お知らせ

自分を守る本能

2023.09.05

alt
わたしは たかいところを ねらうの

なんだかたくましく、頼もしくなってきた○○組さん。何でも自分で挑戦する意欲と力が育ってきました。安心できる人、同じ遊びをする仲間、物、環境は、毎日その場所にあり、変わらず存在していること、いつも優しい笑顔と丁寧な言葉がけがあることで心の中に形作られていきます。そんな経験をたくさん重ねていくと、どれかが安心できれば(例えば慣れ親しんでいる保育園の環境に、知らない大人や子どもが遊びに来ても、さほど緊張感は湧いてきません。)感情が大きく乱れることがなくなってきます。子どもたちは無防備であるため、「知っている、知らない」が即恐怖から泣くという感情表現に直結していきます。でなければ命の危険にさらされる可能性が高くなるでしょう。

個々によって「安心」が得られるまでの期間は異なっています。体の発達とは異なり、心は備えられている防御システムを自らが解き放ち、自信をもって前に進んでいけるようになるまで待たなければなりません。月年齢が低いほどこの直観的防衛能力は敏感です。「危ない」、「怪しい」、「恐ろしい」等のネガティブな感情も、人が生きていくうえで必要なのです。ただし絶大な安心を持てる対象(父母)がそばに存在することで、その対象が笑顔で話していれば安心し、怒っていれば緊張するように、信頼できる他者との関係性を基に、発達につれ能力として自己に備えていくのだと思います。

年齢相応に「見る、聴く、嗅ぐ、触れる、味わう」を増やしていき、世の中の様々な事象に触れていくことが、心身ともにたくましく、好奇心にあふれた心、たくさんの仲間を持ち豊かな生活を送れる環境を呼び込んでいくと思います。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

- CafeLog -