お知らせ

こどもの安心と安全

2025.04.21

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新しい環境に慣れてきたとはいえ、行きつ戻りつを繰り返すのが幼さでもあります。見慣れない園長などが保育室に入るものなら、子どもたちの視線は一斉に私に向けられます!「こいつは何者?」、「私に何かしたら、思い切り泣いてやるわ!」と身構えています。他にも私に向けて一所懸命手を振り「(あなたは私に近づかないで、来ちゃだめよ)バイバイ!ね」を伝えます。

何ともかわいらしく、いじらしいではありませんか。毎年同じことを繰り返しているのがこの時期の保育園の特徴です。保護者の皆様!子どもたちの防衛機能はしっかりと働いています、どうぞご安心ください。あと2週間ほどでゴールデンウィークに入ります。収まりかけた警戒心は休み明けにまた復活します。これも全く正常なことです。

それでも子どもたちは「慣れ」が進んでいきますので、少しづつ「命の危機」の確率も減少していきます。これから気を付けるべきことは「疲れからくる免疫力の低下」から「感染症」への移行の流れでしょうか。慣れない生活で身も心も無理をしているため、疲れや体力の低下、様々な細菌への感染、気候の変化などにより体がついていかない状況も生じます。

どうぞその時は無理をせず、ご自宅でお休みいただきたいと思います。子どもたちは体調が悪ければ機嫌が悪くなり不調を訴えます。言語が不十分なため大人がその状態を予測し、慮ることがとても大切です。職場に復帰されたところで順調に日々を送ることが出来れば良いのですが、未熟な成長はそうはさせてくれませんね。0,1,2歳ころはこのような意味で親御さんにとっても踏ん張り時です。でもこの年齢を過ぎれば出口は見えてきます。

どうぞお子様の不安定が保護者様の不安定へとつながらないことを願っています。「子どもは親の言うことは聞かず、親のすることを真似る」、児童精神科医の佐々木正美先生の言葉です。子どもたちが今一番頼りにしているのは、保護者様をおいて他にはありません。子育ては大変ですが、楽しさもたくさんあります。お子様の10年後を楽しみに、今のご苦労をささやかな楽しさに変えていきましょう!そのための応援は惜しみません!

カテゴリ:子育て

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