お知らせ

ワイアレスな時代

2024.05.11

最近はアナログな世界を新鮮に感じる方も・・・
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ビートルズ サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド  
レコードジャケット
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おはようございます。
最近周りに音が漏れないようにラジオや音楽を聴く必要に迫られ「イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン(耳に挟む)」を購入(2,000円程度)しました。皆様にとっては当たり前かと思いますが、私にとっては画期的な使い勝手に「驚き!」です。カプセル収納することで充電、スマフォと同期するだけで、ラジオはラジコ(無料アプリ)で、音楽は様々な無料アプリで楽しめます。聞き逃してもタイムフリー機能を使えば、いつでもどこでも情報を楽しめることが可能なことを知り唖然としてしまいました。
私は典型的な昭和テクに夢中になった世代です。仲間から借りた大切なLPレコードを、自転車の後部座席に座布団を置き、割れないように工夫し持ち運び、帰宅後真っ先にレコードプレーヤーでレコード盤に針を落とし、大音量でブリティッシュロックを聴きまくりました。何回目かにカセットテープに吹き込み、今度はテープが擦り切れるまで聞き込むのです。この瞬間が何とも言えず充実感を味わえる時でした。正規版は高価なため今池の海賊版ショップまで出向いたものです。輸入盤は若干安く小遣いの少ない学生にとってはありがたいものでした。
この様な音楽に対する執着が、様々な便利機器によって今の時代は逆に持ちにくいのではないか?などと考えてしまいます。何としても聴きたいから仲間に約束を取り付け、相手の都合に合わせる、話をするから自らの音楽のジャンルや、奥行きも広がるなど付加価値も得ることができたと振り返ります。この素晴らしい機器は、その素晴らしさゆえに、多くの人間的努力を犠牲にしているのかも?こんなこと考えるのは私の世代くらいでしょうか?

カテゴリ:文明社会

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