お知らせ

認知力の発達 2歳児クラス

2024.03.17


隠している場面そのものを知らせない方法

どこに隠れているのかヒントをもらいながら予測する力

「隠す、隠れる」、「見つける、探す」、これらの発達は2歳児クラスの子どもたちにとって、まだ完成された発達ではありません。しかし、かなり進んでいることも写真を観れば分かります。宝探しは幼いころ、私よりも年齢が5つ離れているおねーさんと室内で良く行いました。とてもワクワクしあらゆる場所を想像し探した記憶が残っています。隠した者と探す者の微妙な言葉の駆け引き、当たりそうで当らないドキドキ、表情を読み取り場所の見当をつける等、かなり高度な心理作戦を展開し、そのやり取りがとても楽しかったのです。保育園の子どもたちはまだそこまではできませんが、保育者の話を聞き、言葉から回答を導き出しているに違いありません。やり方としては、「想像力」と「記憶」を使う方法があります。前者は今日行われたやり方です。後者は隠す(置く)ところを観ることで、記憶を楽しむ遊び方です。具体的想像力に限度がある子どもたちが、どちらの方法を楽しめるのか、試してみることも発達を知る有効な手段だと思います。「♪ひよこがね おにわでぴょこぴょこかくれんぼ どんなにじょうずにかくれても きいろいあんよが みえてるよ だんだんだーれがみっかった」という童謡がありますが、まさにこのひよこさんの隠しきれなさの状況が発達を示しています。

カテゴリ:発達

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