お知らせ

全盲のヨットマン 岩本光弘さん

2024.06.24

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おはようございます。
ラジオ深夜便で「全盲のヨットマン 岩本光弘さん」が出演し、その生い立ちや思いを語っていました。
【13歳の時に視力を失い始め、目が見えなくなった16歳の頃、こんな人生なんかつまらない、どうしてこの世に生まれてきたんだろうと思っていました。毎日毎日見えなくなることへの恐怖と不安で心が張り裂けそうになり、こんな自分なんか死んでしまった方が良いとさえ考えていました。どうして自分だけが見えなくならなければいけなんだ、どうしてあの人ではなく自分が....。このように思う自分がさらに嫌になっていました。16歳の夏、とうとう飛び込み自殺を決意しましたが、恐怖で飛び降りることが出来ませんでした。その後、近くの公園で休んでいた時に夢に亡くなった伯父が現れ、『目が見えないことにも意味があるんだ(お前が頑張る姿をみて励まされる人がいるはずだ)』と話しかけてくれました。その後、見えなくなったことの意味を考えられるようになり、少しずつ生きる力を得ることができました。そして、自分自身を愛し、自分自身に『ありがとう』と言えるようになった時、人生が180度転換したのです。勇気を持って色々なことにチャレンジをすることができるようになりました。しかし、2013年に挑戦した辛坊さんとのヨット太平洋横断は、鯨との衝突により途中で断念。再度、山から谷へ突き落とされました。世間からの非難や、ご迷惑をおかけした方への自責の念から、半年間うつ状態に。しかし、周囲の励ましと、この体験でしか得られない気づきを得て、6年後、2019年の再チャレンジでは、成功を成し遂げることが出来ました。どんなに辛いことがあっても、上を向いて歩いていればやがて楽しい時がやって来る。明るい朝が来ない夜などない。暗い夜だからこそ美しい星を見られる。私の実体験から皆様にお伝えできることに感謝いたします。】
確かに物事はだめだと思い、努力を辞めてしまえば、そこからの嬉しさ苦しさ、人との出会や別れもなくなってしまいます。どの道を選ぶかは「自分次第」です。もし諦めかけていることがあったなら、もう少し前向きな気持ちで頑張ってみよう!新たな光が差し込み、道が見えてくるかもしれません!

カテゴリ:生き方

イタリアG7終了

2024.06.24

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おはようございます。イタリアで開催されたG7、各国首脳が様々な問題を国内に抱えている状況が表面化したように感じます。ウクライナ、ロシア、イスラエル、パレスチナ、中国、北朝鮮等々が起こすあるいは抱えているの問題に関して、世界は中々一致した問題解決方法を見いだせない状況になっています。
【民主主義体制の先進7カ国(G7)を率いる首脳たちは今週イタリアで会合を開いているが、今回ほど西側諸国の指導者の、国内での立場が弱いことがあっただろうか。政治的なレームダック(死に体)でないのはイタリアの首相だけかもしれず、西側の民主主義は最悪の状態に陥っている。G7各国にはかつて、ロナルド・レーガン米大統領、マーガレット・サッチャー英首相、ヘルムート・コール独首相、日本の中曽根康弘首相、カナダのブライアン・マルルーニー首相、フランソワ・ミッテラン仏大統領のような指導者がいた。そしてその年にはイタリアの首相ももちろんいた。現在、小粒の政治家がそろう中で、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は比較的存在感が大きい。】
苦境にあえぐ民主主義ですが、なんとか打開策を見つけ出していかなければなりませんね。

カテゴリ:政治・国際状況

「あそぶ」こども おとなの権利

2024.06.24

2つの行事(ぐちゃぐちゃ遊び・パパ育BBQ)を実施しました。
ぐちゃぐちゃ遊びは午前とはいえ気温も高く、わずか1.5時間ほどでしたが、水分補給は欠かせませんでした。しかし子どたちも保護者様も暑さに負けず、思い切り遊ぶ様子はとても見ていて気持ちが良い光景を作り出したのです。

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子どもたちはまずはぐちゃぐちゃ遊びのように「素材」に触接触れ、その感触を視覚、触角、嗅覚などを使って感じます。次に近くにある道具や玩具を使い、そのものを繋ぐ、並べる、載せる、塗る、吹く、なぞる等をして、素材の性質で遊びます。この段階では大人が積極的に形を作る、子どもたちが面白いと感じること(組み立て、積み上げ)を積極的に提示することも必要です。

さらに普段の生活の中で視たり聴いたりしていることを、自分の指、手、腕を使い具体的に再現(表現)しようとします。この段階が「みたて」、「つもり」等の発達段階です。ここで仲間が必要となればお店屋さんの「役割分担」となり、ごっこ遊びへと発達が進んでいきます。

子どもたちの意欲がさらに増していくように、私たち保育者も「今までにない」、「意外性と不思議」、「大人もワクワク!」を大切にしていきたいと思っています。大人が楽しむこと、笑顔たくさんになること、不思議や神秘に目をみはること、この姿勢こそ「子どもたちはよく見て、感じています」。

子どもたちの近くに何にでも楽しみ、興味をもって挑戦していく大人がいることは、子どもたちが生活する環境としてとても大事です。苦しいことが多いのが生きる世界ですから、せめて「人生を面白がる」を忘れたくないですね。その生き方が子どもたちを明るい生き方へと導くに違いありません。

カテゴリ:子育て

梅の剪定と人の成長

2024.06.15

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おはようございます。
地域交流室前の梅としだれ桜を剪定しました。梅は夏冬2回の作業が必要なようです。初夏は実がなり終わった頃に徒長した枝、交差した枝、樹形からはみ出した枝、枯れた枝などを剪定します。切らずに放っておくと、樹形の乱れ、花付き、実成(みなり)の悪さ、病虫害の発生などにつながるため、こまめに施すことが必要です。それでもカイガラムシなどの害虫がつき駆除は毎年行っています。手間がかかる分愛着も湧きますが、春先に見事な花が咲き、その後大きめの実がなればやりがいも感じます。
子育ても手をかけ時間と手間を惜しまずのお世話が必要です。過干渉になりすぎず適度に世話をしていけば、いつの日か立派な実をつけるようになるはずです。危機もあるかもしれませんが、剪定を確実に行うことで自然に伸びていけるようにしてあげたいものです。剪定も様々な方法があります。根元で切り詰めるか、将来伸びる方向を見定めて、右か左かどちらの芽を残すのか、なんとなく子育てに言えることもあるように感じます。樹木も人間も同じ生き物である以上、その樹種や個体の性質を学び、間違いのない育て方をする必要があるのは変わりないですね。

カテゴリ:生き物・自然・人間

政治を監視する

2024.06.15

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おはようございます。
政治の世界は相変わらず賑やかですね。政治献金、物価と賃上げ、東京都知事選挙(40名程が立候補)、パワハラ政治家等々話題に事欠きません。世界でも極右政党の勢力拡大、自国第一主義や代表者、市民の考え方に偏りが生じているように感じます。
孔子は世の中がおかしくなってきた時に何を優先するか、何を切り捨てるかといった弟子の問いに応えています。
【孔子は「子貢 政(まつりごと)を問う。子曰く、食を足らし、兵を足らし、民 之を信ず、と。子貢曰く、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯の三者に於いて、何をか先にせん、と。曰く、兵を去らん、と。子貢曰く、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者に於いて、何をか先にせん、と。曰く、食を去らん。古 自り皆死有り。民 信ずる無くんば立たず、と」(顔淵篇12-7 原文)
《現代語訳》子貢が為政者の心構えを質問した。老先生はこうおっしゃられた。「民の生活の安定、十分な軍備、そして政権への信頼である」と。すると子貢は質問した。「(食・兵・信の)三者の内、どうしても棄てなければならないとしましたならば、まずどれでしょうか」と。老先生は「軍備だ」と答えられた。子貢はさらに質問した。「では残った二者の内、どうしても棄てなければならないときは、どれでしょうか」と。老先生はこう教えられた。「生活だ。(もちろん食べなければ死ぬ。しかし)古来、人間はいつか必ず死ぬ。(けれども)もし為政者への信頼がなければ、国家も人も立ちゆかないのだ」と(加地伸行訳)】様々な解釈がありますが、要するに「徳性のある政治がすべての元である」ことを弟子に伝えたかったといわれています。果たして世界の政治家たちは徳をもった政治をしているでしょうか?私利私欲に振り回されてはいないでしょうか?現代社会も同様にリーダーが大切な役割を担わなければなりません。そんな思いで代表者である政治家を監視していく必要があります。

カテゴリ:政治・国際状況

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