お知らせ

権力に「便利」であるな

2023.11.24





おはようございます。
土、日曜日の新聞内容は物事を大きくとらえる視点(「時のおもり-鷲田清一・視座-内田樹」等)、反対に身近に捉える(てくてく歩いてく-須田亜香里・新聞切り絵・家族のこと話そう・町内会長日記)ために必要に思います。このページもそこから選んで考えることが多いのですが、硬い話はきっと読んでもらえることも少ないのではないかと思います。しかし現実を四苦八苦し生きる私たちにとっては、とても大事な提言が多いためどうしても伝えたくなる我がままお許しください。ななめ読みでも省略でも構いませんので、見出しだけでもお読みいただければ幸いです。
さて、硬い話です。( ^^) _U~~ 「憲法は元々は空言-内田樹19日視座」を読み、やはり理想は大事だと感じました。日本政府は改憲に走ろうとしています。そこで「権力に【便利】であるな-鷲田清一18日時のおもり」との繋がりに納得してしまうのです。大きな理想(日本国憲法)は、達成を目指し主権者である私たちが努力すべきこと、育てるべきことであり叶えられていなくても努力することの大切さを「視座」は教えてくれます。さらに「黙っている」ことは、権力者の思うつぼであること。これは 「時のおもり」から学びます。権威や権力にとって提示することに対し何も反応((+_+))がないこと、これほど好都合な状況はないはずです。思うように何もかも実行していけるからです。
保護者の皆様にとっては行政や我が子を預けている保育園が一番身近な権威的組織かもしれません。どうぞ「黙っている」必要はありませんのでご安心ください。大切なのは伝える立場、伝えられる立場双方に求められる姿勢、「謙虚」、「誠実」、「受け止め」等であることに間違いありません。共に「小さな人=未来ある存在」を多くの知恵と優しさ、対話力、相互理解をもって育てていく気持ちが必要です。憲法という大きな「空言」ではないにしても、将来小さな家庭を守り抜き、大きな課題を考え行動していける人材を育てなければならない義務は私たち先を生きてきた人間が努力し続けていかなければなりません。週の終わりに硬い話はやはりきついですね!((+_+))。

カテゴリ:政治・国際状況

難民高等弁務官 緒方貞子

2023.10.24

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おはようございます。
イスラエルは今にも地上侵攻を始めようとしています。ガザ地区は停電、水、食料が不足し、市民の生活が危機に直面しています。国連ではアメリカ(常任理事国)が「即時戦闘停止」の決議案を「拒否権」発動によって否決とし、ウクライナではロシアが同等の発動をし、大国の権威に振り回される世界となっています。国際社会が自国の考えに振り回される限り、当事国は国際社会への信頼を失っていきます。
そんな時こそ国連難民高等弁務官であった緒方貞子さんの生き方、行動、主張を想いだす必要があります。「人道支援」とはいかにあるべきか、緒方さんは語ります。
【「現場感というものがなくて、人は説得できないと思いますよ。現場の感覚がないと本当に、こうしたらどうですか、ああしたらどうですかと提言は出来ません。」「考えてみたら、命を守る以外ないんですね、最後は。どこであろうと。生きてもらうことに尽きてしまうんですよね。いろいろな生き方はあってもね。大事なことだと思いますよ。それが人道支援の一番の根幹にあると思います。」「私はいま、非常に日本は内向きになっていると思います。これは外国人労働者の問題もありますし、それから難民の受け入れにも問題があるのです。非常に少ない。それはやっぱり、あまりに自分たちのこと、あまりにも日本の内向きのことばかり考える、上から下まで。自分のことだけでなく、広がりをもった日本をつくっていただきたい。」「何でも見てやろう、何でもやってみよう。そういう意気を持って、若い人には生活していただきたい。本当に人間とはどんなものなのか、どういう人がいるのか、自分の仕事はどういうものかということを、肌で感じて考えてほしい。」「向き合って、ぶち破いていかないとね。向き合って進んでくださいということですよ。乗り越えるためにあるの。危機とか難局というのは。」】
92歳で亡くなった豪傑は、示唆に富んだ名言を自らの行動を伴い残しました。

カテゴリ:政治・国際状況

グローバルサウス

2023.10.14

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こんにちは。
グローバルサウス(インドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で、主に北半球の先進国と対比して使われる。)の国々が注目を集めています。権威主義国のロシア、中国、民主主義国の欧米諸国と一線を隔てる国々です。ロシア、中国の「力による侵攻」には反対しつつ、欧米通貨を使用しない等自国を優先する姿勢を保ちながら、外交政策もしたたかに進めています。
そもそも日本も含め、大国は植民地政策で新興国を圧迫した歴史があります。また朝鮮半島、ベトナム、イラク、アフガン、イスラエル戦争では国際法を無視し、自国に都合の良い方法を選択してきたとも言えます。そのように身勝手な国家、集団に頼るのではなく、経験則に基づき国の運営を試みているのです。
自立した国家として、いつまでも従来の米国追従ではなく、日本はこの先どのような外交政策を行っていくべきなのか、グローバルサウスの国々に学び、変化に備えていく時代です。(中日-10.8社説から考える)

カテゴリ:政治・国際状況

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