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大切な生き物体験!

2021.06.24

蟹江町には水を好む野生の生き物がたくさん生息しています。川を住処とする魚、亀、蛙。それらを狙う蛇。田んぼには鷺類等比較的大型の鳥類が小魚を狙っています。このことについては、古くからこの土地に住んでいらっしゃる皆様の方が詳しいですね!警戒心が強く、中々間近で触れ合うことはできませんが、都会で見られない姿はとても興味深いです。私の幼少期は西枇杷島の下町、守山区の大森で過ごしました。記憶をたどると小学校3年生までいた枇杷島の方が心に強く残っています。近くに生き物がいないため、自転車で学校の決まりを破り、下小田井という場所まで友だちと虫採りに行きました。覚えているのは上級生がとりもち(松脂)を竹の先に付着させ、高い木の上のセミをとっていた情景、田んぼのあぜ道に足を下ろしたら亀の甲羅の上だったことに気付き驚いたこと、田んぼに入りカエルの卵をとり、お百姓さんに叱られた想い出。大量にとったゼラチン状の卵を家に持ち込んだら腐って母親に廃棄を命じられたこと。どれも私の中の愉快な思い出です。学童期後半に鳥が飼いたくなって、昭和区のおじいさんがジュウシマツの鳥かごを自転車の後部に積んで守山まで持ってきてくれました。私はとても喜んで世話をしました。セキセイインコも飼い繁殖していきました。たくさん孵る雛の中で、足が不自由な雛がいました。コトリ屋さんで薬をもらい、左手にコトリを仰向けに掴み、水に薄めた薬をスポイトで与えていたら、窒息させてしまったのです。私はあわてて飲ますのを止めましたが、小さな雛は私の手の中で静かに目を閉じ死んでしまいました。子どもなりにとても悲しく自分が手を下したことに罪悪感を持ったことを覚えています。思えばザリガニや蛙、蟻などの小動物の命をいとも簡単に奪っていたことと重なりました。生き物と共に過ごした楽しい思い出や悲しい記憶、そんな体験を繰り返し命をとらえ成長してきたのだと感じます。どうぞ、生き物がいる環境、お祭りが残る地域、そんな蟹江町が若く新しい家族にとって、いつまでもふるさとであってほしいと願います。豊かな環境と地域の人々の暖かい心が、保護者の生活と子どもたちの育ちを支えていきます。これからもよろしくお願いします!

カテゴリ:地域の皆様へ!

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