お知らせ

沖縄慰霊の日

2024.06.29

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おはようございます。
毎年この日については触れるようにしています。「沖縄慰霊の日」、太平洋戦争末期、日本軍の組織的抵抗が終わりを迎えた1945年6月23日は沖縄での戦没者(約20万人以上)を追悼し、平和への願いを新たにする日として定められています。終戦日は8月15日ですが、沖縄の人たちにとってはこの日は忘れてはいけない日となっています。
沖縄は日本で唯一地上戦が行われた場所です。当時の軍部は勝ち目のない戦いに、沖縄を捨て駒とし本土決戦を少しでも遅らせ優位に立とうとしました。窮地に追い込まれた日本兵は住民を巻き込み、あるいは犠牲にし生き残ろうともがきました。戦争は同胞さえ見殺しにしてしまうような人間の残虐性を露にします。
【糸満市の「平和の礎」や「魂魄の塔」では、朝早くから遺族などが訪れ、静かに手を合わせて平和への祈りをささげました。「今、戦争の足音が聞こえる どうしても止めたい」、沖縄戦で祖父母や叔母など30人を亡くしたという今帰仁村の78歳の女性は、「ここからここまでみんな亡くなりました」と礎に刻まれた名前を指でなぞりながら話しました。当時の状況について「米軍が上陸してきたので祖父を中心に避難しましたが、入ろうとした墓にはすでに日本軍が入っていて祖父たちが入ることは許されなかったそうです。糸満のほうに逃げて民家にとどまっていたところ艦砲射撃にあうなどして1人しか生き残りませんでした。母の姉の家族や妹の家族も全滅しました」と話していました。そのうえで「今、戦争の足音が聞こえるでしょう。これをどうしても止めたいです。私は自分の身内から戦争の話を聞いているのでそれを伝えるのは義務だと思います」と話していました。】
このようなお話を語り継いでいかなければなりません。人間は過去を忘れたとき、同じような悲惨を繰り返します。だからこそ毎年同じ事実を、違った形、角度から考え直していく機会を持つ必要を感じます。

カテゴリ:歴史

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