夏草や兵どもが夢のあと
2025.12.23
園庭のイチジクにかかった「兵の証」
両親から離れ祖父母宅でたくましく遊ぶ! 孫バカです!だから育つことができるのかもおはようございます。
日没後、車に乗ろうとしたら目の前のイチジクの木に、たくさんのタイヤがひっかけてあるのを観ました。子どもたちがタイヤとイチジクの枝と格闘し、この景観が残ったことを思うと心の中が温かくなりました。枝折れが少し心配!子どものために頑張って!
週末にいつも通り孫が我が家にやってきて、定番の遊びをいくつもこなし、最後はスーパーボールを部屋いっぱいにバラマキ、収集車で集める!で締めです。絵に描いたように昼寝をし損ねた心と身体は、何かのきっかけ(転ぶ、頭を壁にぶつける等)で崩れ母を求める叫び声に変わります。「兵(つわもの)」も最後には我慢した心を「母親」に求めます。幼いなりに仕事や他用で子どもの元を離れている母親の姿を、子ども心はいつもどこかで追っかけていることは紛れもない事実です。その心がどこかで満たされない限りは、「不安(大好きな存在との分離)」がどこかに残ってしまうことになります。
ですが子どもの心は、エネルギーを充填されればまた復活し、外で過ごす力が回復し、その力で自分の成長も後押しできるような心身の体力を、少しづつ育てていくことができるのです。出かける時に母が声をかけても、わざと?見向きもしません!愛らしい表現で寂しさをぶつける姿が、何ともいじらしく感じます!だから目いっぱい受け止め、真剣に遊びます!
暗くなった園庭に浮かぶ「兵の夢跡」は、奥州藤原氏が興亡の末はかなく滅びた姿ではなく、何度も繰り返される生き生きとした子どもたちの足跡だと勝手な解釈をしています。1日が終わればゆっくりと家族の愛にみたされ、そして翌日にはまた力をスキルアップさせ、集団や異なる世界で頑張る頼もしい力となっていきます。
カテゴリ:あそび
RSS 2.0