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子どもの力

2024.06.15

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おはようございます。
何十年ぶりでしょうか?東山動物園に行ってきました。1歳3か月になろうとしている孫の動物園引率?です。始まりからお別れまで、実に様々な姿を見せてくれた幼子に、病み上がりにはむしろ効き目の強い良薬となったように感じます。
最初は慣れない場所、人(曾祖母)に不安が先立ち、親の抱っこから離れられませんでしたが、時間の経過、動物への不思議、そして何といっても「歩く」という移動手段を得た心は、大きく弾みをつけそこらじゅうを歩き回る姿へと変わっていきました。子どもが安心感にたどり着いた瞬間からの「生きる力」は凄まじいものです!コアラ舎、ジャガー、キリン、しろくま等、見るものすべてが初めての子どもの眼に、いったいどのような衝撃と感動で映っているのでしょうか?どの動物を見ても今のところ「ワンワン」と言っていますが、頭の中ではその違いをしっかりと捉えていることでしょう。そしてタワーで昼食をお腹いっぱい食べ、展望室に移動したあたりから、ひとりで歩き回り始めました。バランスを崩すとすぐに腰からストンと座り、転倒しない術を既に身につけていることが分かり安心です。本人も時々家族を振り返りながら安心感が保てる距離を測っています。時々家族以外の人に出会いながらいぶかしげな表情をしますが、歩き回る時間はタワーを下り、世界のメダカ館を見ている時も止まることはありませんでした。午後になりどっと疲れが出たのでしょうか、一気に眠たくなりベビーカーに横たわり、そのまま帰宅の途についたのでした。
伸びよう、生きようとする子どもの力は、想像を越える力があります。そのような様子に私たち衰えていくものは、大きな力をもらいます。「この子の成長を見ていきたい」、「一緒に過ごせる時期は大切にしたい」そんな心も芽生えてきます。動物を観て感動する孫、息子夫婦、祖母と共に過ごす時間は、それぞれの年齢にとって力をもらえる瞬間です。人間の家族、共同体はとても大切であることを嚙みしめた1日となりました。

カテゴリ:子育て

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