ディープシーク
2025.02.16

おはようございます。
中国のIT企業が開発したディープシーク(オープンソースAI)が、チャットGPTを抜いて人気ランキングトップとなりました。中国企業であることから世界各国が警戒感を強め動向が懸念されています。私などは中々ITCすらついていくことができないため、どういうことなのか調べてみました。ディプシーク【⚡優れた性能:OpenAIの最強製品であるChatGPTと同等以上と謳っているようです。V3はGPT-4oに匹敵する性能を持ち、R1はO1に相当するモデルとなっています。⚡ 低コストかつ高コスパ:V3のトレーニングコストはわずか557.6万ドルであり、OpenAIのGPT-4のトレーニング費用である1億ドルと比較して圧倒的に低コストとなっています。さらに、V3はわずか2048基のH800 GPUを使用し、わずか3.7日間でトレーニングを完了するという驚異的な効率を実現しています。⚡ 従来のトレーニング手法に革新をもたらす:DeepSeek-R1は、従来の教師あり学習(SFT)に代わり、強化学習(RL)を採用することで、コストを大幅に削減しています。⚡ オープンソース化:DeepSeekはR1のモデルウェイトを公開し、世界のAI企業による技術独占の壁を打ち破りました。⚡ 完全無料:現在は無料で利用でき、APIの価格も安価です。】は、このような特徴があるそうです。何やら難しいのですが、ニュースを観ていてわかったことは、検索情報分析能力、情報公開(オープンソース)、開発費約十分の一などに利点があるようです。特に開発費を押さえられたのはチャットGPTとは異なり機能や仕組みなど?を情報公開した事です。だからこそ様々な能力ある人によって、急速にアイディアがもたらされ開発費も抑えることが可能となったのです。「オープンにする」は、今の世の中良い事ばかりではありませんが、様々な人の協力を導きやすくなるという意味においては良い事であるといえますね。
カテゴリ:文明社会
分断からの脱出!
2025.01.14

おはようございます。
5日の日に「サンデーモーニング」を観て、世界、日本で進んでいる人間世界の「分断」について考えていました。戦争あるいは天候不順や政情不安定によって人権蹂躙、貧困などが起こり、難民がアメリカ(ハイチ人への差別)、ドイツ(シリア難民排斥)などに避難、職や富を奪われているのではないかと、極右勢力が台頭し自国第一主義がはびこることで排斥運動がおこる。性の多様性が叫ばれる中、神が創造したのは「男女」でありそれ以外はあり得ないとの主張、家族は血のつながりのみであり、他者を排除することで自己を守ろうとする思想。これらの分断は人間が他者理解や協調し生きていこうとする理想に背を向けた考え方です。もちろん国民性については十分議論し、お互いを尊重していくことが求められますが、議論の末紛争を避けお互いが距離を置くことでしか争いを防ぐことができない場合もあります。それも一つです。
サンデーモーニングに出演した「山田洋二さんー映画監督」は、自作「寅さん」の世界を例に血のつながりがない関係性(寅さんとさくらは異母兄妹・中小企業のタコ社長)の中でお互いを「理解しあおうとする心」の大切さを訴えていました。寅さんの世界はなんだかんだといさかいを起こしながらも、お互いを思いやりながら家族という関係性の中に、何とか収めようとする人々の心を描いています。
便利さは様々な分断を生んでいます。心ある世界の人々は次のように言っています。「シンプルな親切さを大切に」、「政治家は宇宙で会議をしたらどうか、小さな地球を見ながら話せばこだわりも憎しみも消えるのでは・・」、賛成ですね!小さなことにこだわることで命を奪い合うなどは「愚の骨頂」としか言いようがありません。
カテゴリ:文明社会
いよいよ師走 技術革新のメリットとデメリット
2024.12.02
広がるメタバース アバター ユーチューブの世界

おはようございます。
いよいよ慌ただしくあっという間に過ぎ去ってしまう12月を迎えます。今年1年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?【師走の意味 師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」が転じたもの。他にも年が終わるという意味の「年果つ(としはつ)」が転じたという説や、四季が果てることを表す「四極(しはつ)」が転じたという説もある。】
忙しくて自己を見失いかねない日々、様々に翻弄される生活の中でも、子どもたちは懸命に目の前の1日を楽しみ、前向きに生きようとしています。その姿に触れていると「人を育てる」といった生活は、人間の一生の中で実にうまくプログラミングされていると感心させられます。特に「子どもを育てる」といった行動は、哺乳類、特に霊長類において、時間、労力は他の生き物よりもはるかに丁寧で不思議であるとも言えます。
ゴリラの授乳期間は人間よりも長く約3年間、その間母親が妊娠することはなく、片時も子どものそばを離れることなく一頭の子育てに集中します。離乳後は父親の元に連れていかれ一切を父親が面倒を見ます。父の元戸惑いを見せる子どももやがて慣れ、遊びやコミュニケーションを学び社会性を身につけていきます。大人になる頃には父子は固い絆で結ばれています。
人間の子育ては多産であるため、多くの協力者を必要とします。家族ばかりではなく子育て仲間、地域、子育てを終えた世代、様々な人々との接点があってこそ子どもたちの心は安定し、楽しく遊ぶ中で大切なことを学んでいきます。しかし高度成長期から始まった核家族化は、これらの原則を崩し始めます。しかもIT技術の進歩により情報取得が個別化され、その事が招くコミュニケーションの間接化(DX)?とでもいうべき状況や悪用されることで孤立化が発生する状況も生まれています。人間のためと考えられた技術革新が、「生きづらさ」を生んでいるとも言えます。メタバース環境でアバターを通じコミュニケーションを行うことは、良い面も多々ありますが、マイナス面や元々対面で得られたコミュニケーションのすべてを置き換えられるものでもないと考えます。「人に頼り、お願いすること」は遠慮することではありません。日々の生活で「何でもない無駄話」こそ貴重なコミュニケーションのスタートラインだと思っています。
【メタバース 今の世の中が、子どもたち、高齢者、すべての人々にとって「生きづらい世の中」になっているとすれば、その根元を探り、「原点」へと立ち戻らなければならない時でもあると思います。メタバースとは「デジタル技術を活用してインターネット上に構築された3Dの仮想空間」のことです。具体的には仮想空間上に、自身の分身となるアバターを作成し、さまざまなイベントやサービスを楽しめます。】

おはようございます。
いよいよ慌ただしくあっという間に過ぎ去ってしまう12月を迎えます。今年1年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?【師走の意味 師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」が転じたもの。他にも年が終わるという意味の「年果つ(としはつ)」が転じたという説や、四季が果てることを表す「四極(しはつ)」が転じたという説もある。】
忙しくて自己を見失いかねない日々、様々に翻弄される生活の中でも、子どもたちは懸命に目の前の1日を楽しみ、前向きに生きようとしています。その姿に触れていると「人を育てる」といった生活は、人間の一生の中で実にうまくプログラミングされていると感心させられます。特に「子どもを育てる」といった行動は、哺乳類、特に霊長類において、時間、労力は他の生き物よりもはるかに丁寧で不思議であるとも言えます。
ゴリラの授乳期間は人間よりも長く約3年間、その間母親が妊娠することはなく、片時も子どものそばを離れることなく一頭の子育てに集中します。離乳後は父親の元に連れていかれ一切を父親が面倒を見ます。父の元戸惑いを見せる子どももやがて慣れ、遊びやコミュニケーションを学び社会性を身につけていきます。大人になる頃には父子は固い絆で結ばれています。
人間の子育ては多産であるため、多くの協力者を必要とします。家族ばかりではなく子育て仲間、地域、子育てを終えた世代、様々な人々との接点があってこそ子どもたちの心は安定し、楽しく遊ぶ中で大切なことを学んでいきます。しかし高度成長期から始まった核家族化は、これらの原則を崩し始めます。しかもIT技術の進歩により情報取得が個別化され、その事が招くコミュニケーションの間接化(DX)?とでもいうべき状況や悪用されることで孤立化が発生する状況も生まれています。人間のためと考えられた技術革新が、「生きづらさ」を生んでいるとも言えます。メタバース環境でアバターを通じコミュニケーションを行うことは、良い面も多々ありますが、マイナス面や元々対面で得られたコミュニケーションのすべてを置き換えられるものでもないと考えます。「人に頼り、お願いすること」は遠慮することではありません。日々の生活で「何でもない無駄話」こそ貴重なコミュニケーションのスタートラインだと思っています。
【メタバース 今の世の中が、子どもたち、高齢者、すべての人々にとって「生きづらい世の中」になっているとすれば、その根元を探り、「原点」へと立ち戻らなければならない時でもあると思います。メタバースとは「デジタル技術を活用してインターネット上に構築された3Dの仮想空間」のことです。具体的には仮想空間上に、自身の分身となるアバターを作成し、さまざまなイベントやサービスを楽しめます。】
カテゴリ:文明社会
ハイテク機器の利用 ドローン
2024.11.01

災害救命ドローン

戦闘ドローン

2001年宇宙の旅
おはようございます。
ニュースでドローン、ロボットが活躍(暗躍?)する報道をよく耳にします。人類はより利便性が高く、高度な機能を搭載した機械を利用することが増えていくと感じます。
立ち止まり考えるべきことは、「人類のためになる使い方をしているかどうか」です。以前「2001年宇宙の旅(スタンリー・キューブリック監督、アーサー・C・クラーク脚本)」という映画についてお話したことがあります。内容は人間が開発したコンピュータ「HAL(ハル)」が自身の思考によって、人間の目的を妨げようとし、最後は人の手によって「思考停止」となり、人類は木星探査の成果を得る(かなり要約)といった粗筋となります。1968年(なんと56年前)に制作された夢とロマン、未来を予測した素晴らしい作品です。アーサー・C・クラークの小説(幼年期の終り等)と共に是非ご覧ください。
さて、ドローン一つとっても、活躍と暗躍があります。暗躍はもちろん戦争利用です。登載された爆弾によって命を落とした方は、世界でどれくらいいるのでしょうか?これは絶対に自制し禁ずべき使用方法です。一方災害時の原因追及(3D画像?作成)は、現地に足を踏み入れた調査による人的リスクを回避し、物的危険やコストをかけなくても対策を講じることが可能となったことは、大変すばらしい技術革新だと思います。他にも介護、老化改善ロボット、お掃除ロボット、危険個所の支援ロボ等、素晴らしい支援を可能としている機械もたくさん存在しています。
要は人間がどんな目的でどのように使用していくのかにより、善にも悪にもなりえるのだと思います。身近なものでは、スマートフォン、IT機器の明暗はニュースによって明らかとなっているとおりです。機械、AI技術に振り回されることなく、主体性を維持し機械を使いこなしていくことを人間自身がしっかりと管理していく必要があるということです。むろん子どもたちの成長機会での提供は熟慮を要します。
カテゴリ:文明社会
キッチンカーの活躍
2024.05.27



おはようございます。
読売新聞に「ニュースの門」なるコーナー(紙面)があります。世の中の様々なブーム、話題を取り上げています。
キッチンカーは昨今のコロナ禍の影響もあり、この30年で右肩上がりに増え、東京都の許可件数は5137件に上ります。最近マルシェや様々なイベントでも見かける「移動販売」の歴史は、室町時代の「振り売り(天秤棒の前後に魚、野菜などを入れ売り歩く)」が源流のようですが、江戸時代には立ち食いソバなどで屋台(火事が多発した江戸町民の知恵)に発展しています。近代では栄養指導車として「フードトラック」、「キッチンカー」などの和製英語で表現され各地を巡りました。現代は高級料理を扱ったり、オフィス街、イベント会場などでコミュニケーションを図るための手段として人気です。今も昔も「人が集まる」意味においては優れた力を発揮しています。今後も食事提供だけにとどまらず、過疎地、被災地への食材運搬、移動ATM機能搭載など幅広い活躍が期待できるようです。
一極集中、食料自給率の低下など、島国日本が抱える様々な問題に対して、考える機会をもらいました。
カテゴリ:文明社会