お知らせ

園庭遊び 総決算!

2023.12.28













それぞれの年齢で自分の遊びを見つけ没頭できるようになってきました。もちろん保育士という人的環境も大切ですが、園庭の自然環境と数々の道具、遊具には頭が下がる思いです。今日の写真をご覧ください。大人では規制や思い込みで決してやらないことも、子どもたちの世界では全く境目がありません!この発想、方法の特異性こそ物事を考え組み立てていける力へと育っていくことでしょう。

例えば「描く」。色々な道具(スコップ・おたま)を使っていますよね!その道具に対しどんな力をかければどんな線が地面に現れていくかを試しています。「砂を吹く」吹き加減次第で一気に散ったり、少しづつこぼれていくなど、微妙な息とくちびる操作で素材の変化を楽しんでいます。この力は食事、発声、楽器、言葉の表現方法などに関係しています。「タイヤを積む」2種類の方法に挑戦しています。同じ形のものを積んで行く時に、最初は1本の棒に通していますね、ここで同じ形が重なるとどうなるのかという楽しさや疑問が持ち上がったのかもしれません。白ボールの中に同じ形(相似形)のタイヤを、バランスに気をつけながらたくさん積むことに挑戦しています。「車を押す」慣性の法則ですね。押せばしばらくは車のみで移動していく姿を発見したのですね。今まで何度も車を扱ってきているはずですが、初めてこのような性質に気付くこともあるのです。自分で自分の課題を見つけ、遊びの中で学んでいく、子どもたちが本来持っている力です。遊びの中には「数学」、「物理」、「語学」、「人間関係」、「社会」、「鉱物」、「科学」等、教科学習として小学校以上で学ぶ内容の基本が元々盛り込まれているのです。机上で考えた制度や仕組み、理屈ではなく体験を通じた考え方の基礎は、遊びの中にこそ数知れず存在しています。

2023年も残すところ後3日となりました。日付が変われば様々な状況が変わるわけではありませんが、外的な方法、形から自分自身、他者の内面を変えていくこともできると思います。良いことを探す方が難しい今年だったかもしれません、ポジティブに物事や人をとらえていくことは、古の人々は賢い知恵として言葉に残しています。何千年も前の人間も現代人も文化的?生活レベルは上がったとしても中身まで大きく変わっているものではありません。「愚かな行い」、「目覚ましい活躍」これらに一喜一憂しながら、なおも継続して過ごしていくのが人間のありのままの姿です。であるならばお互いを傷つけあうことはどうしようもない「時間の無駄使い」、「生命への冒涜」と思えてなりません。愚かな繰り返しを性懲りもなく行うことに「恥」の心を持ち、来年を過ごしていきたいと思います。子ども自身がどのように働きかけるかで学べることも異なってきます。どう考えても「子どもは偉大!」だと思えてきます。

以上を持ちまして2023年の締めくくりとさせていただきます。稚拙な文章にお付き合いくださり、心から感謝申し上げます。2024年がご家族の皆様にとって良い年となりますように願っております。ありがとうございました。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

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