お知らせ

古きものの良さ 新しきものに託すべきもの

2023.07.06

おはようございます。気温も高く湿度も高いですが、晴れ間もありそうですね。
朝の連続ドラマ「らんまん」、江戸明治期を酒蔵一筋で生きてきた万太郎の祖母が、この世を去るまでの激動を振り返り、変わっていく時代に沿い進んで行こうと心を決めるシーンがありました。酒造りの税金を国を動かす原資にしようとする新しいシステムに、新たな当主(万太郎の姉)は組合を作ろうとします、万太郎と祖母は、本家分家の枠を超え、老舗を守るために慣例を度返しし、姉婿(元は使用人)に酒蔵の継承を託します。新たな試みは家制度に沿って我慢し生きてきた人々(分家)の反感を買います。祖母は礼を尽くしながらも世の移り変わりを受け入れ、分家衆に理解を求めます。病に侵された大木(桜)に自分自身をなぞらえ、伐採されることを知った万太郎は、まだ元気な枝を台木に接木し、新たな生命のつながりを祖母と共に喜び合います。伝統の形ばかりではなく、大切な心を伝承していく決意を多世代で感じ見守る姿に、今の世の中に必要な心の姿勢と、生きるヒントをもらいました。行ってらっしゃい。

カテゴリ:生き方

「不適切保育」についての報道

2023.07.06

おはようございます。今日明日は猛暑となりそうです。こまめな水分塩分補給、休息を心がけましょう。
「不適切な保育」について新聞でもテレビでも扱われることが増えています。それら報道に関し謙虚に耳を傾け、自己の保育について見直していくことが必要です。反面報道に関しても検証し、問題提起の表現に行き過ぎや偏った捉え方、導きがないかどうかを確認していくべきだと感じます。桑名の案件につきましても中日新聞では「ロストチャイルド」においてシリーズで解説されています。子どもや保護者側からの見方が主になりますが、保育者側からもぜひ文字にしてもらえないかと思います。保育の世界をご存じない方にとって、文字表現は実にストレートに受け取られます、まして映像と音声は「酷い」という印象のみ強く心に残ってしまいます。社会情勢や家庭、地域のあり方など、総合的な観点が必要であることを伝えなければ、すべては学校、保育所、幼稚園、公的機関が悪者にされかねません。不適切保育者を擁護するわけではありませんが、本質的な問題を突き詰めない限り、一報道は氷山の一角にすぎません。
本園においては年に2回は「人権擁護セルフチェックシート」を職員ひとり一人が記入し、自己の保育を振り返っています。その結果については評価が必要ですが、個々人の意識がそれぞれ異なるため、私の主観で「深い振り返りである」と考えるものを回覧する(職員)にとどめています。園の保育観はもちろん共有していますが、実践の方法(かける言葉、表現、保育の手順等)は個性があるからこそ、子どもたちにとって良いと言える点も見逃せません。あくまで人として法律、倫理を逸脱することなく、保育者として適切な言動に努めていけるよう、職員と共に考えていける風土を大切にしていくことが最も大切であると考えています。
私たち自身も確固たる保育方針を持つことは必要ですが、「偏る」ことを保護者の皆様にご指摘いただくことで気づけることもあります。どうぞご遠慮なくお伝えください。
今日も元気に1日を過ごしましょう。行ってらっしゃい。

カテゴリ:子育て

権威者の間違い

2023.07.04

おはようございます。今日も暑さが続きます。適度に汗をかき体の内液を循環させ、無理のないように冷やしながら、バランスの良い生活が必要な時です。
ワグネルを率いたプリゴジン氏が、ルカチェンコ大統領の仲介によりベラルーシに亡命?しました。2日付け中日新聞(視座 内田樹)では、いずれプーチンの刺客によって暗殺されるだろうと書かれています。我々民主主義国家においては信じられない予測だと思います。理由はロシアを脅かした反逆者である、いち私的軍事組織の首謀者を国家は許さないからです。戦闘で大きな成果をあげたワグネルに対する国民感情に表向きは配慮しながら、実は敵対しようとしたことが、プーチンの権威を貶めたからだと述べられています。あれほど強権的な政権に対し、異を唱えるような団体が出てきたことは、他にも国家や政治体制に関わらず、民間の軍事保持者が存在する現状がなくならない未来を予測しています。
一方中国では一帯一路を掲げる習近平政権の独裁化が進み、国民に文化大革命時におきた「密告(教師や近くに反国家的考えや発言を擦る者の報告)」が起きています。学校に「学生情報員(共産党に協力することで様々に優遇される)」を任命し、反逆の芽を摘んでいるとのこと。まるで太平洋戦争中の憲兵や特別高等警察(特高)のような世界です。一般市民の中に同胞を監視するような仕組みを作ることは、とても恐ろしいことです。これも過去に目を向け反省をできない、愚かな権力者の姿だと思います。
この2つの事実から考えても、国民を翻弄し、ないがしろにしようとする権威はあってはならないと思います。人間は確かに限度を知らず、放っておけば何をしでかすか分からないのが本性でもあります。だからと言って権力を握ったものが、多様な考えを踏みにじり統率していくことが、人権尊重を叫んでいる現代社会において許されてはなりません。行ってらっしゃい。

カテゴリ:戦争

子育てのコツ

2023.07.04

子育てのコツ
梅雨の期間にしては、タイミングよく雨は降ることもなく、外遊び(水)と室内遊びを満喫できています。お外でいっぱい汗をかき体を使った後は、細かなことにも集中し、それぞれの楽しさを感じることができていると思います。月曜日にしてはみな落ち着いているようです。お家でたくさん遊び、甘えさせてもらったかな?子どもたちの心は連続する生活の中で、様々な環境と人に左右され、楽しくもあり、退屈であり、イライラし、爆発的に活動し、静かに自分の世界に入り込むこともあります。様々な面があるからこそ人間ですね。自分自身の中にある様々に今後もたくさん気づいていくことでしょう。今は自身を客観的に見てはいませんが、いつかは自分の欠点や、利点、さらに「私は何者?」に突き当たることでしょう。、その時に考えることができる心の粘り強さを身につけておいてほしいと願います。人生は良いことばかりではありません。そんな歩みを最後まで見届けることができるのも自分自身なのです。

子どもを幸せにするのなんて
とても簡単なことですよ。
親が笑顔なら
それだけで子どもは幸せなのです。
自分が親を幸せにしたと思って
自信たっぷりに育っていくのです。

児童精神科医の佐々木正美さんが残した言葉です。

カテゴリ:子育て

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