最後のニュース 21世紀の展望
2022.11.04
戦争、疫病、事故、事件、様々な人間社会の混迷が見受けられる昨今。この機に乗じ、弱みに付け込み弱者を追い込み、優越感を味わい金品を搾取し私利私欲に走るような人間の浅ましさも露見しています。欲は限りないものです。一方、人としての誇りや尊厳を忘れず、立ち上がる人々もいます。自己の愚かしさに気付いている人もそうでない人も、世の中が便利になる反面その世界を当たり前と考えるようになり、いつも不平を他者、行政の責任とする。自分自身も社会を担っている一因であることの自覚と、他者の立場となって生きる世界を見ていくこと、感謝の心を忘れず自分ができうる小さな責任を背負うことが、この世に生を受けた個の責任であると思います。
数年前、シンガーソングライターの井上陽水さんが、ニュースキャスターの故筑紫哲也さんの依頼で「最後のニュース」を作詞作曲し、番組のテーマ曲として一時期流れていました。淡々と流れる同じ曲調に冷静に現代に対する疑問?を投げかけています。
「最後のニュース」 作詞・作曲 井上陽水 https://utaten.com/specialArticle/index/1643
闇に沈む月の裏の顔をあばき 青い砂や石をどこへ運び去ったの 忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れ みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの 飛行船が赤く空に燃え上がって のどかだった空はあれが最後だったの 地球上に人があふれだして 海の先の先へこぼれ落ちてしまうの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
暑い国の象や広い海の鯨 滅びゆくかどうか誰が調べるの 原子力と水と石油達の為に 私達は何をしてあげられるの 薬漬けにされて治るあてをなくし 痩せた体合わせどんな恋をしているの 地球上のサンソ、チッソ、フロンガスは森の花の園にどんな風を送ってるの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
機関銃の弾を体中に巻いて ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの 眠りかけた男達の夢の外で 目覚めかけた女達は何を夢見るの 親の愛を知らぬ子供達の歌を 声のしない歌を誰が聞いてくれるの 世界中の国の人と愛と金が 入り乱れていつか混ざりあえるの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
数年前、シンガーソングライターの井上陽水さんが、ニュースキャスターの故筑紫哲也さんの依頼で「最後のニュース」を作詞作曲し、番組のテーマ曲として一時期流れていました。淡々と流れる同じ曲調に冷静に現代に対する疑問?を投げかけています。
「最後のニュース」 作詞・作曲 井上陽水 https://utaten.com/specialArticle/index/1643
闇に沈む月の裏の顔をあばき 青い砂や石をどこへ運び去ったの 忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れ みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの 飛行船が赤く空に燃え上がって のどかだった空はあれが最後だったの 地球上に人があふれだして 海の先の先へこぼれ落ちてしまうの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
暑い国の象や広い海の鯨 滅びゆくかどうか誰が調べるの 原子力と水と石油達の為に 私達は何をしてあげられるの 薬漬けにされて治るあてをなくし 痩せた体合わせどんな恋をしているの 地球上のサンソ、チッソ、フロンガスは森の花の園にどんな風を送ってるの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
機関銃の弾を体中に巻いて ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの 眠りかけた男達の夢の外で 目覚めかけた女達は何を夢見るの 親の愛を知らぬ子供達の歌を 声のしない歌を誰が聞いてくれるの 世界中の国の人と愛と金が 入り乱れていつか混ざりあえるの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
カテゴリ:生き物・自然・人間
アサギマダラ・阿蘇山噴火・子ども食堂
2021.10.21
お久しぶりです。およそ1ケ月少しページ掲載を怠る間に、新型ウイルス感染症第5波は終息に向かい、政治は新しい局面を迎え、各地で地震が発生し、阿蘇山が再び噴火しました。季節は急激に秋の深まりを見せ、人も生き物も変化についていくのがやっと、というところでしょうか。そんな中、保育園の参考とするため、栄のど真ん中にできたバタフライガーデンを見学しようと、久屋大通公園フラリエを訪れました。庭園内の一角にあるアジアンガーデン(ランや紫式部)を回っていたところ、なんとアサギマダラが舞うのを発見!アサギマダラは浅葱(あさぎ)色の羽と優雅に舞う姿、長い距離を渡り移動するまだら蝶の仲間として知られています。とても軽くふわふわとはばたく姿からは、とても2,000㎞も飛行する強靭さをもつ昆虫とは想像がつきません。春は南西諸島から本州北部まで、逆に秋は北から南へ長い長い旅をしています。名古屋は旅の途中に立ち寄ったのでしょうか?ゆっくりと飛び回る、止まるを繰り返し蘭の蜜を探しているようです。止まっている時間も長いため、手持ちのスマフォで撮影することが出来ました。感激です!多くの生き物が環境変化で影響を受ける中、どこにでも移動できるアサギマダラの生きる力の強さを感じざるを得ません。家紋をアゲハ蝶にした平家も、そんな優雅さと強靭さを象徴したのかもしれません。さて、このところ地震も多発し、阿蘇の噴火も日本列島全体の変化に関連しているようにも感じます。災害や生命存続の危機に生き物としてどのように対応していくかが問われています。生き物は進化の過程で雌雄両方持つ、雌雄が変わる、クマノミの様に大きい個体がメスに性転換するなどの方法で種を保存する手段を選んでいます。人間は動物で最も優れた質の脳を進化させてきましたが、自らが作り、破壊してきた環境に手をこまねいているのが現状です。自然ばかりではなく人間同士の繋がりをも壊しつつある状況の中で、人間としての誇りにかけて解決していかなければならないと感じます。子ども食堂は、当初食を満足に得ることが出来ない子どもを対象にした場所を想定して、一市民の善意で始めた場所だと思います。なぜ、全国に広がっていったのか。子どもだけに限らず受け入れる思いが、運営者にあったからではないでしょうか?実際訪れる人々は、子どもに限らず母親、近所の人々もいるようです。そんなごちゃまぜの世界の中で、「子どものためなら仕方ないな」という思いが、自然に本来人間が持っている繋がりへの充実感や、やりがいを湧きあげています。行政任せではなく、地域に生きる人々が自然に集える場所こそ、今の世の中を変えていく小さくても大切な力となっていくと考えます。カテゴリ:生き物・自然・人間
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