ぐちゃぐちゃあそびの楽しさ!
2024.10.23







12日に本園で「ぐちゃぐちゃあそび」が開催されました。ご参加いただきました親子の皆様、当日は楽しんでいただけたものと推察いたします。中には初めての感触や大勢(約70人)の人たちと共に同じ活動をすることに驚き、泣いてしまったお子さんもおいでになりました。無理もないことですので、またの機会にぜひ楽しんでいただきたいと願ってやみません。水や絵の具に慣れるのと同じように、場所や人の多さに慣れるのには個人差があります。このようなことはよくあることです。
さて今回はホットケーキ作りがテーマでしたので、手遊び、絵本を読んでもらった後、最初はドングリへの色付けや、いつもの通り、ローラーでグチャグチャ、スポンジでグチャグチャ、絵の具を付けボールをコロコロ等園舎壁面、園庭の起伏を利用した絵の具遊びを展開しました。そして米粉(小麦アレルギー対策)を使い水を混ぜ、伸び伸びトルコアイスのような生地に絵具で色を付け、ビヨーーン!と伸ばして遊んだら、子どもたちは素材のおもしろさに夢中になりあそびに引き込まれていました。時間はあっという間に過ぎ、突き抜けるような晴天の元、楽しく活動を終えることが出来ました。どの子も満足気な表情を見せてくれたことは、主催の村田先生はじめ保育園関係者のこの上ない喜びです。またの機会を楽しみにしたいと思います!
カテゴリ:子育て
孫からのメッセージ5
2024.10.23


おはようございます。
いつものように週末に孫が泊まりに来ました。日に日に成長がみられるのは嬉しいことですが、同時に下の子が生まれた影響で、赤ちゃん返り、少しのことで癇癪を起す、自分でも何が何だか分からない等の状況が増えてきました。家の中にいる時間が長いと悪循環が続くため、天気が良いのも幸いに、早朝、昼間、夕方と日に3度散歩に連れ出しました。外へ出れば見る物、会う人、昆虫、動物、植物すべてが新鮮で飽きることなく時間を満喫している様子で、帰宅しても比較的、食、排泄、睡眠などのリズムが整いやすいのは間違いありません。しかし私たちの体力は限界近くまですり減るのが実態です。正直息子2人は「これほど大変だったかな?」と、忘れてしまった記憶をたどってみるのでした。
しかし幼い子どもはやはり様々を私たちに教えてくれる存在です。「人一人を育てることは大変であること」、「欲求があるのは自然なこと」、「自分だけを見てほしいこと」、「応答をしてもらうことで安定できること」、「身近な大人こそ安心できる存在であること」、「信頼すべき人の表情や表現に敏感であること」等々、子どもが育っていくための出発点は、やはり最も身近において自分を観ていてくれる人の存在であることは間違いありません。祖父母の立場にある私たちも、自らの子どもが親となり、孫という掛け替えのない存在を与えられた家族として、精一杯豊かに育っていけるようにお手伝いをしていきたいと思います。
カテゴリ:発達
日本原水爆被害者団体協議会 ノーベル平和賞受賞
2024.10.23

「本当にうそみたいだ」と頬をつねりながら、涙を流す被団協代表箕牧智之代表委員の姿がとても印象的でした。それだけノーベル平和賞の団体受賞は唐突で驚くべきことだったと思います。過去にも佐藤栄作氏、オバマ氏等の政治家等の受賞が主流でしたが、2017年国際NGO、「ICAN」=「核兵器廃絶国際キャンペーン」が政治と一線を引く平和推進団体として選ばれて以来2つ目の団体受賞となります。
被団協は世界で唯一の原子爆弾被爆国として、その悲惨さを世界へ地道に発信している団体です。その地味な活動がなぜ世界的な平和賞に選ばれたのでしょうか?その意味を当事国として重く受け止めなければならないと思います。政治的に日本は今もなおアメリカの「核の傘」に守られる立場をとっており、「核兵器禁止条約」には不参加です。せめてオブザーバー参加をと願うことが、市民の立場としては納得いく考えだと思うのですが?【歴代総理は、核兵器禁止条約について、これまで次のように説明している。「核兵器のない世界という大きな目標に向け重要な条約だが、核兵器国は1国たりとも参加していない」条約には、アメリカやロシア、中国など、核兵器を保有する国々が参加していない。そこに日本だけ加わって議論をしても、実際に核廃絶にはつながらないというのだ。日本としては、核兵器保有国と非保有国の双方が加わるNPT=核拡散防止条約の再検討会議の枠組みなどを通じて、唯一の戦争被爆国として双方の橋渡しとなり、現実的に核軍縮を前に進めることを優先する立場だ。】
そんな議論をよそにガザ、ウクライナでは今も無差別な爆撃で市民が犠牲になっています。そして解決しない報復の繰り返しはいずれ禁じ手である核攻撃に進みかねない状況を生み出しつつあります。その脅威に歯止をかけるのは、政治だけの世界ではもはや不可能なのかもしれません。この意味においても今回の受賞は、最後の砦である一般市民に訴えかける貴重なチャンスと捉えられているようにも感じます。
人間は叡智ある生き物のはずです。世界で起こっている紛争、気候変動は他人ごとではありません。いつの日か巻き込まれる時がやってくることは、どんなに理屈が正しくても結局のところ戦争は、見境ない殺戮に麻痺する人間の過去の姿が物語り、最近の猛暑、災害などの気象災害で思い知っているはずです。
カテゴリ:戦争