賑やかな大阪 歴史の奈良 オーバーツーリズム
2025.01.19

なんばグランド花月

平城京跡 復元 朱雀門

奈良国立博物館 仏像館
大学時代の部活動で参集があったため、大阪まで足を運びました。久々の「みなみ(難波)」は人がごった返し、外国人があふれ別世界のように感じました。
特に当てもなかったため、朝一番から「なんば花月」で漫才と吉本新喜劇でさんざん笑い過ごしました。路地に入ればどこもかしこも店、店、店、人、人、人であふれかえっており、人混みが苦手な私にはつらい場所でした。世の中にはなんと人が多いことか?
そんな雑踏から離れ奈良へ向かい、過去に行ったことのある平城京跡の歴史、奈良国立博物館で仏像を観て過ごしましたが、奈良公園界隈はやはり外国人の山、せんべいにつられた鹿たちが道路際の歩道まで入り込み、これも自然の一部である動物との共生という点で考えさせられました。国立博物館内はおそらく奈良公園周辺で一番静寂な場所だったかもしれません。特別展では春日大社の祭礼(春日若宮おん祭)の展示があり、約900年前から行われている由緒ある祭りの歴史を観賞し、仏像館ではやはり1000年程前の仏像の数々を観て過ごしました。厳かな雰囲気はさておき、インバウンドであふれかえる人の山、オーバーツーリズムを実感しに行ったようなものです。何とも複雑な疲労感が身に沁み、速く名古屋へ帰りたくなったのが正直なところです。参りました!
【春日かすが若宮おん祭は、1年に一度、春日大社の若宮(若宮神社)より御お旅所へ若宮神をお迎えし、1日24時間にわたりさまざまな芸能を捧げる祭礼です。御旅所の若宮神のもとに祭礼参加者が詣でる風流な行列や、田楽や舞楽、猿楽などの芸能神事が有名です。平安時代の保延2年(1136)に始まり、古儀の祭礼を守り続けて今年で889年目を迎えます。】
カテゴリ:宗教・文化