お知らせ

大船渡市の山林火災

2025.03.11

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おはようございます。
岩手県大船渡市の山林火災は命が失われ家屋も消失、広い面積の森、一部住居が焼きつくされました。昨日からの雨雪で炎は収まりかけているようですが、最後まで油断することなく消火活動(火種は根元に残っているため、根周辺を掘りおこし水をかけるコマメな消火作業が必要)に携わる皆さまは、大変な心身のご苦労がおありかと思いますが、どうか地域住民の皆さまの命と財産、そして素晴らしい自然とそこに住む生き物のためご尽力いただきますようにお願いいたします。
被災者の中には東日本大震災の津波で家屋を失い、山側に引っ越した方もいらっしゃると聞いています。能登半島地震においても、復興以前に大雨によって二重の被害を受けた方々も少なくありません。自然の力は容赦がありません。多くの恵みをもたらすと同時に、災害のリスクもあるため、先人の知恵や新たな防災意識を持ち、万が一に備えていかなければならないと思います。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げ、皆様のご健康と早急の復旧を願うばかりです。
【山林火災が続いている岩手県大船渡市でまとまった雨が予想されていることについて専門家は、予想どおりの量になれば地中に雨がしみこみ鎮圧に向けて大きく進む一方、再び晴れの日が続くと落ち葉が乾燥して火災のリスクが上がるため今後も火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。被害が拡大している要因について森林総合研究所の玉井幸治研究ディレクターは空気の乾燥や強風といった火災のリスクの高い状態が続き、落ち葉など地表が燃えただけでなく木の枝葉全体が燃える樹冠火も発生し延焼のスピードが上がったためと分析しています。大船渡市では5日になって雪や雨が降っていて正午までに6ミリの雨を観測したほか、6日の昼までの24時間におよそ40ミリのまとまった雨が降ると予想されています。この雨の効果について玉井さんは「数ミリ程度の雨だと枝葉にさえぎられたり落ち葉を湿らしたりして終わるが、数十ミリ降れば地中に水がしみこんで火種を消すことにもつながる。鎮圧に大きな進展がある」と話しています。そのうえで「この時期はまだ落葉樹が芽吹いていないので林床に届く光の量が多い。晴れた日が2、3日続くと落ち葉が乾燥して再び火災のリスクが上がるため、火の取り扱いには今後も注意が必要だ」と呼びかけています。】

カテゴリ:災害と自然復興

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