お知らせ

政治バランス

2024.12.13

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おはようございます。
日本の政治は少数与党の政権で、対話、折り合い、双方の不満顔が存在することで均衡が保たれているように感じます。海外ではシリアのアサド政権が崩壊し、家族もろともロシアへ亡命したとの報道がありました。ロシアの支援が手薄になったところを、反体制武装組織が隙をついたと言われています。シリアにも様々な勢力地図があるため、今までの独裁政治で収まっていたものが、主導権争いに発展するのではないかと危惧されています。
考えてみれば人間(為政者)は妙な生き物です。強い力があれば依存、または屈し、勝てると思えば反旗を翻したり、その都度国民は翻弄され、命を落とす人々も現れます。人間は好戦的と言えますが、戦争を始めれば人間が人間でなくなることも経験で分かっているはずです。それでも止めようとしないのは「愚か」としか言いようがありませんね。
一方今週半ばオスローでノーベル平和賞の授与並びに被団協の田中さんの演説がありました。会場には被爆1世はもちろん4世、そして地元、日本の若い人も集まり平和のため原水爆を語り継いでいくことの大切さを語り合いました。核の脅威がまじかに迫る中、核廃絶に向けて活動することは、未来を担う子どもたちに安全な地球をもたらしていくに違いありません。関心をもって一緒に考えたい重要な人権問題です。
【日本被団協代表委員 田中熙巳さん 「私は長崎原爆の被爆者の一人です。13歳の時に、爆心地から東に3キロ余り離れた自宅で被爆しました。その時、目にした人々の死にざまは、人間の死とはとても言えないありさまでした。誰からの手当ても受けることなく、苦しんでいる人々が何十人、何百人といました。たとえ戦争といえども、こんな殺し方、こんな傷つけ方をしてはいけないと、その時、強く感じたものです。想像してみてください。直ちに発射できる核弾頭が4000発もあるということを。広島や長崎で起こったことの数百倍、数千倍の被害が直ちに現出することがあるということ。皆さんがいつ被害者になってもおかしくない。あるいは加害者になるかもしれない。ですから、核兵器をなくしていくためにどうしたらいいか世界中の皆さんで共に話し合い、求めていただきたいと思うのです。原爆被害者の現在の平均年齢は85歳。10年先には直接の被爆体験者として証言ができるのは数人になるかもしれません。これからは、私たちがやってきた運動を、次の世代の皆さんが工夫して築いていくことを期待しています。人類が核兵器で自滅することのないよう、核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共にがんばりましょう」】

カテゴリ:政治・国際状況

韓国

2024.12.13

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おはようございます。
お隣の韓国が何だか変なことになっています。支持率の低下、北朝鮮との関係性悪化、夫人のスキャンダルと話題に事欠かない状況の中でも、日本とのやり取りは前政権よりもかなり有効的な進展が見られた時でもあったので、先行きが危惧されます。
韓国は以前にも大統領が戒厳令を発布した歴史があります。パク・チョンヒ、チョン・ド・ファン等、自身の政権を維持または新体制を作るため、国会を停止し権力を行使してきました。ユン大統領も様々な影響で自身の政権基盤が揺らいでいる現実を変えようとしたのではないかと推測されています。結局思惑は外れわずかな時間で戒厳令は解除されました。隣国の政情不安を石破政権は注視していますが、アジアの平和を維持していかなければならない大切な時期に、不安材料が増えていくことは世界にとっても良い方向ではないと思います。速やかな終息を願うばかりです。
12月8日は太平洋戦争を日本が始めた日、反戦を唄ったジョン・レノンが凶弾に倒れた日でもありました。世の中に考え方や生き方が異なる人間同士は五万といます。その違いは明らかであるため、何もかもを自分たちの考え通りにしようということは不可能です。その事を弁えた上で価値観の違いを乗り越え、あるいは避け紛争や殺戮とならないように工夫が必要です。人間の長い歴史の中でいまだに使用される「力を使った現状変更」に対し、なおも叫び続けていかなければならないのが、悲しいかな同じ過ちを繰り返す近代人の現状です。

カテゴリ:政治・国際状況

日本の少数与党とアメリカのトリプルレッド

2024.11.22

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おはようございます。
日本では久々の少数与党による運営、アメリカではトリプルレッド(大統領職、上院、下院議会が共和党が占める)が勢いを増しています。日本の政局は自民党の一党独裁政治から脱却し、透明性はあるが各党が折り合いながら政治を進めていくことになります。いわば「誰も(政治家)が不満げな顔つき(内田 樹-中日 視座)」状況が、全うな民主主義を試行錯誤しながら選択出来ていくように感じます。
一方大国アメリカのあまりにも偏った政権運営勢力地図は、イーロンマスク氏、他様々な共和党一辺倒の強硬路線を敷くことで起こる弊害、全世界を揺るがす脅威になりかねません。大国が誤った判断をすることは世界を混乱させます。どうか戦禍の拡大(民主主義国家間の争い)や自国の経済状況優先が招く貧困、移民への迫害による人権侵害、化石燃料の無秩序な掘削再開による地球温暖化の進行など、懸案事項がこれ以上悪化しないように願うばかりです。そのためには人間は個々の関係性、団体の関係性に均衡を保ちながら、自分だけに利益を得ていくような仕組みの構築は避けなければならないと思います。皆様はどうお考えですか?

カテゴリ:政治・国際状況

国政の行方

2024.11.08

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おはようございます。
アメリカ大統領選挙、投開票が終わりました。民主、共和それぞれの力は拮抗し、物価高、権威主義に傾きかけている世界の情勢にも影響が大きいため全世界が注目していました。ハリス氏、トランプ氏ともに自身の政策の合理性と対立候補の批判を繰り返し、世論も「接戦」であることを伝えていましたが、結果はトランプ氏の4年ぶりの返り咲きとなりました。ハリス氏は現政権で不法移民問題、具体性に欠けるプランなどが国民の批判をかってしまったと言えそうです。アメリカ第一主義を掲げるトランプ氏の政策が、政治経済において深刻な事態を起こさなければよいのですが、極端な発言と議会乱入を焚きつけるような人格が大国をまとめていけるのかにも不安を覚えます。
日本は自公政権が過半数を割り、国民民主党は議席で躍進はしましたが、与党協力、野党連合を図らなければ主張する政策は実現するものでもありません。どの政党も妥協と主張を繰り返しながら粛々と政権運営に関与していく必要があります。今の状況を民主制にとって良い状況だと捉える記事があります(視座 11.3中日 内田 樹)。政治家が「同じ程度に不満な顔」をしていることは民主制の理想であると。確かに一党独裁で民衆が歓喜し、間違った世の中が作られた負の歴史は数多くあります。人間が理想を持ちお互いに拮抗している状態は、知的な考えもより研ぎ澄まされていくと考えることも出来ます。
アメリカ、日本そして世界中の一市民が、自分の生活が少しでも良くなることを願い、共鳴する代表、リーダーを選択しようとします。しかしながら自己の利益だけを優先していくことは、決して理想的な民主制とは言えず、私権や私財の一部を手放し、公共に付託することが最後には自己利益として還元されることを伝えたのが、ロック、ホップズだそうです。人間の私欲は中々消え去るものではありませんが、人間社会が成熟した民主制を築いていくためには、長期的な視点で政治を選択していく市民の考え方が重要だと教えられました。

カテゴリ:政治・国際状況

衆議院議員選挙 当日!

2024.10.27

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おはようございます。
今日は衆議院議員選挙の投開票日です。皆様は、誰に、どこの政党に一票を投じますか?子育てに大変な時期ではありますが、子育て支援や福祉、物価高騰、裏金問題、防衛費増額等、話題の尽きない政治の世界です。どんな考えにせよ、今後の皆様と子どもたちの未来を作っていく大切な機会ですので、与えられている選択の権利を行使しましょう。投票は国民の義務でもあります。たとえ政治に期待感を持てなくても候補者、政党の考え、実績を考慮し、選挙に参加できると良いですね。

カテゴリ:政治・国際状況

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