水の効用 生き物の扱い
2023.06.27
思う存分 水と遊んでね
水は人気ナンバーワンです!おかげで食欲も疲れもいっぱいです。人間はつくづく体と心をたくさん使うことが大切だと感じます。機械でもそうですが使わないと壊れる確率が高くなります。子どもたちは精一杯与えられた器官を使いこなし、成長へとつなげていかなければなりません。それだけ幼いということは逆に可能性をもっているともいえるのです。かといって英才的で心を伴わない、大人の一方的な押しつけでは、心が屈折したり途中で本人の自立、自律が損なわれる危険があります。あくまで自発的興味に基づく取り組みが第一と言えます。
生き物はそれぞれに自己の生涯を全うすることが大切です。馬も例外ではありません。とても賢く人間にかわいがられ、ともに生きることで生かされていると感じることも多いです。しかし馬は足の骨を折ると、血行が悪くなり苦しむため安楽死させます。馬の体重は300~800キロもあります。その体重を支えるのは4本の足だけであることを思うと、1脚にケガが生じたときの負担は想像できないほどだと思います。多度神社の「上げ馬神事」が動物虐待ではないかと非難を浴びています。数百年も行われてきた人馬一体の行事ですので、一概に否定はできないと思います。昔から競馬、農耕、馬車等で人馬は一体となって生活してきました。それなりの愛着の中で生活してきた尊い仲間でもあるのです。歴史を振り返れば徳川第五代将軍綱吉が発した「生類憐みの令」が有名です。殺生を禁じた極端な法律は、江戸庶民を苦しめ後に廃止されました。
生き物としての人間、人間の都合で捨てられるペット、生きるということはそれぞれの生物種の中で尊いことです。人間が勝手にその運命を決めてはなりませんが、愛おしくかわいがっているからこその「共に生きる」という姿勢には喜びも悲しみも伴うのです。その両方に責任を持ってこそ、生き物を扱う資格が生じると思います。簡単に人を傷つけたり命を奪うことができるような人間を育ててはならないと強く思います。
カテゴリ:生き物と子ども