お知らせ

「不適切保育」についての報道

2023.07.06

おはようございます。今日明日は猛暑となりそうです。こまめな水分塩分補給、休息を心がけましょう。
「不適切な保育」について新聞でもテレビでも扱われることが増えています。それら報道に関し謙虚に耳を傾け、自己の保育について見直していくことが必要です。反面報道に関しても検証し、問題提起の表現に行き過ぎや偏った捉え方、導きがないかどうかを確認していくべきだと感じます。桑名の案件につきましても中日新聞では「ロストチャイルド」においてシリーズで解説されています。子どもや保護者側からの見方が主になりますが、保育者側からもぜひ文字にしてもらえないかと思います。保育の世界をご存じない方にとって、文字表現は実にストレートに受け取られます、まして映像と音声は「酷い」という印象のみ強く心に残ってしまいます。社会情勢や家庭、地域のあり方など、総合的な観点が必要であることを伝えなければ、すべては学校、保育所、幼稚園、公的機関が悪者にされかねません。不適切保育者を擁護するわけではありませんが、本質的な問題を突き詰めない限り、一報道は氷山の一角にすぎません。
本園においては年に2回は「人権擁護セルフチェックシート」を職員ひとり一人が記入し、自己の保育を振り返っています。その結果については評価が必要ですが、個々人の意識がそれぞれ異なるため、私の主観で「深い振り返りである」と考えるものを回覧する(職員)にとどめています。園の保育観はもちろん共有していますが、実践の方法(かける言葉、表現、保育の手順等)は個性があるからこそ、子どもたちにとって良いと言える点も見逃せません。あくまで人として法律、倫理を逸脱することなく、保育者として適切な言動に努めていけるよう、職員と共に考えていける風土を大切にしていくことが最も大切であると考えています。
私たち自身も確固たる保育方針を持つことは必要ですが、「偏る」ことを保護者の皆様にご指摘いただくことで気づけることもあります。どうぞご遠慮なくお伝えください。
今日も元気に1日を過ごしましょう。行ってらっしゃい。

カテゴリ:子育て

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