お知らせ

孫からのメッセージ4

2024.10.11

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おはようございます。
週末に孫と息子、祖父母にて掛川の花鳥園に行ってきました。我が家(守山区)からは片道1.5時間程度で、それほど遠くは感じませんでした。花鳥園は世界のフクロウや鳥がみることができます。また何か所かに鳥が放し飼いされているのも特徴の一つです。野外ではエミューを間近で見たり、飼いならされた鷹やヘビクイワシのショウを見ることもできます。私自身も動物好きのため夢中になってしまいそうで困りました。孫がどんな反応を示すかもとても楽しみだったのですが、意外と強い興味とまではいかず、水槽の魚の方に興味がありそうでした。
帰りは静岡にしかない「さわやか」という人気ハンバーグ屋さんで昼食を採り帰途につきました。孫がいるお陰でいろいろなところに出向くことができます。子どもの体力や意欲、車に乗れば熟睡、食欲、生理様々を自己の育児を追体験するようで、親としてはできなかったこともあることなどを振り返る時間となりました。体力をつけなければ!

カテゴリ:子育て

こどもの世界から学ぶべきこと

2024.10.06



子どもたちはそれぞれの発達段階で、自分の思うように砂場、園庭、平均台、切り株を使い、そこへ自然物と道具を加えることで遊びを見つけ出し、自分の世界へ没頭していきます。そんな時に仲間、発達が先を進んでいる子等が自分なりの感覚や面白さを求めて関わってきます。これは集団で園庭という場所を共有しているから、必然的な出会いとなって相互が影響し合う結果をもたらします。

そこに有る物や新たな素材が持ち込まれるのはもちろんですが、新たな扱い方や考え方も表現される場所に変わっていきます。自分が運んだもの(コップ)をおにーちゃんが使っても、笑顔で慌てることもありません。またおにーちゃんも決してコップを他の所へ持っていってしまうのではなく、平均台の周辺でのみ動かしています。普段から異年齢が顔を合わせ、許しあえる、慈しみ合う関係性が出来ているのでしょうか?比較的異年齢の集団はそれほどトラブルになることはありません。心のどこかに遠慮や優しい気持ちが育っていくからだと推測します。

こうして昨今では失われつつある異年齢集団のやり取りを、保育園内では0.1.2歳の集団の中でつくりだすことが出来ます。昔は町の路地裏でこのような風景がいたるところで見られたのですが、防犯目的、生活変容の影響を受けて、その環境が作り出されるであろう場所へ、大人が子どもを連れていかないと経験できないことになってしまいました。

この様な子どもたち同士の関係性を大切にしていきたいと考えています。それは「人間は人の中で育ち、成長していく必要があるから」です。人間同士が絡めば当然楽しいことばかりではありません。しかし、お互いの存在の違いや異なる考え方を受け入れてこそ、お互いを認め合ったり、距離感を持った付き合い方を見つけだすことが出来ると思うからです。子どもたちにはその機会が必要です。人間と生き物の世界から遠のき、機械化、効率化した社会では子どもが「人間同士のやり取り」を学ぶ機会が減っていきます。最も危惧すべきことです。

地球上の様々な紛争は、多くの人命を奪う結果ばかりが浮き彫りになっています。人間同士も人間と動物、生き物も「違い」に対しては、ある程度の距離を置かなければ解決できないこともあります。「問題をいったん棚上げにする(尖閣問題-日中国交回復時に周恩来がこの問題に触れないことを提言)」ことも人間の知恵だと思います。

【抜粋 「力ずくの戦いは道に反する」「不争の極意」
「不争の徳」を説いた老子はまた、次のような言葉で不争の極意を教えています。「吾不敢為主而為客」(吾敢えて主とならずして客となる)自分が中心となって行動しようとせず、「受け身に回れ」と言うのです。つまり、戦争を避けられない状況に陥ったとしても、基本的には「不争」のスタンスでいけよ、自分から攻めたりするなよ、ということ。あくまでも、「戦わないこと」「争わないこと」が“徳”であり“道”だと強調していたわけです。老子によれば、戦いを治められるのは“慈悲”の心だけだと言います。「慈をもって戦えば、勝利し」の言葉からわかるように、相手を哀れみ、いつくしむことができるほうが勝利を手にするのだというのです。】

カテゴリ:生き方

親子 仲間 人間同士の関係性

2024.10.06



さて今日は少し汗ばむ程度のさわやかな秋空の元、子どもたちは本格的にお外遊びができることを、体いっぱい感じている様子が随所に見られました。虫を捕まえるため走る、築山に登る、押し車を思い切りよく押して走る、砂場で集中する等、気候の良さはどの活動をも後押しする力になります。

そして2歳児クラスのみんなは、そろそろお友だちが気になる発達段階を迎えています。大人に甘える時間もまだまだ必要ですが、仲間の遊ぶ場所に一緒に居たい、少し手伝ってみたい、同じことをしたいなどの思いがちらほら見え隠れするようになってきました。「いっしょに」の具体的な方法は、思い付きが多く相手の考えと一致しないことも度々あるため、中々言い出せなかったり、伝えたとしても拒絶されたり怒らせてしまったりもあります。

人間同士はたとえ幼くても「相性」の良し悪しは大人と同じように存在します、だから自然に同じあそびであつまっている2人ないしは集団は相性が良いと考えて問題ありません。まずはその「小さななかま」からが、他者を知っていく、他者を慮る優しさを身につけるためのスタート地点だと言えます。無理に気の合わない集団で、うまくやれる力を求めるのは大人のエゴです。その年齢と発達に見合った仲間集団があればそれでよいのです。

ただ少し考えさせられるのが、その年齢だから「こうあらねばならぬ」といった考えです。必ずしも同じ年齢だから同じことが出来て当たり前と考えることは危険です。子育てはまずは「親子の関係」、「愛着関係の成立」が基本であり土台です。その関係性に不足があれば当然、仲間の行為行動を受け入れることよりも、自分の欲求を満たすことを本人は優先します。できるだけ幼い時にこの愛着関係をしっかりと作っておくことが、結局は仲間を受け入れる、他者の立場に立つ、これらをひっくるめて自律することが早くなることが分かっていることです。

子育て、保育の肝心なところに決して手を抜いてはなりません。手を抜いた分だけ親から離れられなくなるのが、子どもという「ちいさなひと」なのです。0~3、4歳までは親、家族との愛着関係を重点的に育てる期間です。大切なお子様をお預かりする保育園ですが、親の代わりはできません、また集団生活は個人の欲求を完全に満たせるわけでもありませんので、ご家庭でたくさん、たくさん「見つめる」、「スキンシップする」、「話しかける(言葉が理解できなくても)」、「言葉で応答する機会」を確保してあげてください。そんな時間=愛情をたくさん受けてきた子は、とても寂しいですが早く自立していきます。親も子離れの時期が訪れるのです。

カテゴリ:発達

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