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新米価格の高値

2025.09.20

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おはようございます。
数か月前、縁あって三重県芸濃町で田植えを手伝いました。苗(箱に収まった)を農協から購入し、肥料を撒きそのまま田植え機にのせ機械で田植えをします。生産者の方は普段一人でその作業を行うというのですから、大変な労力であることは身をもって感じることができます。箱を何度も積み替え田をいったり来たり、機械作業といえ神経も使います。そして稲の成長と共に心配も増します。雑草、大雨、台風、収穫間際に水に浸かったり、風で稲穂が倒れると泥が付くなどで商品価値が落ちる為、頃合いを見計らって早めでも刈り取ることが必要になってきます。しかし早めに刈ると米粒に含まれる水分量(20%越では出荷できない)が多く、天日干し後も乾燥機にかける時間が増し、経費(燃料と時間)が増すため嫌われるそうです。相手が自然であることは米の生産者間でも良く理解されているにもかかわらず、とても手間暇かかるのが米作です。
この様に実際に労働に携わると、米価が高騰しているのも分からないでもないです。農業に従事している皆さんはとても苦労されていると思います。農家は人出不足、高齢化によって田畑を放置せざるを得ない状況も抱えています。文明社会で恩恵にあずかっている我々は、知恵を絞り子どもの教育や地域の活性化のため、食料の自給をも視野に農業に携わる方法を模索する必要もあるように感じます。

カテゴリ:生き物・自然・人間

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