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分断の危機

2025.05.05

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おはようございます。立春から数え88日目が八十八夜です。遅霜ともお別れし米(八十八=米)や野菜の種、苗を植える適期となります。
7月の参議院選挙をにらんだ与党野党の政策模索が続いています。「票摘み?集め」のためには、減税か給付金か、一票を与党野党どこへ投じるのかは国民が握っています。「お金助け」とは何を意味しているのでしょうか?政治の古い体質は残っているとも言えます。政権を取らなければ日本という国のかじ取りはできません。しかし外交も内政問題も難しい局面を迎えているときだからこそ過去の過ちから脱したクリーンな政策集団を実現してもらいたいものです。
超大国アメリカは分裂の危機にあります。不景気に目がくらみ道義的責任を担ってきた大国の誇りを捨て去り(世界保健機関(WHO)とパリ協定からの脱退、トランスジェンダーの権利(英語版)に対する連邦政府の承認と保護の撤回等)、自国第一主義を掲げ、法をも恐れぬ姿勢を国民の過半数が支持し始めているのです。これらは日本人には理解できない歴史の経過から成り立っていることも一因です。元々アメリカのテキサス州、カリフォルニア州は共和国として立国した歴史を持っているのです(中日4.27 視座 内田樹)。アメリカが合衆国である所以です。
この様に揺れ動く「民主主義」の状況の中、日本はますます大国の圧力に屈することなく、主体的対応で臨んでいく姿勢を作り上げていく必要があると思います。明治維新にかけ積極的に海外を視察し、日本の精神を貫こうとした「サムライ」の心はまだ残っているはずです。「仁義礼智信」、「知行合一」、「知良知」等、儒教、陽明学等の中国から学んだ思想を元に、独自に作り上げた道義的責任を遂行していかなければなりません。

カテゴリ:政治・国際状況

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