お知らせ

蟹江町の発展

2023.08.04


おはようございます。
長野県川上村は前村長がレタス栽培(生産量日本一)を通じて過疎の町を活性化し、新たな価値観を生み出している(中日新聞 ニュースを問う)。レタスによって得た収入で福祉、医療、教育を充実させ、ヘルシーパーク(いつでも利用できる村営福祉課、地域包括支援センター、社会福祉協議会、はり・きゅう施術所、共同浴場、トレーニングルームなど)を一か所に集め、村民が集う場所を提供した結果、医療費が県内で最低額となり、住民利益を大切にすることによって、多世代が安心して暮らせる村に変わっていった。村長の考えは、「欲望/所得 分母を所得にすると欲望は限りなくなる、だから所得を増やすことをやめる」である。
人口減少は今後も止まることはないと思います。どんな社会、どんな生活を望んでいくかは、地方自治の方法選択にかかっています。我らが蟹江町は伝統祭は保存していますが、飛島や弥富のように大きな産業がある地域とは言えません。しかし名古屋駅に近いという利点を持っています。伝統と生活の利便をどのように生かし、より住みやすさを作ってくのか。
400年の歴史を持つ須成祭、水郷文化、小説家、経済人等、古くから残る伝統と人脈を、新しい方向性をもって作り変えていく主体は住民の手によらなければなりません。歴史は固執するものではなく、方法や手段を人脈の中で学び新たな生き方、文化へと作り変えていくことだと思います。「子育てはこうあるべき」、「町政はこうあるべき」、「世の中はこうあるべき」から抜け出し、様々な繋がりを意識していくことから始める必要があります。減っていく人口に抗うのではなく、「小さくても幸せな暮らし」、「豊かな心でいられる生活」を目指していく方法も選択の一つですね。

カテゴリ:地域の皆様へ!

上善水の如し

2023.08.03


長い時間をかけて子どもたちは、素材の性質に慣れ親しみ、その変化と不思議に魅了されていきます。特に水や泥、土は子どもたちにとっては底知れぬ魅力の対象のようです。

「水」は中国の古典においても「老子」がその巧みな性質を詩にしています。「上善如水(最高の善は水のようなものである。万物に利益をあたえながらも、他と争わず器に従って形を変え、自らは低い位置に身を置くという水の最高の善のたとえとしたことば。)」水は量、勢いなどが変化することで岩をも貫きます。かと思えば、熱を加え湯にすれば人間に安らぎを与え、生き物の生命維持にも必要不可欠です。考えてみれば原始生物は海の中で生まれました。本能の奥底で元々住みかとしていた水に対し、愛着を持っていると考えてもうなずけます。

だからこそ子どもたちは、本能で水という素材に、強いこだわりを持っているのかもしれません。水と遊び水に学ぶ、自然の摂理から楽しさと教訓を得て、自らの力に変えていくことが成長につながっていきます。人間も生き物の一端を担っています。いつまでも我々の故郷でもある「水」が、美しく様々な生き物のために維持されていくことを願いたいものです。そのためにも子どもたちは、本物の水に触れ、その面白さ、美しさ、偉大さ、さらに恐ろしさを身をもって経験していかなければなりません。また、大人はその環境を与えることで、自然を大切にできる心、身の安全を守る術を自らの力で育てる機会を与えていく義務があります。

カテゴリ:生き物・自然・人間

科学知に翻弄されない

2023.08.03

モダンタイムス チャールズチャップリン
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おはようございます。台風の影響でしょうか?蒸し暑く不安定な天候が続きます。引き続き熱中症、感染症にお気をつけください。
AIの進歩が驚きと恐ろしさを増しています。学校関係者は作文、論文などがAIによる作成となってしまうことを危惧し、制限を設けようとしています。日本はどちらかと言えば、確かなルールを設ける必要性よりも、その力を利用しようと考えているようです。「一度扉を開けてしまったら、閉めることができなくなるのでは?」中日新聞社説(日曜)に問題提起がありました。
原発事故の汚染水海洋放出も科学的にはIAEA(国際原子力機関)が、安全性を認めてはいます。かといって世界で初めての試みが海洋生物、人間社会に影響を与えないとは言い切れないと思います。温暖化も人間中心で地球規模での考えが不足したがために、起きている環境破壊です。生態系が変わり、人間の生活にも影響を及ぼしています。
今現在この場所で生きていることは、とても分かりやすいため、結果が数十年先のことには人間はとても無防備です。人間は文明を創り出してきたことで、多大の恩恵を受けてきました。しかし、現代社会に現れている様々なひずみについて、不都合なことには触れようとしません。こんなことを続けていけば、いつの日か人類は自分で自分の首を絞めることとなるでしょう。自転車操業のような生活はもうやめにしなければ、チャップリンが「モダンタイムス」で表現した、文明に振り回される人間社会となってしまいます。いや既に病んでしまっていると感じます。
行ってらっしゃい。

カテゴリ:文明社会

クラスター爆弾の非人道性

2023.08.01

8月になりました。毎年やってくるこの季節に、思い出さなければないことは戦争の記憶です。虐殺、玉砕、原爆投下、終戦、シベリア抑留、残留孤児、特攻隊等数々の忘れてはならない出来事があります。人間は歴史に学ぶことで、二度と起こしてはならない戦争について振り返る時間を持たなければなりません。なぜなら「忘れやすい」からです。そして戦争体験者がいなくなることで、その悲惨さ、悲しみを語り継ぐことが難しくなる時代が迫っているからです。目の前で人が殺し殺されることは、生きている期間その衝撃と悲惨さに苦しめられることとなります。これは経験者、様々なメディアからの情報を、「知ろう」という小さな努力をするだけで機会を持つことができます。私自身も戦時下体験はもちろんありません。ですが、名古屋で言えば「ピース愛知資料館(名東区)」、愛知県護国神社、広島、長崎は原爆資料館、沖縄には数々の住民集団自決碑、壕等が「数多くあります。現地に行かなくてもネット検索するだけでも歴史は学ぶことができます。
悪魔の兵器 クラスター爆弾 【オスロ条約(120ケ国が加盟)製造・保有・使用が全面禁止されている】

広範囲の人の命を奪い、施設を破壊する 不発弾は地雷にもなり替わる

ウクライナの戦争は泥沼化し、とうとうアメリカはクラスター爆弾を供与するまでに至りました。その悲惨さ、住民を巻き込むことを承知の上で、民主主義を掲げる大国が行うこととは思えません。私たちは悲惨な歴史を知る必要があります。そうでなければ再び同じことが起きてしまいます。行ってらっしゃい。

カテゴリ:戦争

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