お知らせ

第二十四候「麦秋至 (むぎのときいたる)」 5/31~6/4頃 相撲 大の里初優勝

2024.06.02

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おはようございます。
【七十二候が小満の末候に変わり、初冬に蒔かれた麦が小麦色に熟す頃になりました。刈り取りを待つ麦畑は、一面黄金色に輝き、新緑がまぶしいこの頃にコントラストが際立ちます。収穫期を迎えたこの時期を「麦の秋・麦秋 (ばくしゅう)」といい、旧暦4月の異名にもなっています。麦がたわわに実り、麦にとっての収穫の「秋」であることから名付けられました。雨が少なく乾燥した季節ですが、まもなく梅雨が始まります。そんな麦秋の候には、「麦」に因んだ言葉がたくさんあります。この頃に麦の穂を揺らしながら吹き渡るさわやかな風は「麦嵐」「麦風」「麦の秋風」、また、そよぐ穂を「麦の波」、降る雨を「麦雨 (ばくう)」といいます。麦の種蒔きや刈入れにぴったりな日は「麦日和」。そろそろ麦わら帽子も大活躍と、まさに ”麦尽くし” の季節です。】
この候で「ビワの実」が写真にあるのは、代表される果実だからなのでしょう。保育園の庭にも花期を終えたジューンべリーの実が熟し、すでに鳥たちの生きる糧となりました。桑の実はその時期を終え、食べられませんがモモはその実を大きくし、杏子は橙に色づき、シークワサーも子どもの小指くらいの実がついています。まさにそれぞれの植物が微妙に時期をずらしながら、昆虫、鳥、風などの自然を利用し、巧みに子孫を後世に残すため生き方を工夫しています。その方法は計算されているように思えてなりません。

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大相撲夏場所(両国国技館)で石川県出身の「大の里」が初優勝しました。【大相撲夏場所は千秋楽の26日、23歳の新小結 大の里が12勝3敗の成績で初優勝を果たしました。初土俵から7場所目での初優勝は、幕下付け出しの力士としては最も早い記録となります。】
震災で苦しんだ北陸の人々を結果で励ました若者にあっぱれです!

カテゴリ:生き物・自然・人間

本当に訴えるべき生き物の命とは

2024.05.27

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おはようございます。
【七十二候が小満の初候に変わり、卵から孵化した蚕が盛んに桑の葉を食べ始める頃となりました。ひと月ほど後には白い糸を体の周りに吐き出しながら繭をつむぎ、この繭から美しい絹糸が生まれます。旧暦4月は、蚕の成長に欠かせない桑の葉を摘む頃でもあったため、「木の葉採り月」という別名もあります。
蚕が餌を食べる音は凄烈で、「ザァー」っとまるで雨が屋根を打つ音のよう。食欲旺盛な蚕が、新鮮な桑の葉をもりもり食べて大きく育ちます。かつては、蚕のえさとしてしか捉えられていなかった桑の葉ですが、近年様々な栄養素が入っていると注目されるようになり、桑茶という健康茶として飲まれることもあります。ところで蚕は、「一匹」ではなく「一頭、二頭」と数えます。それは、蚕は人々の暮らしを支える大変重要な生き物だったので、牛や馬などと同じく家畜として扱われてきたためです。同じ理由から、「おかいこさま」などと敬称を付けて呼ぶ地方もあります。養蚕は、戦前までは農家の約4割が携わっていたこともあり、まさに日本の主要な産業でした。その影響から桑畑は、果樹園や畑地のように独立した地図記号にもなっています。初夏には甘酸っぱく美味しい実がなり、地方によっては、桑酒という果実酒の原料としても人気のようです。そして、木は非常に硬く、磨くことで味わい深い黄色が現れ、大変美しいため、工芸用の材料としても用いられます。杖や将棋盤、万年筆、箸など幅広く活用され、そのどれもが高級なものとして扱われています。】
本園にもクワを植えてあります。今丁度実がなり私も時々つまんで口にすることもあります。甘酸っぱい風味に春らしい風情が感じられます。

上げ馬神事
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【】にもありますように、日本人は蚕、蜜蜂、馬、牛、鶏、豚、犬などの動物と縄文期より密接な関係を持ち暮らしてきました。様々な神事(上げ馬神事など)も動物と共に過ごしてきたからこそ「感謝の念」の中で数百年存続しています。一概に「動物虐待」だけで攻め立ててはならないと思います。捕鯨を始め食文化にも関係していることを深く考え、「命を無駄にしない」、「命への感謝(「いただきます」の言葉)」こそ、当たり前のように期限が過ぎたら廃棄される現代に「声を大にして」主張すべきことだと考えます。

カテゴリ:生き物・自然・人間

人にも 自然にも 優しひと

2024.05.19

園庭端の段差は子どもが目視できることが大切
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そのために鎌で 刈ってくれています

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サツマイモ苗植えのために耕運機で耕していただきました

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すくすく育つジャガイモ 株間にはナスも植えました

おはようございます。
先般ジャガイモの種芋を植える、畑を耕す、園庭フェンス際の草刈りを手作業(鎌)で行っていただき(日曜日)、子どもが段差を目視できるように配慮していただきました。おまけにあちこちの畑の収穫を職員に持ってきてくれます。いつの間にか本園ではなくてはならない存在になっていただいております。80歳を過ぎても身体を使い汗を流し、私たちとの会話を楽しみ、笑顔を絶やさぬお人柄は「尊敬」の一字あるのみです。
子どもの食と安全を陰ながら支えてくださるNさんの健康と幸せを心から願いたいと思います。できる限りの「感謝」の言葉しか送ることしかできませんが、私たちの大切な仲間(大先輩)と共に、子どもたちの成長をこれからも見守っていきたいと思います。ありがとうございます。

カテゴリ:生き物・自然・人間

黄砂も役に立っている?

2024.05.11

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おはようございます。
花粉の季節は黄砂【黄砂(こうさ、おうさ[注釈 1]、黄沙とも)とは、特に中国北部とモンゴル国(ゴビ砂漠・タクラマカン砂漠・黄土高原)を中心とした東アジア内陸部の砂漠または乾燥地域の砂塵が強風を伴う砂塵嵐(砂嵐[注釈 2])などによって上空に巻き上げられ、春を中心に東アジアなどの広範囲に飛散し、地上に降り注ぐ気象現象。あるいは、この現象で飛散した砂自体のこと】の季節でもあります。
正直黄砂は「目もかゆく、喉、鼻様々にも悪いものだ!」しかありませんでした。
以下《TSURINEWS》より引用-【そんな国際的嫌われ者である黄砂ですが、実は意外なところで我々の生活に役立っている事がわかってきています。その中でもユニークなのが「海の豊穣さに寄与している」というもの。大気中を飛来する黄砂は、湿った空気とぶつかると雨粒の核になり、地表面に落下します。また、直接落下するものもあります。これらのうち、海上に落下したものは海水と混ざり、主要成分であるケイ酸が海水中に溶け出すのですが、このケイ酸は、植物プランクトンである珪藻の餌となるのです。また、黄砂が吸着するアンモニウムイオンや有機物も、プランクトンの餌になります。(田中美穂・高橋和也『黄砂はプランクトンの栄養源? 』2014.9)さらに、黄砂に豊富に含まれている鉄は、海洋の植物プランクトンの光合成を活性化させる役割を果たしていることもわかっています。これらの作用により、通常は栄養塩が少なくなる岸から遠く離れた沖合でも、植物プランクトンの数が多くなることができます。(武田重信『黄砂が海と気候を変える 』)国際的な嫌われ者『黄砂』が海のサカナを育てる不思議 温暖化対策にも?大洋に群れる魚たち(提供:PhoteAC)中国から飛来する黄砂は、日本に来る前に東シナ海に降り注ぎます。その結果、東シナ海はプランクトンの多い海となり、結果として魚がたくさん穫れる豊饒の海となっているのです。】
どうでしょうか?少し黄砂に対する見方も変わりますね!人間にとって一見害ある対象も、自然界の中では大いなる循環でもあります。やはり地球は人間だけが生きている世界ではありません。常に「一方的な見方」をしないように心がけていくことが大切です。

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生き物の知恵 生命力

2024.02.16

モズ
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カワセミ
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水緩む季節は魚たちの天敵も動きが活発になります。水の中だけではなく空で活動する鳥も胃袋を満たすべく機会をうかがっています。まだこの辺りでは見たことはありませんが、カワセミというとても美しい翼を持つ鳥も蟹江付近の川べりや湖沼にいるようです。田起こし後の水を入れ始めた田んぼにはサギ、そして身近なモズなども姿を見せます。先日園庭の真ん中にあるモミジの枝に小魚が差し込んでありました。「モズの早贄(はやにえ)」です。蓄え、縄張り主張と言われていますが、はっきりとした理由は分かりません。モズは様々な鳥の鳴きまねをし他種をおびき寄せ捕食もする肉食の鳥(猛禽類)です。鋭く先が曲がったくちばしで肉を食いちぎるそうです。

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