俳句のおもしろさ
2024.07.07
おはようございます。中日歌壇6.30から私の「いいな!」を抜粋しました。
【「窓口でぺこぺこする人怒鳴る人口ごもる人偶(たま)に祈る人」(評)願い出を受け付ける役所の窓口の様だ。卑屈な人、怒りまくる人、口ごもって要領を得ない人は良く見かけるが、「祈る人」は珍しい。何やら不思議の感がただよう。面白い場面を歌った。
「装いの明るくなりて青空にある歩道橋渡る子供ら」「青空にある歩道橋」という構図の大きさにまず感心する。そして「明るく」「青空」「ある」とア音の続く明るいひびき、一首の大らかなリズムが内容を生かして、広やかな空間へ読者を導く。】
様々な人間模様が織りなす風景は、心を和ませ、時には自分の姿、言動を省み反省の一助とすることが必要であることを想いださせてくれます。短い言葉とリズムで表現する俳句は、とても素晴らしい日本の文化だと思います。たまに味わってみるのも良いのではないでしょうか?
カテゴリ:宗教・文化