お知らせ

素足でいることの大切さ

2024.03.17



子どもたちは園舎内では裸足で過ごします。足の裏はいつも地面に接している、どちらかというと目立たない部位なのですが、実は人間にとって最も大切であると言えます。床につけ地面につけ汚れた場所にも耐え、重さ、暑さや凹凸に対しても実に柔軟です。「足るを知る」、「知足安分(高望みをせず自分の境遇に満足すること)」等の言葉にも使われている足、そして足の裏を大切にすべきだと思います。
子どもたちも素足で過ごすことで、外気や暑さ寒さに対抗できる免疫力、調整力(体温を上げたり下げたり)を身につけていきます。また、フローリングを勢い良く走っても、湿り気のある足の裏は「避ける」、「止まる」等の制御を容易にします。自分の意図した体の動きは足先に最も早く伝わることで、足の裏を使って重い上半身を支え保つことが可能となり、傾いた上半身、あるいは急停止し体が前方へ飛び出そうとする力に耐えるのです。自分からも見えない子どもたちのまだ柔らかな足の裏、これから様々な体験をすることで、きっと強くなっていくことでしょう。

カテゴリ:発達

認知力の発達 2歳児クラス

2024.03.17


隠している場面そのものを知らせない方法

どこに隠れているのかヒントをもらいながら予測する力

「隠す、隠れる」、「見つける、探す」、これらの発達は2歳児クラスの子どもたちにとって、まだ完成された発達ではありません。しかし、かなり進んでいることも写真を観れば分かります。宝探しは幼いころ、私よりも年齢が5つ離れているおねーさんと室内で良く行いました。とてもワクワクしあらゆる場所を想像し探した記憶が残っています。隠した者と探す者の微妙な言葉の駆け引き、当たりそうで当らないドキドキ、表情を読み取り場所の見当をつける等、かなり高度な心理作戦を展開し、そのやり取りがとても楽しかったのです。保育園の子どもたちはまだそこまではできませんが、保育者の話を聞き、言葉から回答を導き出しているに違いありません。やり方としては、「想像力」と「記憶」を使う方法があります。前者は今日行われたやり方です。後者は隠す(置く)ところを観ることで、記憶を楽しむ遊び方です。具体的想像力に限度がある子どもたちが、どちらの方法を楽しめるのか、試してみることも発達を知る有効な手段だと思います。「♪ひよこがね おにわでぴょこぴょこかくれんぼ どんなにじょうずにかくれても きいろいあんよが みえてるよ だんだんだーれがみっかった」という童謡がありますが、まさにこのひよこさんの隠しきれなさの状況が発達を示しています。

カテゴリ:発達

漫画家 鳥山 明さん ちびまる子ちゃん声優TARAKOさん逝去

2024.03.17





ギャグ漫画「Drスランプアラレちゃん」、「ドラゴンボール」など世界の人々に愛された漫画家鳥山明さんが68歳で病気のため亡くなりました。子ども時代誰もが胸弾ませテレビや漫画本で一度は見る、読んだのではないでしょうか?私はどちらかと言えば「アラレちゃん」に馴染みがあります。アラレちゃんはアンドロイドロボットで、力は強く独特な言葉(「んちゃ、キーン、バイチャ、ウホホーイ、ワクワク」)で人々に笑いの旋風を巻き起こしました。また、登場人物が様々で、のりまきせんべい(アラレちゃん製作者の博士)、ガッチャン、みどり先生、あかね(不良娘)、スッパマン(「梅干し食べてスッパマン」が口癖)、ニコチャン大王(地球を侵略に来た宇宙人)等へんてこで多種多様なキャラクターを持つ人々が、ペンギン村という架空の村で共同生活する中で起こる騒動を描いています。40年ほど前のアニメにもかかわらず現代の課題ともいえる共生社会を描き出していることには驚かされます。何せ侵略を企てる宇宙人でさえ仲良く?妥協しあい一緒に生活しているのですから。ドラゴンボールはユーモアも残しながら、「友情」、「夢」、「バトル」等を主題とし少年ばかりでなく大人をも魅了し、ゲームソフトまで販売され一世を風靡しました。また、ちびまる子ちゃんの声を数十年担当してきた声優TARAKOさんも、63歳の若さで病気のため逝去されました、相次ぐアニメ界の訃報に心からご冥福をお祈りするとともに、想像の世界でたくさんの楽しみを与えていただいたことに感謝したいと思います。

カテゴリ:生き方

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