あそびを共有して成長!
2025.05.25


おはようございます。
中日新聞に連載(5.14中日新聞)されている「子どもってワケわからん!」で岡崎 勝 氏は、子どもは「なかま」、「集団」の中で育つことが大切であることを分かりやすく説明しています。仲間の中で夢中になって遊ぶことは、様々なリスクである自分勝手、危険、失敗、成功についてともに分かち合い、時に励ましをもらったり、時に強い、速いだけの価値観では仲間を傷つけてしまうことも学んでいきます。多用な人間としての価値観を学ぶ場である子どもだけの世界を大人は保証していくことが必要だと思います。また現代は自分だけの世界で孤立する大人も増え、そのことが子どもへの過干渉を生み出しているとも言えます。大人がこどもを縛り付けることは、子どもの自立を妨げ、他律を促進する結果をも生み出す危険があります。
【-この間子どもたちはどのように変わりましたか。「大ざっぱに言うと子ども時代が長くなったような気がします。大人になりたくないと思っている子も少なくありません。自分のことは自分でやろうと言われても「ママにやってもらうからいいもん」と。高学年でも授業参観で親に手を振ったり、途中で親がいなくなると心細そうにする子も。以前なら幼さを周りからやゆされて恥ずかしいという意識があったのですが。」
-なぜでしょうか。「難しいですが、一つは親との関係の変化です。少子化で子どもを大事にする意識が強まり、しっかりケアしないとうまく育たないのではという親の不安も大きい。気になるのは「子に嫌われたくない」と親が言うこと。子と根気よくせめぎ合ってしつけることを避け、子どもが困っていると代わりにやってしまう。さらに先取りして世話をするので、過干渉になりやすい。今は子どもを自由に遊ばせることが危険視され、子育てにお金とエネルギーを投下しないといい子が育たないという考えが主流です。これには歯止めが利かないのでエスカレートし、塾に行かせ、習い事をさせる。きめ細かい教育サービスを受けるほど、子どもは忙しく、指示待ちの姿勢になり、自立が遅れて本来の生きる力が低下していくように思います。以後はHPをご覧ください。「子どもとの日々を支えつ 東京すくすく(https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/69768/)」】
カテゴリ:発達