お知らせ

カマキリの産卵

2025.11.22

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おはようございます。
本園の栗の低木にカマキリが卵を産みつけました。実は1週間も前から栗の木の枝を行ったり来たり、しっくり、安心、危険ではない場所を探しているようで、生き物の子孫継承の場面は、人間に引けを取らないむしろ外敵の多い自然の中では、より慎重な選択をしているように感じました。考えてみてください。カマキリは一度の産み付けで何百もの子どもが孵ります。それでも生まれたばかりに共食いで数を減らし、外敵の食物になってしまう等で、成虫まで生き延びる数はそれほど多くはないはずです(1~3%程度 200匹なら2,3匹)。
初めて産み付けの瞬間を保育士もじっくりと観察できたようで、その慎重さに驚いていました。自然はだからこそ貴重で掛け替えのない存在だと思います。生き物の生死は簡単なことではないのです。まして人間に関しても真摯に生きること、そして死に至ることについて深く思いを馳せていけば、人間同士の争いで命を落とすことが、いかに残忍で無駄なことであるかに考えが及ぶのではないでしょうか?

カテゴリ:生き物・自然・人間

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