お知らせ

卒園生、転園生のみなさん3

2023.04.24

24日朝
カマキリ生まれる! すごい数が生まれます
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かわいいですが ピョンっと 跳ねて逃げていきます
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園庭のかわいい雑草と実のなる木の変化
カタバミ(気候に応じ葉を閉じたり開いたり)
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ジシバリ(どんな場所でも生きるタフな植物) 
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マツバウンラン(かわいい北アメリカ生まれの植物)
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ビックリグミ(赤く熟したころ ヒヨドリなどが食べに来ます)  
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イチジク(単位結果性) 受精しないで実をつける(きゅうり バナナ ブドウ等)
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ジューンベリー(ジャムにもできます)
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おはようございます。明日から天気が崩れる予報です。お日様を十分に感じておきたいですね。
さて、園庭でカマキリの子どもが生まれ、子どもたちも観ることができました。きっと初めての経験だったと思います。生まれた数の多さには驚かされますが、この中で大人になれる個体は、それほど多くはありません。自然界はとても厳しく、多くが爬虫類や鳥などの餌食となってしまいます。生態系はこのように捕食関係があるからこそバランスを保っています。時々大発生や大量死などが起きるのも、自然界の掟に従っているといえます。
「自然淘汰」という言葉がありますが、生き物も大自然も何もかもが一方的ではない、存在と消失を繰り返します。人間も例外ではないはずです。ですが、人間は生活を豊かにし、生存をかけて自然を利用します。熱帯でしか生息できなかった稲を取り込み、安定した食料を確保し、結果稲作による水防、恒常的な食糧確保(保存)、土壌の無毒化などを得、干ばつや飢餓などによる食料不足に備えることができるようになりました。日本人にとって大切な米の文化を見直し、極端に欧米化する食糧事情から抜け出し、食料自給率を挙げていくことが、島国日本においては大切な課題となっていく時代だと感じます。行ってらっしゃい。

帰り
今日の写真に描かれている子どもたちの姿は、この時期の成長発達がよく捉えられていると思います。1枚の写真から何を読み取るかは、とても楽しく興味深いことです。「撮影者は何に感動したのだろう?」これが始まりです。私は勝手に想像し、文字にしていますので、間違った解釈をしていることもあるかと思います。ですが、いつもこのように想像力を働かせていると、いつのまにか子どもの心の世界に入り込んでいるような心持になります。
玩具は自分一人で遊ぶ、仲間と一緒に遊ぶ、その時々によっても「何を求めているのか」に左右され、予測が外れる時だってあるのです。しかし、遊んでいる物、場所、周りの人との関りを注意深く見て、考えを巡らせていくと答えに近づいているような気がします。
縄跳び紐、ロープ、食べもの玩具、押し車、ダンプカー、遊具それぞれの写真を見ていると、何かしら仲間や自分より幼い子との関りを持っていることが分かります。まだまだ一人で集中して遊ぶこむことが大切な時期ではありますが、たとえ言葉がなくても顔を見つめ合い、行動を起こすことでお互いが意思疎通しようとする様子が、見て取れます。「縄跳び紐を離さない」等は、「ぼくはきみと一緒にいるよ」のメッセージであり、なかなか来ない仲間をよく見て待っている姿は、「ぼくについてきてくれた きみを大切に思っているよ」、「差し出されたシロツメクサを 心の中のありがとうで受け取る」、「仲間のダンプに 君の車にも入れてあげるよ」と分かち合い、「おにーさんになって ここまでおいで 楽しいよ」、そんな心の言葉が聞こえてきそうです。
園庭という一つの場所で、毎日交わされるコミュニケーションは、確実に仲間への思いや必要性を含んでいます。そろそろ「なのはな組」のみんなは、一人よりも気の合う仲間を求め始めている時期になりつつあります。しかし、まだまだ自分中心でないといけません。この時期は決して学童期以降の我がままとは異なり、発達過程で当然充たされるべき欲求充足であると理解する必要があります。独りよがりなこの時代は一生のうち、今しかありません。他者や自分を傷つけることだけは避け、思う存分自分を押し通していくことが必要な時なのです。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

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