お知らせ

AI機器の進化

2025.06.15

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おはようございます。
今週、ある業者の最新機器展示説明、および社内DX推進実践についての講義を受けてきました。一見保育園業務に無関係と思われますが、福祉現場では現在AI、事務処理機器、ソフト、身体介護ロボットなどを導入し、人員不足や対人援助の時間を増やすことに取り組み始めています。少子高齢化が進み働き手が減少していく時代に入り、科学技術に頼ることは必要なことかもしれません。介護現場では外国人労働者も参入し、学校で学ぶ段階から現場が身元保証することで、学費援助などの補助金が支給されている状況です。
しかし以前からの指摘通り、スマフォや機器への依存が過度になることで、人間の対話機会減少によるコミュニケーション能力の低下、様々なトラブル、極端な場合は刑事事件(詐欺や闇バイト)へも進展しているのが現実です。限度や制限が利かない人間自身が、自らや他者を破壊してしまうのは不自然な社会が産んだ功罪です。どのようにコントロールして人間社会のために科学を役立てていくのかは、人間自身の手に委ねられています。心して利用する覚悟無しで乱用すべきではないと思います。私は専門家ではありません、少ない知識で語ることで間違った解釈をしていることも多々あるためあくまで一意見としてお読みください。
今回の講演や展示においても「業務の効率化」、「スピード感」、「複雑な対話の簡略化」がほとんどでした。手書きや紙の時代が終わりかけているとはいえ、やはり手書きでしか伝わらないニュアンスもあります。答えを求める過程も失敗を極力抑え込んでしまい、正解を導き出すことが便利には感じても、失敗やしんどさを乗り越えてつかみとる充実感は少なくなってしまいます。果たしてこれで良いのでしょうか?スローフード(「速さ」ではなく「質」を重視する食のスタイル)、農業従事、保育園留学等、人間性をしっかりと維持しながらIT化を進めていく術を合わせて推進していくことが、利潤追求のみに固執しない人間らしい生き方だと感じます。

カテゴリ:文明社会

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