お知らせ

雨上がりの園庭

2026.03.07

alt

雨上がりの園庭・・・・・、自然の様子に変化があれば敏感に反応するのが子どもたちです。それだけ子ども自身が自然に近い存在であることも確かだと感じます。

元々人間は自然と一体になって生きてきた「動物」です。サバンナに生きていても、近代化され人工物に囲まれた生活をしていたとしても、本能の奥底にある「生」への渇望、欲は変わらないと思います。特に人間は脳を発達させ、無から有を試行錯誤することで道具や作物を育て、自らの生活を想像し豊かにできる能力を培ってきました。

今日の活動にもそんな自然に対する興味と関心が満ち溢れています。水たまりを見つけた子、実はこの水たまりは数年前にできました。掘ったのは子どもたちです。たまたま水が溜まったときに、誰かだ小さなスコップで削り始めたのです。一人が夢中で掘っていると、一人二人と増えそして穴は大きくなり、また雨が降れば水がたまります。いわば歴代の伝統的遊びとして繰り返されているのです。

「穴」、「水たまり」はなぜか子どもたちの興味をそそり、様々な「お試し」をしたくなる気持ちが膨れ上がるようです。今日は「カリン」をそっと浮かべ、その性質を楽しみながら試している様子が写し出されています。この物体はなぜ水に浮くのか?では葉っぱは?石は?・・・・次々といろんなものを水たまりに放り込むことで、その正解を見つけ出そうとしているかのようです。

ミミズへの関心も同じです。この「ニョロニョロ動くものはなに?」最初の不思議を感じます。「手で触ってみたいけど少し怖いな!」次に抱く感情です。だから直接触れなくても良い方法を探します、あるいは過去に年長の子が行っていた方法を思い出し自分でもやってみます。

手から伝わる「ブニュ?ヌル?」っとした感触は不思議をさらに深めているような気もします。ミミズも雨が降ると地上に出てくることがあります。人間に見つかってつつかれて迷惑なことだと思いますが、子どもが様々を知るためにとても役立っていることを考えると、ミミズさんに「ありがとう」を言いたい気持ちにもなってきます。

ミミズは土壌の分解者と言われています。たくさん住んでいる土は、葉や土を食べ落とされた糞が肥料となり、移動する際のトンネルは土壌の通気性をよくすることが知られています。その事が結果的に肥沃な大地を作り出し、作物が育ち人間が生き延びるための糧となるのです。

地球環境への貢献度はその数からすれば多大なものです。子どもたちが、その科学性や地球環境の問題にたどり着く確率は、高いものではないかもしれませんが、生まれて出会う未知の生き物との接点によって、いつの日か「人間ひとりのためではない地球」に気付いてくれればよいなと願います。

地球の美しさは理屈抜きで、生きていることの実感を育て、呼び覚ましてくれます。時にその力が子どもたちの肉体を鍛え、震えあがらせることで、心を強くたくましくし、絶望の淵に立った時這い上がる勇気を作りあげるのであれば、あえて子どもたちには「自然の中で暮らす」ことをできる限り体験させてあげたいと考えます。

「雨上がりの園庭」はとても小さな存在です。しかし分かる人にとっては、9年前から絶えることなく数えきれないほどの新しい命を生み出し、そして消えていった場所でもあることをわかる人もいるでしょう。その中で大人よりも鋭い感性を持った子どもが毎日あそび、生活するだけでも、とても大きな価値があることを皆さまにも知っていただければ幸いです。

カテゴリ:生き物・自然・人間

雨の日

2026.03.07

alt

久しぶりの雨降り、いつもなら園庭で様々な自然と広々としたスペースで、道具や遊具を使い思い切り遊んでいるのですが、今日はお部屋の中であそぶ1日です。

子どもたちは雨降りのお外を眺めながら、どんなことを想像しているのでしょうか?保育室から雨を感じるのは視覚しかありません。地面は濡れ光を反射し、鏡のように様々を映し出してもいます。また生き物たちはどこかに隠れているかな?そんな姿も本当は目の前で見たり、直に手で触れたりすることで理解はさらに深まるはずです。

雨の日に屋外で活動することは、今の年齢では体調を崩すきっかけになってしまうこともあると思います。さらに現代人の生活はエアコンや快適な室内環境に浸ってしまっているため、抵抗力は脆弱だと思います。最近の若者はパーソナルスペースがないと生活できないとも言われています。あまりに環境が快適すぎると生き物は逆に命を縮めることにもなってしまいます。

例えば3人部屋とか、ひとつのテントで5人で寝るとか、とても無理だとも聞きます。それだけ他者との距離感に敏感で、誰にも邪魔されることのない自分のスペースが必要なようです。なぜそのようになっていく傾向にあるのでしょうか?

豊かな生活や文化は豊かな心を育むはずにも拘らず、「孤立化」や「排他性」が際立つ現代社会をも生み出しています。協力しなくても生きられる社会は、「ひとり」に閉じこもっているがゆえに、災害や緊急事態に身体も心も持ち崩してしまうことになるかもしれません。適応力はある程度の不足によってこそ身につく力でもあります。

環境への適応は自然ばかりではなく、人間同士の距離感や習慣、お国柄などにも左右されます。欧米人はハグやキスで親近感を表現しますが、東洋人はある程度の距離感を持つことが、相手を尊重する姿勢だと受け止められています。

また日本人には古くから添い寝やおんぶなどの文化があります。体形の特徴もあるのですが、働きながら育児をしてきた日本人にとっては、背中に子どもを負うことで両手が空くため便利だったとも言えます。また肩口から養育者の肌や表情がよく分かる、愛情も感じやすく、同じ視線で物を観るなどの利点もあったから定着したともいえるのではないでしょうか?

雨降りの日は晴れの日よりも全身の活動量が少なく、範囲も小さく、そして仲間同士の距離も近いため、お互いが接触しやすい環境だと言えます。その事はぶつかり合いの機会も増すことを示していますので、人間同士知恵が必要になってきます。

子どもたちの「今」は、まだそのような環境の変化に対応することが難しい段階だと言えます。だから大人がコントロールしていく必要があります。同じ場所にいる時間を減らし、同じ仲間との一緒の時間を減らし、いつもと異なることを行う等、1日の活動の流れに変化をもたらすことで、心や体がぶつかりにくい関係性を作り出すことも大切な配慮です。

カテゴリ:生き物・自然・人間

ガイアの夜明け 野生と共に生きる 駆除に頼らない観光地

2026.02.01

altフィンランド原産のカレリアン犬(ベアードッグ) 日本ではマタギ犬として北海道犬 津軽犬などが知られている 

おはようございます。
「ガイアの夜明け」という番組をご存じでしょうか?様々な経済、社会問題に対し奮闘する専門性の高い人々を追う内容だと理解しています。23日の番組では「野生と共に生きる 駆除に頼らない観光地」というタイトルで、軽井沢のクマ、奄美大島のアマミノクロウサギとの共生についての内容で、昨今の獣害が広がる状況の中、とても興味深い活動でした。見逃し配信などもありますので、ぜひご覧いただければとお勧めいたします。
クマ【長野県軽井沢町にある「NPO法人ピッキオ」は、「人の安全を守ること」と「クマの野生を保つこと」の両立を目指して、クマ対策で確実な成果を上げている。クマが人間の生活エリアに入らないよう、事前に捕獲してGPSや発信器を付けて監視。侵入してくるクマに対しては、ベアドッグとハンドラーで森へ確実に追い返している。年間800万人もの観光客がやってくる国内屈指のリゾート地「軽井沢」は、クマが生息するエリアと人間の住むエリアの重なる部分が非常に多いため、他の地域以上に被害が出る可能性がある。そのため軽井沢ではクマ対策の徹底が、商業エリアの経済を守り、別荘地としての資産価値も維持することにつながる。「ピッキオ」は、クマ対策で重要なことは、クマに人の怖さを教えて人のいるエリアに近づかないようにすることだという。軽井沢の街を挙げての地道な取り組みが実った“クマ被害ゼロ”。クマと人の共存のあり方を追った。】
アマミノクロウサギ【「アマミノクロウサギ」や「ケナガネズミ」といった数多くの絶滅危惧種が生息し、世界的にも類を見ないユニークな生態系が広がっていることから、世界自然遺産に登録された「奄美大島」。4年前から取材班は奄美大島で始まった“ある取り組み”を取材していた。それは、クロウサギを保護するための“国内初”の一般道路の交通規制。延長約12キロの市道「三太郎線」を夜間通行できるのは、30分に片側1台だけ。目的はクロウサギを事故から守るため。時速は10キロ以下で、全ての車が事前に予約しなければならないが、罰金や罰則などの法的拘束力はない。この規制を主導したのが、環境省所属「奄美野生生物保護センター」のレンジャー、鈴木真理子さん。地元では「厳しすぎる」との不満の声も上がる一方、「罰則がないなんて手ぬるい」との批判も。あれから4年…。実は、クロウサギの生息域が広がり、個体数は大幅に増加していた。交通規制やクロウサギなど生態系に影響が大きかったマングースの駆除活動が奏功したという。しかし、いま新たな問題として浮上してきたのが、農作物被害。島の特産品の樹皮をウサギが食い荒らすのだ。「野生動物保護」と「経済」の両立の難しさが浮き彫りとなっていた。果たして人と野生の境界線はどこにあるのか。「奄美野生生物保護センター」のレンジャーたちの取り組みを追う。】
それぞれの努力と葛藤は、人間社会と野生動物共存への挑戦であり素晴らしい試みです。

カテゴリ:生き物・自然・人間

モミジバフウ っておもしろい!

2026.01.12

alt街路樹として見かけます
alt自宅近くの遊歩道の脇で楽しめます
altトゲトゲですこし危ないのがいいんです!

おはようございます。
自宅近くの遊歩道の脇にあるモミジバフウは、様々な楽しみ方を教えてくれます。落葉する寸前の葉っぱはまるで人型のようにも見えます。そして調べてみると、種は緑色の丸い実が徐々に褐色トゲトゲに変わり「いかつい」風貌に変わる前に、種は強い風に乗って遠くまで運ばれていくようです。同じような風媒花はもみじ(二枚の羽根が分離してもクルクルと回る)でも見られますが、実に子孫を残すための素晴らしい戦略を持ち進化したものです。子孫繁栄はどんな生き物にとっても最優先されるべきことのようです。【紅葉の美しい木で、公園樹、街路樹として多く植えられています。江戸時代に中国中南部、台湾などに自生するフウ楓という植物が渡来しました。フウに似て、北米原産の植物で、葉がモミジのように見えるとか、アメリカから渡来したことなどからの名前です。葉先が5~7裂している姿は、まるでカエデの仲間のように見えますが、フウ科というグループ(従来の分類ではマンサク科)に分類されています。葉の付き方に注目してください。カエデの仲間は同じところから2枚の葉が対生しますが、モミジバフウ(フウも同じ仲間ですが、葉は3裂します)は2枚の葉がずれて互生していますから、確認してみてください。日本へは昭和12(1937)年にアメリカ庭園協会から贈られたという記録が残っています。秋に熟す果実は毬栗みたいと表現されるように、刺に覆われます。刺の隙間に穴が開いて、そこから翼のある種子が風に舞います。発芽率は50~75%との報告がありますが、強剪定されることが多いからでしょうか、所かまわず発芽する姿を見かけることはあまりないようです。クラフトの材料として、人気を集めます。】

さて人間がその必要性を見失いつつある傾向(少子化)にあることは、人類滅亡にも繋がりかねない一大事です。内閣府が日本の少子化について説明していますが(専門調査会-「選択する」未来委員会)、文明化が進むと少子化も進むという論理(英国生活サイト)もあります。【少子化は「豊かさの副作用」である。まず確認しておきたいのは、少子化は決して「貧困」からくる現象ではないということだ。むしろ逆であり、経済的・社会的に豊かになればなるほど出生率は低下するという統計的な傾向がある。イギリスは産業革命の発祥地として知られ、19世紀以降、近代化と都市化を他国に先駆けて経験してきた国である。その中で「子どもは労働力である」という前近代的な価値観から、「子どもは投資対象である」という現代的な価値観へと大きくパラダイムシフトが起きた。子どもの数は「生活のために必要な数」ではなく、「社会的・経済的に許容可能な数」となり、やがて「人生設計の一部」として扱われるようになった。教育水準の向上、女性の社会進出、セクシャル・リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)の確立、そしてライフスタイルの多様化――これらはすべて、文明が進歩する上で望ましい成果であるが、その裏返しとして「子どもを産む理由」が希薄化していったのだ。
少子化という現象は、単なる人口問題ではなく、人間という存在そのものを問い直す鏡なのかもしれない。「人間とは何か?」「なぜ子どもを持つのか?」「文明とは進化なのか、退化なのか?」こうした問いに、種としての本能と、文明的理性の両面から向き合うことこそが、これからの人類が選ぶべき知的態度である。】
西洋文化は人、物事を現実的に捉えようとします。しかし東洋思想はそもそも「命」とはその意義を見つけ出そうとするものではなく、天地の創造であり「意義を問うべき対象ではない」【何故という疑惑や打算を入れる余地のない第一原則である(酔古堂剣掃-立命の解釈)】と述べられている。「どちらが・・・」という問題でないとは思うが、神秘な存在、人間そのものが小宇宙であるという考えは腑に落ちる。 

カテゴリ:生き物・自然・人間

熊 パンダ 隣国関係

2026.01.02

alt

おはようございます。
絶滅を防ぐことを目的として、世界各地に貸し出されているパンダちゃん!日本でも契約期間が満了し、中国からお借りしているパンダ、日本で生まれた子パンダも返還が決まっています。多くの日本人の子どもたちにも大人気だったパンダが帰還してしまうことはとても寂しいことですね。何とか再度借りられることを望んでいます。中国とは今がとても大切な時だと思います。パンダが日中をつなぐ架け橋の役割を担ってくれたことを忘れず無駄にしてはならないと思います。【パンダ (panda) は、ネコ目(食肉目)に属するジャイアントパンダ(クマ科)とレッサーパンダ(レッサーパンダ科)の2種の総称。熊猫(シュウマオ)とも。ただし単にパンダといった場合、ジャイアントパンダのことを指すことが多い。ジャイアントパンダとレッサーパンダは食肉目に属しながらともに草食適応を果たした種であるが、Ledje and Arnason(1996a, b)の分子系統解析などにより両者は近縁ではないと結論づけられている。中国を代表する動物だが、生息地は四川省の一部などと狭く、中国全土に生息しているわけではない。】

カテゴリ:生き物・自然・人間

記事検索

RSSフィード

- CafeLog -