お知らせ

国民の眼差し 悪態に終わりはないか?

2024.03.09

佐藤正明氏 悪態三連発! 喝!!






一連のパー券問題、政治倫理審査会出席、会議公開可否が「すったもんだ」の末、「知らぬ存ぜぬ」の言葉と共に幕が閉じようとしています。何ともスッキリしません。権威を背負った日本の政治家はどこまでも自分事として問題を解決しようといった気概はなかったようです。選挙資金問題は多くの場合結果に大きな影響を及ぼすようです。だからと言って労働者が汗水流した血税、ひとりの社員が生み出した企業利益を使途不明金として記載もなく使用してきたことを、「知らなかった」で済ましてはならないと思います。
保育園、行政の運営も税金で賄われている事業です。しっかりとした説明責任、事故や不正が万が一起こった場合、その償いは指導者、最高責任者が負わなければなりません。頂点である政治機関で起こったことを厳粛に捉え判断していくのも最後は国民の手(選挙)にゆだねられます。真剣に考える必要があります。

カテゴリ:政治・国際状況

環境がもたらす心の変化

2024.03.02



0歳児クラスのお友だちが広い園庭に出ると、最初は何をしようかなと立ち止まる姿も見受けられます。保育士が春を見つけ誘ったり、楽しそうにしている保育士の様子を見せることで遊ぶ気持ちを耕す必要もあります。なんといっても生まれてまだ2年にも達していませんので、あまりにも大きな対象、環境には戸惑うこともあるのです。                                        保育室にいる時は逆に走ったり、盛んに歩き回るなどが見られます。これは自分自身の「ここには何々がある」の記憶が定着しているからだと推測します。壁、おもちゃ、椅子、つくえ、畳などのいつも近くで見ている環境の存在は、心にゆとりを生み出します。私たち大人でも広い環境が、かえって落ち着かなかったり、声や音の反射も少ないため不安を感じることもあります。しかし2歳を超え園庭での経験が増えてきますと、自然に興味ある対象を記憶し、新しい物事に出会っても平気になっていきます。むしろ「ワクワクがとまらない」様子に変化していくのです。その昔3歳児の子ども集団と園庭で遊びをしたことがあります。「さあ、今から鉄棒にタッチして先生のところまで戻ってくるよ!よーいいどん」とタッチあそびをしたところ、子どもたちは鉄棒や周辺の遊具への欲求が優先し、戻ってはきませんでした。そんな光景から「3歳児の発達」を学びました。

子育て、保育においてまず大切なことは、子どもたちの心の中で頼りにしている「安心」なのです。安心と一言で言いましても、様々な「安心」があります。人、場所、雰囲気、気候(気温)、匂い、素材等様々です。子どもたちは人の安心を確認すると、次は場の安心へと視野が広がります。こうして少しづつ「安心」は広がり、本来持っている奔放で自由な遊び心が発現していきます。怖がりの子、大胆な子、性格も様々なため、私たちはその子にマッチした「安心」を配慮していきます。時間がかかってもそのスピードこそ個性であると認め、無理なく進めていくことが、ひとりの子どもの視野を広げ、発達を支えていくことに繋がります。特に乳幼児期は「十把一絡げ」ではうまく育っていくことができません。

カテゴリ:子育て

楽しみな

2024.03.02

映画「鬼太郎誕生」
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「総員玉砕せよ!」 水木しげる氏の戦争体験を描いています
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おはようございます。
現代はウェブでも新聞やニュースが読めることもあり、新聞そのものを紙で読んでいる方も減ってきているのではないでしょうか?私も元々は新聞に目を通す方ではありませんでしたが、年齢を経るに従い読むようになり、今では毎朝の「ちょい読み」は欠かせません。限られた時間(数分)ですので、じっくり読み返すのは切り抜いた保存片や土日になります。しかしざっと目を通してしまうだけではもったいない記事もたくさんあります。新聞が提供する話題は論説者の考え方も反映されているため、その考えに基づいて自分の考えを整理していくことができます。大体が文章に強い人たちですので「納得」してしまうことが多いのですが、心の中で抵抗もしてみます。いずれにしても紙だからこそ心に残っていきます。
2.23(祝)のカルチャー面はとても興味深い内容でした。《エッセー心のしおり「あの日の追憶」、《映画「鬼太郎誕生」大ヒットの訳》
小説家の前川ほまれさんが能登半島地震、東日本大震災などで被災した人々(サバイバーズ・ギルト=生き残った罪悪感)に向けて伝えた言葉「一つだけ被災した人々に伝えたい言葉がある。あの元日を生き抜いた自分自身を、どうか後から責めないでほしい。あなたが今生きていることは、まぎれもなく尊い。」がとても心に響きました。
「ゲゲゲの鬼太郎」はまさに私の少年時代、盛んに放映された妖怪漫画です。作者の水木しげるさんは壮絶な戦争体験の持ち主です。現代にも通ずる人間の業や犠牲が表現されていることが、この作品の最大のテーマではないかと思います。子どものころテレビを見ながら「ねずみ男の意地汚さと優しさ」、「鬼太郎の正義感と弱さへの優しさ」、「登場する人間の悲哀」、様々な感情を育ててもらったように思えてなりません。ぜひ今一度見てみたいと思っています。(「PG12指定」小学生以下が見る場合は保護者の助言が必要)

カテゴリ:宗教・文化

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