長崎に原爆が投下された日です。
2021.08.09
おはようございます。今日は長崎に原子爆弾が投下された日です。日本列島の最西端に近い長崎は、異国情緒あふれるとても素敵な街です。幕末には坂本龍馬が、亀山社中(後の海援隊)という会社組織に近い団体を設立した先進的な地域でもあります。数年前にこの地を訪れましたが、長崎原爆資料館を訪れることを優先できなかったことに今も悔いを感じています。長崎は当時のアメリカ軍にとっては第二目標でした。小倉が第一目標だったのですが、天候不順で第二目標の長崎に投下された事実があります。HPなどを見るとその詳細について記載があります。私が最初に思いを持ったのは、福山雅治が歌った「クスノキ」でした。この地に生まれ育った魂は一部が燃えつくされても決して朽ちない。そんな尊厳を伝えています。世の中に訴える力を持った人はそれなりに、被爆者の立場になってしまった人も、それぞれが長崎を懸命に伝えようとしています。自力ではできない人々は支援者が引き出す努力をしています。知らないことはある意味罪なことです。新聞で名古屋へ引っ越した若い方が、8月6日にサイレンが鳴らないことに不思議を感じ、知ってもらう努力を始めたお話が掲載されていました。オバマ大統領、ローマ教皇フランシスコ訪問、対極にあるのは核拡散防止条約に批准しない日本、オリンピックで6日の黙祷を許可しなかった組織委員会、原子力発電の継続です。これらの矛盾をどのように捉えたらよいのでしょうか?理解しよう、広げたいという思いは国策にはならないのでしょうか?どんな理由があるにせよ断固として、最終破壊兵器はこの世からなくさなければならないし、現状で最終処分が不可能な核を使用した文明の維持は、一時停止しなければならないと考えます。人間は間違いを犯します。それは単純な操作ミス、悪意を持った者のボタン操作によって簡単に起こり得ることである怖さを、見つめなおさなければならないことです。
カテゴリ:戦争