それぞれのプロ意識
2025.08.03

「水遊びの極意」、気持ち良さと素材の性質の追求、これに限ります!子どもたちはおもしろさを感じ、できると判断すれば行動に移すのに時間はかかりません。
水風船、こおり(色付けされた)、道具、はたまた供給源のホースまで遊び道具として使いこなそうとします。その貪欲さにはいつも驚かされます。そして時間が過ぎるのも忘れてしまうほどに、水遊びにのめり込んでいきます。身体もさほど冷えることなく30分ほども遊べるのはやはり外気温の高さのお陰でもあります。
高温多湿は準備と管理さえ行えば、決して怖いものではなく子どもたちの遊び心を満たし、学びにもつながる貴重な機会だと感じます。今後も暑さを増す地球環境とどのように付き合っていくのか、大人の責任は元より、子どもたち自身が自然の世界を守っていく思いを継承していくためにも、今は水でどっぷりと遊んでほしい、そんな願いを持ちます。
今日もたくさんの水の性質を感じることが出来る素材の提供があったと思います。風船の水、風船を通した水の弾力、柔らかなゴムを押すことによって一直線に飛び出す水、絵の具を混ぜれば色とりどりの氷ができ見た目が変わること、お皿やコップが浮くこと、水が入れば沈むこと、その様々な性質を自分の五感を通して感じる機会に出会うのです。
そのどの性質に夢中になれるのか?それは人それぞれの好みによって異なります。遊びこめるものを見つけるのは子ども自身です。そのチャンスを与えるためには、様々な性質が浮かび上がる、たくさんの状況を計画し用意することが大切だと思います。その様な育ちを見通せるように今後も努力していきたいと考えます。
さて、今日はプロカメラマンさんが来園し、子どもたちの様子を撮影していただきました。たまたま2歳のお子様を保育園に通わせている、ママさんカメラマンでしたので、子どもをどのような想いでとらえているのか、保育園の選択はどのようされたのか?そんな対話をしながら本園を振り返ることも出来ました。
中村区在住のその方は、入園前に8ケ園を見学されたそうです。選択の基準は園庭があり広いこと、自宅からの距離、年長まで通えること、電話対応のよしあし等々様々だったとのことです。幼児教育施設は子どもさんが選択することが出来ません。したがってご家族の価値観が、教育保育の機会を決定することとなります。
本当に子どものための「教育・保育」はどんな内容であるのか?ご家族様には是非今後の進路選択に物理的条件(自宅から近い)ばかりではなく、内容の検討を視野に意思決定をお願いしたいと望んでおります。0歳~3歳は人間性と身体の土台の育ち、4歳~就学前までは仲間や協力できる力の育ち、この大きな柱を育てていくことを主眼にした保育施設を、選択できる眼力をお持ちいただけると嬉しいです。
子どもたちが伸び伸びとこの力を伸ばし、人間として対人関係を豊かに過ごしていくには、やはり後天的環境は大切です。「子どもまん中」を行政は叫びますが、その中身についての理解はまだまだご家族に浸透していないのが現状です。
カテゴリ:プロフェッショナル
人間 大谷翔平
2025.08.03

おはようございます。
ドジャース大谷翔平選手は野球を通じ、様々な人間にとって必要な考え方の模範を示していると思います。二刀流、トミージョン手術、様々な苦難を乗り越えるための、計算された粘り強い努力を重ねています。その生き方が野球のプレー、仲間や相手選手、野球界全体の将来までを考える姿勢として現れています。
アメリカの野球では、デットボールを受けたらやり返すことが半ば黙認されているそうです。映像で見たのは対パドレス戦で乱闘寸前の雰囲気を身振り手振りを駆使し、自身が受けたデッドボールに対し、自チーム選手が過剰対応をしないように諫める大谷選手の姿でした。なんとその後にも相手ベンチに近づき知り合いの選手にジョークを飛ばし、MLBオールスターゲームでは、遺恨を残さないようにとデッドボールを投げたパドレスのスアレスと和解する機会を作っています。【米メディア「Sports Center」は、ドジャース大谷翔平投手(31)が、自らに故意死球を与えたパドレスのロベルト・スアレス投手(34)と和解する瞬間を映像で公開した。両者の間には6月19日(同20日)、9回にスアレスが3ボールから大谷の右肩下部へ死球。このシリーズでは死球や厳しい内角球が飛び交っており、大谷自身も同カード2つめの死球となった。この1球が故意死球と見なされ、両チームの間に遺恨が残る形となった。だが大谷は前日14日(同15日)、ベンチでスアレスに近づくと、わざとらしく顔をしかめて死球が当たった右肩下部を押さえておどけて見せた。握手のため右手を出していたスアレスも笑いをこらえ切れず、最終的に2人は笑顔でハグと握手を交わしていた。】
カテゴリ:生き方
ノーベル最年少委員長の来日
2025.08.03

おはようございます。
ノベール平和賞の選考委員長ヨルゲン・フリードネス氏が来日しています。ノーベル財団の職員が受賞先の国を訪問し、受賞者(団体)と会見するのは初めてのことです。注目すべきは彼が学生時代に学んだ広島長崎の悲惨さを忘れず、考え続けてきたことにあります。様々な考えを聴けますが、ここでは抜粋して掲載いたします。詳しくは【https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241210/k10014663801000.html NHKニュースウェブ】をご覧ください。
【フリードネス委員長1「私はこれまでの仕事のほとんどの時間を、テロの犠牲者、トラウマ、証言活動に関わることに費やしてきました。その中で、追悼や記憶、証言の力が、意味のある新しい未来をどのように生み出すかを学びました。意味のある未来を見つけるには、トラウマと向き合わなければなりません。私たちは何が起きたかについて、真実を語らなければなりません。私たちは出来事に意味を与えるだけでなく、学ぶこともできます。そして、それが日本被団協と被爆者が成し遂げてきたことです。彼らは『核なき世界』に向けて進むための道徳的な羅針盤を与えてくれました」2 ノーベル委員会は、世界の安全保障が核抑止力に依存している状況で、私たちの文明が生き残ることができると信じていること自体が甘い考えだと思っています。核兵器は存在すべきではありません。すべての政治指導者、特に核保有国には一歩一歩前進する義務があります。世界の核弾頭を削減し、私たちが抱く『核なき世界』というビジョンに到達するまで必要な措置を取るべきです」3 「核保有国や、核の傘によって保護されている国々は『核のタブー』を守るために必要なすべての措置を講じることに特別な責任があります。核保有国が不確実な事態に踏み込まないよう圧力をかける責任もあります。ノルウェー、日本、そのほかの政府が取るべきは、緊張を緩和し、軍拡競争をやめ、核保有国や別の国が新たに核を持とうとすることを許さないことです。核兵器の脅威を増大させるべきではなく減らす必要があります」4 「これらの肖像画(過去のノーベル平和賞受賞者)が物語るのは、悪、戦争、それに不正義はなくなりませんが、私たちは決して諦めるべきではないということです。核軍縮に焦点を当てることで、政治指導者に圧力をかけると同時に、世界中の何百万もの人々を教育し、努力するよう促すことにもなります。日本被団協、そして、高齢である被爆者が、核廃絶に一生を捧げてきたことが伝えているのは、決して諦めないというメッセージだと信じています」】
カテゴリ:戦争
党の本質
2025.08.03

おはようございます。
石破総理はアメリカ大統領との関税交渉を大筋で合意にこぎつけ、少なからず見通しを待てるようになりました。しかし、自民党内では総理、執行部への責任論(衆議院選挙、都議選、参議院選挙敗北)が高まり、28日には自民党の両院議員総会が開催され、現政権の行方が危ぶまれる状況となっています。
一方首相官邸前では市民が「石破止めるな」と気勢を上げています。内容をよく聞いてみると、決して石破総理自身を支持しているわけではなく、「今までの総理で一番ましである」、「他党では維持できない」、「民主主義を守るため」等、仕方なく声を上げているのが現状のようです。
自民党も「責任を取るのが当然」という議員が多数を占める中、「総理一人に責任を押し付けることは正しくない」といった考えの議員もいるようです。改革を真摯に推し進めようとしている最中の組織一新は、自民党そのものがすでに劣化しているのではないかと思ってしまいます。この三つの選挙結果は自民党そのものへの批判結果であると受け止めてほしいものです。
カテゴリ:政治・国際状況