お知らせ

一人は全体のために 全体は一人のために

2023.09.06

「夢中で日を過ごしておれば、いつかはわかる時が来る。」坂本龍馬


おはようございます。
国連公海条約、この聞きなれない条約はどこの国にも含まれない海の取り扱いについて定めようとする法律であり、公海は地球全体で約三分の二を占めているとのことです。(中日-視座9.3 目加田 説子)。北朝鮮ミサイル問題で耳にする排他的経済水域(国が管理する海洋)とは異なる空白海域であったが、昨今の温暖化や海洋資源の枯渇を防ぐことを目的として、20年の年月を経て今月20日より署名開放され約60ヵ国が締結(署名・批准・加入・受諾・承認)していくこととなります。
公海条約は資源保護と深海における海洋遺伝資源(動物や植物の、遺伝物質で医療や化粧品の開発で巨大な市場を生む可能性がある)の利益配分を期待している国々の独占所有の防止、途上国への支援という意味も含まれています。国同士が地球環境保護の元、共存を目的としているのであれば現代社会も精神的に進化していると言えるとのではないかと思います。
幕末期「いろは丸沈没事件(紀州藩所有軍艦明光丸と海援隊指揮下の大州藩(伊予国ー愛媛)所有蒸気船いろは丸が衝突し、いろは丸は鞆の浦に曳航中沈没)」で坂本龍馬が「万国公法」を持ち出し、紀州藩から多額の賠償金を得たことを想いだします。未知の体験である福島の処理水放出についても、すべての国に賛同を得られるようにしていくため、日本は責任をもって今後の追跡調査の公表、漁業者はもとより中国をはじめ放出に理解を得られていない国々にも働きかけを継続していかなければならないと考えます。
また、この「誰もが認める」、「皆が理解している」という約束は、子ども時代から学び身につけていかなければならない考えだと思います。成長過程のあらゆる場面において、人と協調し、反目しながら生きる機会はたくさん訪れるはずです。その都度傷つき、打ちひしがれる時もあるでしょう。良し悪しを強制するのではなく、その時に寄り添い、話を聞き、受け止めてもらえることが、やがて正しい道筋や表現の方法を自身で見つける力となります。大きな取り決めも、小さな出来事の積み重ねなのです。「世界全体が幸福にならなければ個人の幸福はあり得ない-農民芸術概論網要 宮澤賢治」を視点に、皆の幸福を考えていかなければなりません。行ってらっしゃい。 

カテゴリ:文明社会

- CafeLog -