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地域で育てる絆!

2025.05.25

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おはようございます。
児童養護施設を地域の人たちが自由に行き交う敷地の中心に据えた「実籾(みもみ)パークサイド」が千葉県習志野にオープンしました(25年3月)。認知症高齢者グループホーム、障害児の放課後デイサービスも共にあり、新たな試みを展開しています【外に開かれた施設とすることで、様々な人と子どもが混じり合い、地域とゆるやかにつながっていく。その中で、子どもたちが当たり前に安心して生活できる場所、そして大人になっても帰ってこられるような家を作りたいと〈福祉楽団〉は考えています。《こここ 福祉をたずねるクリエイティブマガジンhttps://co-coco.jp/news/mimomiparksidehouse/》)。】
養護施設と言えば私たちが子どもの頃は、「悪いことをする子がいる」、「隔離されている」など、決して良いイメージでとらえられてはいませんでした。どうしてそのようなイメージが定着したかは、やはり日本人の様々な人との違いを忌避する「区別」にあったと思います。今では一般の普通の家庭の子どもたちでさえ犯罪に手を染めてしまう時代、何に問題があるのかを特に「報道」関係者は、事実報道ばかりではなく慎重に正確に深く掘り下げた上で(速さだけを価値とせず)、世間に伝える義務があると考えます。
元々優しく共生力を持った民族である日本人であることを、生かせるような環境を作っていくべきだと思います。そういった意味では上記のような共生環境、様々な世代が気さくに触れ合える場所を相応しい立地や行事、環境をもって資金を供出し作り出していくことが、現代の少子高齢社会には必要だと思います。紙面(中日 子育て)中「多様な世代や状態の人たちが開かれた空間で暮らすことにより、支えられる側が時には支える側になる機会も生まれ、役割の創出や自尊感情の回復にも寄与することが期待できる」、「地域の人たちがあまり交流のなかった認知症高齢者や障害者と同じ住民として出会う経験は、偏見や分断の解消につながり、地域共生社会の推進につながる」と上智大学鏑木奈津子准教授は述べています。共生的な社会を目指す場所を考えている人々は他にもたくさんいます。個の生活から少しだけはみ出てみることは、結局は自分たちの豊かな生活として自分に返ってくることを思うと、身近に踏み出せるところを探すことはそれほど難しい事ではないかもしれません。

カテゴリ:福祉

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