イタリアG7終了
2024.06.24

おはようございます。イタリアで開催されたG7、各国首脳が様々な問題を国内に抱えている状況が表面化したように感じます。ウクライナ、ロシア、イスラエル、パレスチナ、中国、北朝鮮等々が起こすあるいは抱えているの問題に関して、世界は中々一致した問題解決方法を見いだせない状況になっています。
【民主主義体制の先進7カ国(G7)を率いる首脳たちは今週イタリアで会合を開いているが、今回ほど西側諸国の指導者の、国内での立場が弱いことがあっただろうか。政治的なレームダック(死に体)でないのはイタリアの首相だけかもしれず、西側の民主主義は最悪の状態に陥っている。G7各国にはかつて、ロナルド・レーガン米大統領、マーガレット・サッチャー英首相、ヘルムート・コール独首相、日本の中曽根康弘首相、カナダのブライアン・マルルーニー首相、フランソワ・ミッテラン仏大統領のような指導者がいた。そしてその年にはイタリアの首相ももちろんいた。現在、小粒の政治家がそろう中で、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は比較的存在感が大きい。】
苦境にあえぐ民主主義ですが、なんとか打開策を見つけ出していかなければなりませんね。
カテゴリ:政治・国際状況
政治を監視する
2024.06.15



おはようございます。
政治の世界は相変わらず賑やかですね。政治献金、物価と賃上げ、東京都知事選挙(40名程が立候補)、パワハラ政治家等々話題に事欠きません。世界でも極右政党の勢力拡大、自国第一主義や代表者、市民の考え方に偏りが生じているように感じます。
孔子は世の中がおかしくなってきた時に何を優先するか、何を切り捨てるかといった弟子の問いに応えています。
【孔子は「子貢 政(まつりごと)を問う。子曰く、食を足らし、兵を足らし、民 之を信ず、と。子貢曰く、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯の三者に於いて、何をか先にせん、と。曰く、兵を去らん、と。子貢曰く、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者に於いて、何をか先にせん、と。曰く、食を去らん。古 自り皆死有り。民 信ずる無くんば立たず、と」(顔淵篇12-7 原文)
《現代語訳》子貢が為政者の心構えを質問した。老先生はこうおっしゃられた。「民の生活の安定、十分な軍備、そして政権への信頼である」と。すると子貢は質問した。「(食・兵・信の)三者の内、どうしても棄てなければならないとしましたならば、まずどれでしょうか」と。老先生は「軍備だ」と答えられた。子貢はさらに質問した。「では残った二者の内、どうしても棄てなければならないときは、どれでしょうか」と。老先生はこう教えられた。「生活だ。(もちろん食べなければ死ぬ。しかし)古来、人間はいつか必ず死ぬ。(けれども)もし為政者への信頼がなければ、国家も人も立ちゆかないのだ」と(加地伸行訳)】様々な解釈がありますが、要するに「徳性のある政治がすべての元である」ことを弟子に伝えたかったといわれています。果たして世界の政治家たちは徳をもった政治をしているでしょうか?私利私欲に振り回されてはいないでしょうか?現代社会も同様にリーダーが大切な役割を担わなければなりません。そんな思いで代表者である政治家を監視していく必要があります。
カテゴリ:政治・国際状況
東京の行く末
2024.06.07

おはようございます。
現職の元ニュースキャスター「小池 氏」の任期満了を受け、東京都知事選挙が7月7日に実施されます。元ニュースキャスターで立憲民主党「蓮舫 氏」、元航空幕僚長の「田母神 氏」、元歌手現タレント?「清水 氏」、現広島髙田市長「石丸 氏」など多彩な顔ぶれがそろいました。キャスター同士の対決?になるかどうかは小池氏が出馬するかどうかによりますが、一局集中の東京にどのような未来を見据えているのかを注目していきましょう。
カテゴリ:政治・国際状況
台湾情勢
2024.06.02

おはようございます。親日の国「台湾」は中国との関係性、民主主義を貫こうとする姿勢に様々な圧力がかかる中、とても難しい状況になっています。歴史をたどればとても複雑で簡単には解決できない問題を数多く含んでいます。過去に台湾を統治した日本も、責任をもって各国間の調整をできる範囲ですべきだと思います。
【神戸新聞ネクスト - 台湾の大統領選挙が終わり、5月20日、今年1月の台湾総統選挙で勝利した頼清徳新総統の就任式が行われた。就任式には50以上の国と地域の代表団500人が参加し、日本からも30人あまりの国会議員が参加した。対中関係について、頼氏は蔡英文政権が掲げた現状維持路線を継承し、中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しないと述べ、台湾は中国の一部だとする中国側の主張を改めて否定した。一方、台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は21日、頼氏の主張は挑発と敵意に満ち溢れており、必ず反撃して懲罰を与えると強くけん制した。そして、中国は早速それを行動に移した。中国人民解放軍で台湾海峡を管轄する東部戦区は23日、午前7時45分から台湾周辺で2日間にわたる軍事演習を開始したと発表した。軍事演習には海軍、陸軍、空軍、ロケット軍などが参加し、打撃訓練や戦闘準備のパトロール、実戦訓練などが行われ、軍事訓練は台湾の北部や東部、南部の海域、中国大陸が目の前にある金門島や馬祖島など広範囲に及んだ。今回の軍事演習が頼政権を強くけん制するものであることは言うまでもないが、軍事演習の規模やその範囲からは、中国側には台湾統一の選択肢は譲れない、中国は米国の圧力には屈しないという強い姿勢が感じられる。】
新たなリーダー頼清徳新総統の健闘と国民の団結を応援したいですね。
カテゴリ:政治・国際状況
世界の指導者の行く末
2024.04.29



日本の岸田総理、アメリカのバイデン大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領、イスラエルのネタニヤフ首相、韓国のユン・ソンニョル大統領、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記等々、国内外で信頼が薄らいでいく世界の指導者像が浮き彫りになっているようです。強権によって民衆の声をかき消すか、言い訳でその場をやり過ごすか、権力保持のため戦争継続を続け強い政権を装うか、国民を騙し巧みな言動で洗脳するか、なんだか人間の諸悪の根源を見ているようで、末恐ろしくなってきます。
江戸の儒学者佐藤一斎【言志後録 国民の代表である君主、役人は、国民をないがしろにすることは許されません。「私(私心・不公平)」、「邪(不正)」、「蜀(いやしいこと・賄賂)」、「傲(おごり高ぶること・傲慢)」を犯すと災いを招き、「公(公平)」、「正(正義)」、「清(清廉潔白)」、「敬(己を慎み人を敬う)」を良く守れば過失を犯すことはない。】が著書で言う通りです。
人間は権威を得、豊になり、余裕ができることで必ず自分自身を見失うことや、人を見下す、自分が一番正しいといった「私」を人にも押し付ける心が芽生えてきます。自分自身を戒め、立場を弁え、人を思いやる心を忘れてはなりません。
カテゴリ:政治・国際状況