春をいとおしむ
2025.05.05

おはようございます。【「兄妹の如く散りゆく山茶花の花びら今日は掃かずにおこう」島田修三 評-「兄妹の如く」という 譬喩(ひゆ-比喩)に注目した。山茶花の花は花弁五枚。それが一ひらずつ時間差で散ってゆく。そこに仲の良い兄妹の離散や死別が、あわれ深く重なっているようにもよめるのだ。中日歌壇4.20 「水あらば覗きこむ性燕来る」髙田正子 評-春になってからは、水が温(ぬく)んできたなあ、そろそろ水草が生えているかも、と覗き込む日々だったことだろう。ある日水をさっとよぎる影が・・・。燕だ!思わず空を仰ぐ。視点の転換が鮮やか。中日俳壇同日】
春を感じる2首(句)です。誰もがきっとこの季節に経験する機会がある自然現象だと思います。そこに「何を思うか?」もちろん人それぞれがあってよいのです。変わりゆく季節、迎える季節、真っ盛りの自然の動きに、何かを感じる日々の余裕と豊かさをもって生きたいと思います。
カテゴリ:生き物・自然・人間