お知らせ

泉人まつり2023×にこにこママフェスタ 5月28日(日曜)

2023.05.25

5月25日 朝
おはようございます。今週末「泉人(せんと)」にて「泉人まつり2023×にこにこママフェスタ(https://niconicomamanetwork.org)」が開催されます。すでに過去10年近く継続している、子育て世代、多世代を対象としたイベントです。「泉人」が新築されて以来、内容は増々充実し、行政、NPOが一体化した事業として春、秋に年2回開催されています。元々は東日本大震災の窮状を何とかしたいと立ち上がった、市民の願いが運営の主旨となっています。今は、それだけにとどまらず子育てに苦心する多くのママ、パパに大きいな支持を得て、来場者は毎年2,000名を下らない状況です。
内容、出展者はチャリティーバザー、子どもたちのダンスイベント、アナログゲーム、会社紹介、占い、子育て支援施設(幼稚園、子育てカフェ等)もブースを設けています。もちろん「キッズガーデンカリヨンの杜」も参加していますよ。様々な情報、子育て仲間にも出会える機会です。ぜひのぞいてみてください。
子育ての苦しさは皆で分かてば半分に、楽しさは数倍にもなって、充実した子育ての方法が見つけられるきっかけにもなると思います。「頼り頼られる」、「救い救われる」関係性こそ、真の自立であることは人間社会では当たり前でなくてはなりません。

夕刻 虐待報道について
子どもたちは安心して自信がついてくると、大人から見て、「やってもらっては困る」、「危険が伴う」、「お友だちが使っているおもちゃを取り上げる」等様々な問題が起きてきます。そのことは人間の成長過程では当たり前に起こることであり、大切なことはその言動に対し、大人がどのような対応をしているかです。
最近保育園での虐待や事故がクローズアップされ、よくニュース報道されています。すべてとは言いませんが、興味本位、投げかけだけの報道も目につきます。報道は子ども問題以外でも、恐怖心、嫌悪感だけを煽るような内容、方法であれば、間違ったメッセージを子育て中の親、地域の住民に伝えてしまうこととなります。報道、表現の自由は保障されなければなりませんが、影響力の大きい報道機関としての「考えと主張」を責任をもって語るべきだと感じます。ただでさえデジタル社会で、かいつまんだような受け止め方をする視聴者も増えています。文字、映像が信用性を欠くようなAI生成画面が横行するような世の中で、ますます規制が厳しくなり、人間同士の不信感が増幅し、子育ても狭い捉え方が横行し、コミュニケーションの幅を欠いていくのではないかと心配になります。
そんなことを思いながら、例えばおかずを中々食べてくれない子どもに、「では、もういいよ」とあっさり切ってしまうのか、成長、習慣のことを考え「このひと切れ、ちょっとだけでも食べてみない」と誘うのかでは大きな違いです。後者を何回もくどく言うのもどうかと思いますが、本人のやる気を誘う言葉は、とても大事だと思います。
反対に「○○を食べないとデザートは食べられないよ」等は、厳しいというよりも、条件づけて子どもを思うままに動かそうとする、大人の意図的な誘導であり、子どもの自発性や人権をくんでいない投げかけと判断されても仕方ないです。プロの保育士が躾と称し、この方法を選択しているならば、子どもにとっては大人の権威に左右され、物事を考える方法を植え付けられていることとなります。要は細かく詳細な配慮があっての保育現場ですので、報道されているような大まかな見方、そして決めつけで「虐待」という言葉を使うのは、詳細を調査していない乱暴な表現と言えます。
子育ての問題は少子化に伴い増々注目を集めています。その状況の中で冷静な気持ちで、浮ついた報道、ネット情報に振り回されることなく、現実の人間同士の関係性の中で考えていく必要があります。視聴者は細かなことよりも「虐待」という言葉に飛びつきそれを鵜吞みにします。「虐待」は身体面ばかりではありません。言葉や何でもない方法に、「子どもを一人の人間として見ているかどうか」、という視点を心に準備しておけば、子ども心を踏みにじり、発達を阻害していくようなことにはならないと思います。

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