発見!アゲハの幼虫
2024.09.28
おはようございます。
昨日2歳児クラスの子どもたちがシークワサーの木に、たぶんアゲハ?の幼虫を発見しました。4齢くらいでしょうか、もうしばらくすると蛹になるのに最適な場所(安全に羽化できる)を探すため、枝から降り動き回ります。飼育ケースの中でも羽化しますが、うまく自分の身体を支えられず床に落ちてしまうと、そのまま死んでしまうことも良くあることです。そこで床に落ちた蛹を紙で作った受けに入れ、割りばしの先などにセロテープでつけて立てかけておくとうまく羽化できます。もし羽化の瞬間をお子様と楽しみ、感動を共有されたいときは、ユーチューブなどでお調べください。保育園でも実践済みですのでそれほど困難なことではありません。
虫たちは生き残り成虫となり、子孫を残すことはとても難しいため、たくさんの卵を産み、種族を保存していく努力はまさに命がけです。そんな生き物の健気な姿を子どもたちは生き物を育てることで学んでいきます。そしてそのことが同じ人間同士の尊厳や他者への尊重にもつながることになります。大人が生き物を怖がれば子どもは自分とは異なる様相をなおさら避けるようになり、大切な「命」を学ぶ機会をなくすことになります。生理的に嫌いな対象であることは仕方ありませんが、親、先生がその姿勢を見せることに大きな影響があることも理解しておかなければなりません。
カテゴリ:生き物・自然・人間
動物の眼と人間の眼の違い
2024.09.25
おはようございます。
ラジオを聴いていて面白いことを学びました。人間は真ん中に黒目がありますが、周りは白いですよね、ところが猫や鳥、爬虫類などの眼と比較すると違いがあります。人間以外は黄色、ブルー、茶色など白以外であることが多いと思います。言われて気付くことですが、黒目の周りが白だとどこを見ているのかが分かりやすくなります。逆に他の動物は分かりにくくしているのだそうです。これは天敵から身を護るために備わった色のようです。人間は仲間と協力することで生き残る道を選びました、そのためにはお互いの意思疎通が大切です。だから目がどこを見ているのか、どんな表情をしているのかは、自分と他者を理解しあうための大切な機能だともいえるのです。
人間が直接のコミュニケーションをしなくなる、できなくなることは人間を人間足らしめていることを放棄することに等しいのかもしれません。スマフォ、SNSなどで簡単に誹謗中傷してしまうことも、対面でのコミュニケーションの欠如、過剰な便利さへの依存が原因でもあります。本園でもアプリを使った保護者様とのやり取りをさせていただいておりますが、双方向に一方通行の思い込みや決めつけが起きることがないように、対面での会話もバランスよく織り交ぜていかなければならないと感じました。
カテゴリ:生き物・自然・人間
突然の来訪者から考える
2024.09.25
お外遊び・・・・・・自分のルーティンの中で安心し、今日何をするのかを頭の中で整理しているのかもしれません。誰もが大人も子どもも段取りや見通しの中で自分の行動を決定していきます。関心のある遊びについては積極的に行動へとつながっていくのです。
そんな折に突然現れるサプライズは、子どもの非日常への興味と意欲をかき立てます。外界はそんな刺激に満ちた世界なのです。特に自然の中で生きる生き物は、常時その場所で飼育されている生き物とは異なり、人間の予想通りにある場所にいてくれるとは限りません。突然目の前に現れます。この「突然」は「めったに現れない姿」に触れることでもあります。驚きは日常を飛び越え心に強く刺激を与えます。
この瞬間こそ大人は丁寧に子ども心に寄り添わなければなりません。「大きな足だね」、「緑色だね」、「ペタッと貼り付いているね」、それも子どもに分かりやすい具体的な言葉を用い、表現していくことが「自らの感動」を理解してもらったという満足感に繋がっていきます。単純に「おもしろいね」、「驚いたね」の大人の言葉の中に「なに?」が表現されていることがとっても大切なのです。
子ども心が決してワクワクしない基本的習慣や室内遊びにおいてはどうでしょうか?後片付けや着替え、手洗い、いただきますの所作等の順序や手順は、子どもにとって夢中になってやれることでしょうか?答えは遊びほどではないですね!であるならば少しでも大人は子ども自身が「見通し」を持ちやすいようにすべきだと思います。次にやることを子ども自身が分かれば、たとえ夢中になれなくても「手をごしごし洗えてきれいにできたね、凄いね」の誉め言葉一言で、子どもはとても嬉しくなり次も頑張ろうと喜びを思い出し行動が定着するはずです。これが先生と呼ばれる責任を背負った人が行える子どもの導き方だと思います。
あそび以外で保育士の否定や制止の言葉が多くなるのは、環境が子どもにとって限定されている(玩具の個数・部屋の面積・友だちとの距離・雰囲気)、保育士の「~すべき・~あってほしい」等の子どもへの願い、希望が強い場合が重なって、良い所よりも負の力へと目線が向かっていることも原因の一つです。
これらの集団の場での対応は、子どもの環境を考え直す、保育士自身のアンガーマネージメント、客観的な子どもの視方、支援方法が現行で良いかどうかの見直しなどを積極的に進めていく必要があります。保育士もひとりの人間である以上「怒り」、「悲しみ」、「やるせなさ」等の心情に陥ることはもちろんあります。
しかしそのような心持を客観的に分析し、冷静に対応を検討し合える職員集団を目指さなければ、いつまでたっても保育の方法は変わらないと感じます。私は自園の保育士の力を信じています。しかし気づきを実際の行動として職員集団が自覚し、実行できるまでは時間を費やさなければなりません。自己を振り返り、他者よりも先に自分が変わっていくことを目指す必要があります。そんな瞬間は上目線で伝えても育つものではありません。自分たちでボトムアップする苦労を伴うものだと思います。
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第四十四候「鶺鴒鳴 (せきれいなく)」 9/12~9/16頃
2024.09.17
おはようございます。
【七十二候が白露の次候に変わり、セキレイが鳴き始める頃となりました。「チチッチチッ」と鈴のように高い声を放ちながら、秋の空をさわやかに飛んでいくセキレイ。水辺を好む鳥ですが、民家の軒下などにも巣を作るので、その鳴き声だけでも聞いたことがある人は多いはず。セキレイは、長い尾が特徴のスマートな小鳥で、羽色は主に「背黒・白・黄」の3種類が見られ、それぞれセグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイの名が付けられています。
尾を上下に振り、地面を叩くように歩く様子から、「石叩き」の異名も。また、日本神話の伊弉諾 (イザナギ) と伊弉冉 (イザナミ) に男女の交わりを教えたことから、「恋教え鳥」とも呼ばれます。こうした伝説から、セキレイは古来より夫婦円満の御神鳥として崇められ、結婚の儀にも関係が深く、皇室の成婚時には新床にセキレイの飾りが置かれてきたそうです。】
相変わらずの高い気温が続いています。日中は油断をすると熱中症になりかねません。ニュース報道でも熱中症の恐ろしさは伝えられています。このような気候傾向は今年だけに限らず、次年度からも続いていくと考えたほうがよさそうです。気を付ける方法や熱中症になりやすい体質、状況等、有効な情報を取り込み予防に努める必要があります。特に乳幼児は身長が低く地面(アスファルト)からの輻射熱の影響を大きく受けます。人工的な環境で過ごす場合、短時間でも屋外でのイベント参加、路上歩行などにもご注意ください。
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カラスに魅せられて
2024.08.25
八咫烏(ヤタガラス)
おはようございます。
1羽のカラスは不吉な知らせ(死)をもたらす生き物として嫌われているようですが、2羽は見るものを健康に、3羽は富をもたらすとも言われるそうです。また大古のヤタガラス(3本足)は天照大神の使いとして崇められていました。頭の良さも持ち合わせ酷暑、飢餓にも立ち向かうだけの強靭な身体能力もあります。
そんなカラスに魅せられたのは駐名古屋ブラジル副総領事のパウロ・ヴィアナさんです(中日8.18なごやか外交)。特によく見かけるハシブトカラスは嘴が大きく、何でも食べる雑食性で強く生きていける力があります、さらに固い実を道路の真ん中に置き、車で踏みつぶしてから食べやすくするなど、とても高い知能も持っています。そういえば十数年前地面に落ちた子カラスを保護したときも、何度も上空を旋回する親ガラスの姿がありました。頭が良く家族を大切にし強靭な体を持つカラス、見慣れていて当たり前になっている光景に、あらたな見方を学びました。生きとし生けるものすべてが、子や親を大切にする姿勢を持っています。子孫繁栄は人類の使命です。でも他の生命を絶滅させてしまうような権利は人間にはないのです。
おはようございます。
1羽のカラスは不吉な知らせ(死)をもたらす生き物として嫌われているようですが、2羽は見るものを健康に、3羽は富をもたらすとも言われるそうです。また大古のヤタガラス(3本足)は天照大神の使いとして崇められていました。頭の良さも持ち合わせ酷暑、飢餓にも立ち向かうだけの強靭な身体能力もあります。
そんなカラスに魅せられたのは駐名古屋ブラジル副総領事のパウロ・ヴィアナさんです(中日8.18なごやか外交)。特によく見かけるハシブトカラスは嘴が大きく、何でも食べる雑食性で強く生きていける力があります、さらに固い実を道路の真ん中に置き、車で踏みつぶしてから食べやすくするなど、とても高い知能も持っています。そういえば十数年前地面に落ちた子カラスを保護したときも、何度も上空を旋回する親ガラスの姿がありました。頭が良く家族を大切にし強靭な体を持つカラス、見慣れていて当たり前になっている光景に、あらたな見方を学びました。生きとし生けるものすべてが、子や親を大切にする姿勢を持っています。子孫繁栄は人類の使命です。でも他の生命を絶滅させてしまうような権利は人間にはないのです。
カテゴリ:生き物・自然・人間