物多様性にも貢献できます。長い目で見れば有機物を土壌に定期的に漉き込むことで土壌に炭素が含まれ、二酸化炭素の増加を防ぐこともできるのです。「手っ取り早く大量に」といった食料生産とは逆向きであることで、地球や人間に優しくしていくことも可能です。
そのためにも表題の通り「有機的な人間関係づくり」を意識していかなければならないと思います。地域の自然が戻れば子どもは安全に健康に成長できます。また同じ志で集まった人たちの連帯は新たな地域関係を作るための基礎にもなっていくはずです。有機農業は思わぬ副産物を含んでいます。ぜひ進めていくべきです。

カテゴリ:生き物・自然・人間

日本人はどこから来たのか?

2025.04.12

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おはようございます。
3月23日中日新聞日曜版では「日本人はどこから来たのか」と題し日本人のルーツをたどり、当時の人々がどのような選択をしたから今があるのかを伝えている。
【内容要約ー人類はアフリカで誕生(ヒト)し、4万年前に東南アジアから中国内陸部を経て琉球からやってきた縄文人(白保人)、北海道からやってきた縄文人(アイヌ民族)が日本人の元と考えられる。そして弥生時代に中国・西遼河流域をルーツとする渡来人が朝鮮半島から流入し、縄文人と住み分けから徐々に混血を繰り返し(鎌倉時代まで)現在へと繋がっている。元々多様性を許容した民族であることが分かる、単一民族と捉えがちだが、歴史を科学的(DNA解析)に調べれば、異なる結論に到達し真実が明らかになることもある。】
このことから何が分かるかと言えば、縄文人と弥生人は争うことを避け、共存の道を歩む選択をしたのではないかということです。ヨーロッパ諸国の様に一神教で他と明確な区別をする生き方(異なる文化を排除する)ではなく、多神教、八百万(やおよろず)の神信仰(アニミズム)を作り出し、共存するために双方が理解に努め、取り込みを積極的に行ったのではないでしょうか?
この様な遥か過去の「選択」を調べ解明していくことは、日本人の選択が今を生きる人間社会(「分断」と「区別」)にとても参考になるのではないかと考えるのです。古代人も同じような分断の「危機」に直面していたのではないでしょうか?そして知恵を使い争いを避け、人間が共存していける世界を形作ってきたと想像します。今こそ過去の日本人の生き方に注視すべきです。(特別展 「古代DNAー日本人の来た道」東京国立科学博物館6/15まで 名古屋市科学館7/19-9/23)

カテゴリ:生き物・自然・人間

悲観桜 緋寒桜 彼岸桜

2025.04.04

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おはようございます。いよいよソメイヨシノの花が開く気候となってきました。今日から明日にかけて雨の予報も出ています。開いたところの風と雨に影響を受けることで情緒深さも感じますが、ほどほどであってほしいと勝手なことも思います。昨日は東北地方で暴風が吹きました。西日本では乾燥による山火事が広がっています。春となってもすさまじさを見せつける自然の脅威は、人間の力ではどうしようもなく神がかっています。被害が最小限となることを祈ります。
一方世界と日本の政治界も暴風が吹き荒れています。いっそのことあらゆる私利私欲、差別、紛争すべてを吹き飛ばしてくれればなどと思います。悲観的になる心は本人が作り出すものです。ソメイヨシノより早く咲く緋寒桜を観て悲観的になるかどうかは見る人の心次第。風刺画を戒めとして心に置き、ソメイヨシノの開花に希望を見出していかなければなりませんね。
【彼岸桜(ヒガンサクラ)・緋寒桜(ヒカンザクラ)・寒緋桜(カンヒザクラ)ってどう違うの?思ったりしませんか。間違えやすかったり、わかりにくかったり。「彼岸桜(ヒガンサクラ)」は、彼岸頃に咲き始める桜です。ソメイヨシノなどの桜に先がけて、赤みがかった可愛らしい花を咲かせます。「緋寒桜(ヒカンザクラ)」と「寒緋桜(カンヒザクラ)」は、同じ桜です。緋色の花を寒い時期に咲かせる桜 ⇒ 緋寒桜(ヒカンザクラ)。「ヒカンザクラ」が「ヒガンザクラ」と間違えやすいので、寒緋桜(カンヒザクラ)と呼ぶことが多いようです。】

カテゴリ:生き物・自然・人間

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