お知らせ

卒園生、転園生のみなさんへ32

2023.06.21

花文字 中国伝統芸術 漢字の書体の一種。漢字の筆画を花、鳥、魚、虫、草、山、水などの縁起の良い文様に置き換え、基本的な漢字字形に従って、絵画と書道を統合して形成した書体

おはようございます。今日も曇りで外で遊ぶには丁度良い環境となりそうです。
【七十二候が夏至の初候に変わり、乃東が枯れていく頃となりました乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあります。ウツボグサは、日当たりの良い山野の草地に群生し、夏至の頃に枯れていきますが、この枯れて茶色くなった花穂が「夏枯草 (かこそう)」です。夏枯草は、古くから洋の東西を問わず漢方として用いられてきました。この生薬を煎じて飲めば、利尿・消炎作用があり、煎液は、ねんざ・腫物・浮腫の塗り薬として、また、うがい薬にも用います。英名は、「all-heal = 全てを癒す」。和名は、花の形が矢を入れる「うつぼ」という道具に似ていることから付けられました。今回の候「乃東枯 (なつかれくさかるる)」は、冬至の初候「乃東生 (なつかれくさしょうず)」と対になっています。】
作日、今日は一般対象の園庭開放日です。昨年お世話になった加藤久美子先生(21日)、児童民生委員さんもいらっしゃり、お母さんや子どもたちと触れ合いの機会を持っていただきます。在園児さんにとっては様々な人に出会えるチャンス、地域の親子さんには、安心して遊べる場所の提供と、子育て仲間との出会い、育児、子どもの発達の学び機会としていただければ嬉しいです。行ってらっしゃい。

夕刻
今日は一般の皆さんのための園庭開放日でした。4組の親子様、加藤久美子先生、児童民生委員さん、蟹江町サロンの方もご参加いただき、様々な世代と専門家が集まる賑やかな園庭となりました。民生委員さんは年齢でいえば祖父母の世代、専門家ではありませんので、若いお母さま方に対しても遠慮がちです。これで2回目の来園になられますので、前回よりも余裕をもって親と子に関わる様子もうかがえました。子どもたちも大人も、いつもと異なる人や場所の環境に慣れるには時間が必要です。加藤先生にもたくさんの質問をされ一所懸命です。どうぞ肩の力を抜いていただきまして、自然体で楽しい園庭での子どもたちとの時間を楽しんで過ごしていただければ嬉しく思います。人間同士は対面で相手の息遣いも感じながら、笑顔と躍動感の関係性を持続していくことで、仲間になっていくことが可能になります。
江戸時代、庶民の生活は主に長屋と言われる隣近所が間近にある生活空間でした。中央に皆が集まれるようなスペースがあることも・・・、ひとりの問題を皆の問題として、皆の問題を自分事として心配しあっていました。貧しくつつましやかな生活が、そのような相互扶助の精神を生むのかもしれません。現代は情報も何もかも手に入れることは、テレビ、ネット、スマフォで可能になりましたが、一番大事な信頼や親近感を失っていることが増えてきました。私たちの祖先は仲間や隣人に迷惑をかけて村八分(近所付き合いをやめること)となっても、葬儀と火事だけは手伝う(疫病、延焼防止)風習を残しています。対面の付き合いは、最低限のルールを守り、人間同士が生きていくために必要なことだったのです。
人が生きるということは、必然的にどこかの誰かとお付き合いをするということだと思います。付き合いは心の中でいくら理論づけをしてもうまくいかないことがたくさんあります。しかし、頑張っている姿や言葉に触れるだけで、お互いを理解できるきっかけをも見つけることができるのです。意地を張らずまずはその場に身を置くことから始まると思います。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

- CafeLog -