お知らせ

合計特殊出生率 1.20

2024.06.07

徳之島 親子山村留学
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様々な市町村が人口減少に対応するため 移住も視野に入れた関係人口拡大を目指した政策を実施しています
長野県阿智村 岐阜県郡上市白鳥町石徹白 福岡県八女 北海道他

おはようございます。
2023年度出生率(合計特殊出生率)が過去最低の1.20となりました。政府の政策は場当たり的対応が目立ち、根本的な解決には遠い距離を感じます。子どもの教育、子育て環境は数十年後に結果が出ます。今慌ててもすでに問題は深く複雑になっています。根本的な解決策は「交流の拡大」しかないと思います。地道にその機会を作っていくことに力を注がなければなりません。6日中日新聞一面で公表された各県の出生率では、東京都でなんと0.995愛知県1.29、多産であった沖縄でも1.60(全国の最高値)となりました。最低と最高を見比べ「出生」、「子育て」のヒントを探ることができると思います。
沖縄県は元々が長寿の県民性が特徴であり、南国らしい豊かで大らかな人格的素養も大きいのではないかと思います。また琉球王国は古来より中国や西欧諸国とのやり取りを、巧みな外交で乗り越えてきた歴史もあります。様々な理由によって、子どもを育てやすい環境を作ってきたと考えますが、やはり基本は人と人とのつながりを大切にしていることに尽きるのではないでしょうか。
【沖縄は婚姻届けを出していない男女の間に子どもが生まれる婚外子も全国と比べて多い傾向にあります(離婚率も高い)。特に10代、20代の婚外子出生率は全国よりも高いです。また、「子どもは宝」という価値観があったり、地域社会のサポートが充実していたりといった原因があります。沖縄の人たちはとにかく子どもが好きです。地域のつながりも強く助け合う精神があります。親戚や子どもの親同士でお互いに支えながら生活しています。子どもたちの送り迎えや買い物までも別の家庭の子どもを一緒に連れて行ってくれる方もいます。出産祝いなどでも多くの方が喜んでくれ、盛大に祝ってくれます。職場でも子持ちの方にはそれなりの配慮がなされ、子どもが熱を出した場合などは嫌な顔せず、子どもの迎えに行くことを許してくれます。むしろ「早く行ってあげなさい」といった雰囲気まであり、周りのサポートが厚い分子育てもしやすく、出生率の高さに繋がっていると考えられます。Re:Okinawa】                                                                    沖縄だけでなく古き良き日本では、隣近所との付き合いをうまく行っていくことで、子育ての楽しさや家族同士の苦楽を分かち合う関係性を保ってきたと思います。形は違っても現代に生きる人々は、「つながる」ことの大切さや快適さに気付き、動き始めている人たちも増えてきました。国の政策やお役所に頼る、公共性に責任を転嫁することばかりを考えるのではなく、自分たちが動くことで、生きることの豊かさ、楽しさ、辛さを分かち合う関係性を作り上げていく時代だと考えます。

カテゴリ:子育て

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