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虫嫌いになる一つの原因

2024.08.25



子どもたちは絵本、お話し、歌、手遊び、人形、ブロック、手作り玩具などの文化的教材に触れることでイメージを膨らませます。そして園庭環境にある自然素材と道具を使い、そのイメージを自分の手足で具体化しようと試みます。分かりやすく言えば、イメージを再現しようとするのです。そのための素材はやはり水や土に変えられるものは見当たりません。どちらにもバランスよく関わることでその意欲が持続されていきます。

また、仲間の介在は自分だけの関り以外の興味も運んできます。大好きな仲間、日頃から遊んでいる顔見知りの関係性は、「安心」といったファーストステップは既にクリアしているため、仲間が触れている、あるいは遊ぶ状況にすんなりと加わることを可能とするのです。

このように子どもたちの世界は、比較的躊躇なく興味ある事物に関わろうとする意欲を子ども自身が持っているからこそ、成長も大きく速く目覚ましいと言えると思います。中には怖がりで神経過敏な方もみえると思います。そのような場合はできるだけ大人は平静を保ち動じない姿勢が必要です。子どもは最も信頼する大人(親、保育者)の様子を見て、物事を判断、行動をも模倣ていることが数多くあります。昆虫をやみくもに怖がったり、気持ち悪いと表情に出し表現することで、子どもも同じ表現で生き物を避ける、必要以上に怖がる態度が身についてしまうこともあるのです。子どもたちはよく見ています。

そのようなことが起きないように「科学知」は必要になってきます。例えば「ハチ」、一言でハチとくくってもスズメバチなどの攻撃性が強く、毒も非常に強い危険なハチもいれば、めったに刺すことのないクマバチも存在します。他にも自然環境の中でクマやサルと目が合ったら目を離さない(睨むのではなく)と言われるのも、動物は自分や子どもの身を守るため、相手の動きに注目しているということです。目を逸(そ)らし、動き(特に速い行動)があるとクマは攻撃と判断し、突進してくることもあります。その場で落ち着いて行動することは中々難しいですが、大声や急速に逃げる等はかえって危険なようです。

自然の中にいることだけでも、子どもたちとっては掛け替えのない成長のチャンスです。しかしリスクも伴うため擁護する大人の知識と経験、適切な助言は必要です。上手に自然とお付き合いし、その素晴らしさ困難も大人として感じる機会がありましたら、ぜひチャレンジしてください。大いなる力はきっと親子が生きていくためのパワーとなることでしょう!

カテゴリ:発達

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